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No.415 騎士ガンダム戦記 フェイズ246「ついに発覚!リーナスの正体!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年01月26日 (月) 22時14分 [返信]

レイブンの秘密アジトに潜入したリーナス。そこで彼女は「ジオン族極秘計画 ホムンクルスR製造日誌」と言うノートを発見、読んでいた。どうやらそれは誰かの複製・クローンを製造していたものらしい。

リーナス(さて・・・次だ!急いで読まないとあいつが帰ってくる!)
と言う訳で急いで読む。

「C月J日、ファイズ島から出て1ヶ月未満だが見に行ってみた。彼女は何の問題も無く幼女に成長している。このまま正常に成長して欲しいものだ。今現在私はグレムリー公国にいる。現在我がジオン族リグ地方部隊はそこで再編中だ。再編には時間がかかりそうだ。開発コード「R」。これの完成はまだまだ先かもしれないがやってのけてやるさ。」

「C月N日、グレムリー公国の支配者ギレン王に例のホムンクルス計画のことを話した。これは私と今は亡きジークジオン様、そしてジオン親衛隊隊長ゼノンマンサ以外は誰も知らない超最高機密だがもう私しかこの計画を知るものはいない。だから一応ギレン王のみに話しておこう。彼にはリグ地方を制圧できる最強の秘密兵器だと話してあるがそれは違う・・・」

リーナス(待ってよ・・・そのホムンクルスは一体・・・ファイズ島・・・Rって言うのは一体どういう意味・・・!待ってよ・・・まさか・・・)
リーナスは恐る恐るページをめくっていった。
そこには色々とホムンクルスと言うかクローンの成長記録があった。

「D月D日、グレムリー軍とジオン族の統合再編の真っ只中、ファイズ島に行ってみた。やはり例の幼女は正常に成長している。これは来月が楽しみだ。だが皮肉なことだな。かつて私を封じたあの忌々しいキルケーの女王の複製が私の尖兵にするなんて・・・奴は優秀な魔法使いだ。私を封じるほどにな。」

リーナス(キルケーの女王・・・?私と同じ姿と名前の・・・?まさか・・・!その女王のホムンクルスって・・・!?)
リーナスは震えながらページをめくった。そして魔力クリスタルとやらを移殖した日の記録を見つける。

「E月I日、ついに彼女は10歳程度に成長した。可愛らしく美しい少女に成長した!少しながらも魔力が感じられる。これならば例の魔力クリスタルを移殖出来る!そして私は培養カプセルから出したRにクリスタルを移殖した。クリスタルを粉末化して彼女の腹部と手に注入した。そして死んだように眠ったままの彼女を再び培養カプセルに入れた。ついでに現在の魔法や使い方、世の中の常識も学習しておいた。後は15、6歳ぐらいになったら覚醒するだろう。言語の読み方や喋り方も学習されているから色々とまともに喋れるだろう。それが楽しみだ」

リーナス(まさか・・・)
嫌な予感がする。リーナスはそう感じながらもページをめくっていく。そしてあるページに目が止まる。

「F月A日、彼女は順調に成長している。可愛い少女にな。いいスタイルの美少女になりそうだな。後は来月に覚醒するだろう。そうなるようにしてある。その時、彼女は産まれるのだ。そうだ、そろそろ奴に名を付けておこう。そうだな、あの忌々しいキルケーの女王と同じ名前がいい。そう・・・名はリーナス!リーナスだ!元々あのキルケーの女王であるリーナス・キルケニアスのクローンなのだから。きっと愉快なことになるだろう!大昔この地を治めたキルケー王国の女王の力が今度はこの地方を目茶目茶にする為に使われるなど・・・本当に楽しみだよ!」

リーナス「!・・・」
リーナスは思わず日誌を落としてしまった。そんなバカな・・・そんなことがあるだろうか・・・
リーナス「嘘・・・でしょ・・・こんなのって・・・」
記憶の無い自分がジオン族によって作られた存在であった・・・なるほどだから記憶が無かったというのか・・・両親も帰る家も無かった。自分は記憶喪失では無かった。ファイズ島で目覚めた時点で彼女は産まれていたのだった。やっぱり私はあの時産まれたばかりの存在だったのだ。そう、魔道人造人間として。
リーナス「私は・・・私が・・・クローン人間だなんて・・・」
リーナスはそれまで自分が知りたかった事の事実を知ってショックを受けて、その場に伏せた。
リーナス「私は・・・私は・・・ああ・・・あああああああ!!!」
リーナスは頭を床にたたきつけた。2,3回くらい。だが彼女はすぐに我に帰った。自分の製作記録の書かれた日記が目に入った。続きを読んでみたい。彼女はそう思っていた。
リーナス「続きを読まないと・・・」
リーナスは恐る恐る日記を手に取る。

「G月B日、私はそろそろ出来上がるリーナスを見に行った。彼女は予想通り、あの女そっくりの美少女に成長していた。彼女からは強力な魔力が感じられる。あのリーナス女王と同じくらいの。来週ぐらいには覚醒するだろう。彼女が覚醒する時、それはガイア最期の日となるだろう。そして私の野望と亡きジークジオン様の理想が達せられるのだ!ジークジオン様!見ていてください!」

リーナス「まさか・・・」

「G月C日、ガイア王国がファイズ島に目を向け始めた。奴らに見つかると色々とヤバイ。明日、彼女の培養カプセルを回収しよう。自分で回収したいところだが残念なことに明日、私はギレン王に呼ばれてグレムリー首脳部の会議に参加させられる事になった。止むをえんので部下である騎士ギャンクリーガーらにファイズ島のリーナスの回収を命じた。彼らの一部の者達に僅かながら事情を話して行かせる事にした。ガイアの奴らに回収されないことを祈ろう・・・」

リーナス「私は島で覚醒した日の前の日だ!・・・」
リーナスはドアの隙間から外を覗く。まだレイブンは帰って来てない様だ。今のうちに逃げよう。
リーナス「逃げちゃおう!・・・おっと・・・ウイッグを忘れる所だった・・・!」
リーナスは床を叩いた時に落ちた鬘を被るとそのまま研究室を後にした。

続く




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