リーナスたちはただいまグレムリーに潜入中・・・
リーナス「ダメなのね・・・でもなあ・・・」 ナイトシーカーA「ならば・・・覗き見と言うのはどうだ?」 Gセイバー「覗き見・・・」 ナイトシーカーA「そうだ、砦内部を覗いてやるのさ」 Gセイバー「覗き見って・・・なんかいやらしく聞こえるな・・・」 ナイトシーカーA「敵の秘密とやらを見るんだ・・・何か収穫があるかもしれん」 リーナス「やってみる価値はあるわね・・・」 Gセイバー「それでいいのか?」 リーナス「覗こうがかまわないわ・・・何かわかるかも」
ペズン砦周辺
リーナスたちはペズン砦の近くにある大木に登っていた。大木は全長19mくらいはあるサイズで枝もかなり太い。故にそこにいれば砦を覗き見できることが出来るのだ。 ナイトシーカーB「丁度いい大木があってよかったな」 ナイトシーカーC「さて・・・基地の中を見てみますか」 ナイトシーカーCが望遠鏡を取り出した。そして覗く。覗き見偵察作戦開始だ。 ナイトシーカーC「うむ・・・」 ナイトシーカーCは砦を見る。入り口には兵士ブグたちが警備を固める。そして砦の窓を覗く。マリオンが見えた。 ナイトシーカーC「何か可愛い娘がいるね」 Gセイバー「どれどれ・・・」 同じくGセイバーも望遠鏡で砦を覗いている。ナイトシーカーCの覗いている所を見た。 Gセイバー「アイツはダークウィッチマリオンだ」 マリオンはどうやら部屋で報告書らしきものを書いている様だ。だが書いている最中にため息を吐いた。どうやら彼女も苦労しているようである。 Gセイバー「まあ、あいつの苦労がわかりそうだ・・・」 リーナス「確かに・・・」 二人は幾度無くマリオンと戦ってきた。そして何度も負かしている。だから彼女も失敗続きで色々と苦労しているようだ。Gセイバーは他の部屋も見る。 Gセイバー「お、あそこにいるのはヴィッシュか・・・」 ヴィッシュがとある部屋で闘士ヅダと話し合っていた。 Gセイバー「何を喋ってるんだろうな、あいつら」 リーナス「さあ・・・?」 リーナスも望遠鏡で砦の窓を覗く。彼女の視線の先には腕相撲をする兵士達がいた。 リーナス「ふーん・・・あ」 今度はある部屋を見つけた。机に多数の本やら資料が散らばっているようだ。 リーナス「何かな、あの部屋?書斎かな?」 Gセイバー「あそこに何かありそうだが不用意にいけないよな・・・」 リーナス「突入したいけどダメよね」 Gセイバー「100%ダメだ」 ナイトシーカーC「ん?あれは・・・」 ナイトシーカーA「どうした?」 ナイトシーカーCは入り口付近を見た。入り口付近にはリーナスたち同様にフードを被った何者かがいる。ブグたちが敬礼しながら。 ナイトシーカーC「何者かが砦から出ます」 Gセイバー「何だアイツは?」 ナイトシーカーC「敬礼していた所からかなりの大物みたいですね、上層部の者でしょう」 Gセイバー「ほお・・・上層部か・・・まさか奴がレイブン・・・!」 リーナス「!」 Gセイバー「ただの冗談だよリーナス」 リーナス「むう・・・」 ナイトシーカーA「だが奴がレイブンであろうが無かろうが怪しいな・・・奴の後を付けて見るか」 Gセイバー「だな・・・気をつけろよ、特にリーナス!」 リーナス「了解!」
ペズン砦の外
Gセイバーの予想は当たっていた。そのフードの男こそがレイブンだったりする。 レイブン「さて・・・あそこにいくか・・・」 奴が向かう所は!?
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