どこかへ向かうレイブンを追跡するリーナスたち。奴は一体どこへ向かうのか?
ナイトシーカーA「奴は・・・どこへ向かうんだ?」 レイブンに気づかれないように彼らは木々に隠れながら進む。 ナイトシーカーB「明らかに首都とは違う方向に向かってますね」 レイブンは首都の西方向へ向かっている。そこに何があるのかは誰も知らない。 リーナス「何があるのか知ってる?」 ナイトシーカーC「さあ?そこまでは・・・」 そしてレイブンはある場所で止まる。岩山だ。10mくらいはある山だ。そして彼は周囲を見る。誰も見ていないと確認したように岩山に向かう。 Gセイバー「一体何を・・・?」 そして岩山のどこかを触ると突然レイブンは岩山に吸い込まれるように消えてしまった。 一同「!?」 Gセイバー達は突然レイブンが消えたことに驚いた。 Gセイバー「奴はどこに!?」 ナイトシーカーA「この岩山・・・もしかしたらただの岩山じゃないんじゃないのか?」 ナイトシーカーB「ありえますね」 Gセイバーたちは岩山に近寄る。そしてレイブンが消えた地点を探る。 ナイトシーカーD「何も無いみたいだな・・・一見ただの岩山だな」 リーナス「でもなんだろう・・・この感じ・・・」 ナイトシーカーA「どうした?」 リーナス「いやね・・・何か魔力みたいな感じがしてくるのよ・・・僅かながら」 Gセイバーは岩山の岩肌を見つめる。 Gセイバー「確か・・・この辺を触ってたな・・・」 そして岩肌に手をやる。だが何も起こらない。 Gセイバー「これは一体?・・・」 ナイトシーカーA「もしかしたら何かに反応する仕掛けか?」 リーナス「となると・・・」 リーナスは岩場を触る。すると・・・ リーナス「あれ?・・・ちょっと?」 一同「!?」 リーナス「あれ〜?」 リーナスはレイブンのように岩肌に吸い込まれるように消えてしまった。 Gセイバー「り・・・リーナス!!」 後に残されたGセイバーたちは戸惑うのだった。
岩山近く
レイブンと彼を追うGセイバーたちをつけている者がいた。 シャドークゥエル「あらら・・・消えちゃったよ・・・」 シャドークゥエルだ。彼は主であるマリオンの命令で司令官レイブンを探っていた。しかしレイブンをつけている者達を察知して彼も少しばかり警戒しながらついて行った。 シャドークゥエル「まさかガイアのスパイがこの国に侵入していたとは・・・報告すべきかな?」 しかし彼は少し戸惑った。報告すると何気に自分と主人がヤバイと思っていた。司令官をつけていたことがばれかねない。 シャドークゥエル「やめておくか・・・しかし・・・例の小娘が・・・」 シャドークゥエルはレイブンとリーナスが消えた岩山を見つめる。 シャドークゥエル「あそこは魔力を持った奴にしか反応しない仕掛けがあるようだな・・・」
どこか
リーナス「いたたたた・・・」 リーナスは尻餅をつきながらどこかにいた。通路のような所だ。石造りの通路には所々に灯りがあった。 リーナス「ここどこ?」 リーナスはとりあえず調べてみることにする。だがここには多分レイブンがいるかもしれない。ばれないようにせねば・・・ リーナス(ここは一体・・・まさか・・・岩山の中って事は無いわよね・・・) リーナスは通路を進む。通路の横には扉がいくつかあった。しかし彼女はその扉に目もくれずに進む。 リーナス(ここってどこかで見たような場所ね・・・) リーナスはそう思った。そう言えばこの間行ったアデレードの森の遺跡に似ているような気がした。ここはまさかキルケー文明の遺跡なのか?リーナスはそう感じながら歩き回る。ばれないように。 リーナス(何だか不安になってくる・・・Gセイバー・・・)
続く
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