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No.414 騎士ガンダム戦記 フェイズ246「謎の研究室と謎のホムンクルス」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年01月22日 (木) 22時55分 [返信]

リーナスは偶然侵入してしまったレイブンの秘密アジトに潜入中だ。

その頃Gセイバーたちは・・・

Gセイバー「リーナス!リーナス!」
ナイトシーカーA「落ち着けって!」
ナイトシーカーB「やめろってGセイバー!」
Gセイバーがうろたえながら岩山を削ろうとする。ナイトシーカーたちはそれを止めようとする。
ナイトシーカーC「誰かに見られたらやばいって!今は潜入中だっての忘れたか!」
Gセイバー「でも・・・リーナスに何かあったら!」
そのときだ。岩山のある部分が光り始める。レイブンとリーナスが消えた辺りだ。
一同「はっ!やばい!」
皆散会して隠れる。
現れたのはフードの人物、レイブンと思しき輩だ。
レイブン「忘れる所だったな・・・」
レイブンは首都とは違うのほうへ向かっていった。
ナイトシーカーA「あいつ・・・どこへ行く気だ?」
ナイトシーカーB「あの方角だと小さな村があったはずです、確かケネディ村だったような・・・」
Gセイバー「あいつ・・・何をしに・・・行ったんだ?」
そしてGセイバーは再び岩山を必死に調べ始める。
Gセイバー「リーナス・・・無事でいてくれ!」

その頃リーナスは・・・

リーナス「よし・・・」
リーナスは研究室に忍び込んだ。レイブンがいない今のうちに色々と調べてやるのだ。
研究室にはいろいろと沢山ある。フラスコやビーカー、様々な書類、本が多数しまってある本棚、壁に貼ってある魔法陣の描かれたポスターなど色々とある。どこと無く怪しげな感じがする。
リーナス「うう・・・何か不気味って感じがする・・・でも・・・!」
リーナスは勇気を振り絞りながら研究室を調べる。
リーナス「これは・・・魔法関係の本かしら・・・えーっと・・・なにこれ・・・ホムンクルス?」
その「ホムンクルス作るか」と言う本によるとホムンクルスとは人造人間の事で錬金術と魔法を駆使して作るという。
リーナス「人を作る・・・か」
リーナスはある本に目を止めた。キルケー文明の研究所がある。だがその隣にはあるものがあった。日誌のようなものだ。どうせ色々と研究しているあいつのことだから何かの研究のノートだろう。だが手に取ったリーナスはノートを見て関心を示した。タイトルは・・・「ジオン族極秘計画 ホムンクルスR製造日誌」
リーナス「ホムンクルスですって・・・ジオン族の極秘計画・・・?ジオンはそんなものを・・・」
リーナスはその日誌を読む・・・そこには・・・

「A月B日 ファイズ島に秘密裏に建設した研究所において例の秘密兵器の製造に入る。私自らが提案した秘密兵器だ。あの忌々しい女の髪の毛を元にしてホムンクルス・・・いや複製人間を生み出してやる。うまくいけばあの女そっくりの複製人間が誕生するだろう。培養カプセルの中でうまく生成されるのが楽しみだ。これが完成すればジオン族の世界征服は達せられたも同然。道のりは険しいだろう・・・だがやってしんぜよう!我を助けてくれたジークジオン様のためにも!」

リーナス「ファイズ島って・・・私が目覚めたあの島・・・?」
ファイズ島・・・リーナスが発見されたあの島だ。そう言えばあの島にはジオン族の拠点らしき所があった。
リーナス「次だ・・・」
日誌にはホムンクルスの製作記録が書かれているようだ。

「A月E日 着手開始から4日後、あの女の毛を入れた。これで複製人間ができるであろう。」

リーナス「あの女って・・・」
リーナスは日誌をいそいそと読んだ。奴が帰ってくる前に全部読まねばならないと思った。そして気になる文面を見た。

「A月J日、古代キルケーの遺跡から奴の魔力クリスタルを盗み出してきた。例のホムンクルス開発に役立つだろう。忌々しいキルケーの女王の魔力が込められた魔力クリスタル。髪の毛にも奴の魔力が少量ながらあった。髪の毛に込められた魔力だけでは低レベルの魔力を秘めているだけになりかねないのだ。」

リーナス「魔力クリスタル・・・ですって?一体・・・あの女王って・・・?」
ページを開いていく。そしてホムンクルスが出来たと思われる文面を発見した。

「B月M日 製造開始から40日後、培養カプセル内部についに胎児が形成された!やったぞ!コイツが成長するのが楽しみだ」

リーナス「ついにホムンクルスが出来たのね・・・でもそのホムンクルスは・・・」
リーナスはページをめくる。

「B月Q日 例の胎児は赤ん坊クラスに成長した。中々可愛らしい顔つきだ。髪の毛はアイツ同様に金髪だ。お楽しみにしていてくださいジークジオン様!最高の秘密兵器が出来上がる時を!あなたの理想を・・・そして私の目標も達してやります!」

「B月T日 ジークジオン様がお亡くなりになったという報告を受けた。バカな!私の計画はどうなるのだ!・・・ならば始めてしまったものはしょうがない。私独自の手でやってやる・・・!」

リーナス「ジークジオン・・・王様が言ってたジオン族の支配者・・・」
リーナスはページを進める。

「B月U日 他の連中は皆逃げ出すという。私は少し残ってやる・・・例のホムンクルスはまだ成長しきっていないのだ。この魔力クリスタルを奴に移殖せねばならないのだから」

リーナス「それほど奴はこのホムンクルスの開発に・・・でも私とこのホムンクルスはどういう関係なんだろ?」
リーナスはそう考えつつもページをめくる。

「B月V日 例のホムンクルスはまだ成長しきっていない。移殖可能年齢である10歳ぐらいまでには3ヶ月ほどかかるようだ。月に2、3歳ぐらい成長するホムンクルス。その間島を離れていこう。新たな潜伏場所を固めねばならない。潜伏場所はグレムリー公国。あそこはこのリグ地方で唯一我々に味方してくれる国家だ。一旦離れておこう。定期的に行って成長を確認しておかねばならない。このままほおって置いても勝手に成長していくのだ。」

リーナス「奴は一旦島を離れたのね・・・」

続く




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