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No.406 騎士ガンダム戦記 フェイズ238「キルケー滅亡の原因!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年12月09日 (火) 22時09分 [返信]

リーナスたちがグレムリー公国に潜入している頃、ミガキ博士がガイア城にやってきて例の石版の解読結果を報告した。
それは古代キルケー王国の女王がリーナス・キルケニアスと言う名前であったことが明らかとなった。それを聞いたデルタとネクティスはかなり驚いた。

ミガキ「石版によるとどうやら女王リーナスは強力な魔術の使い手で国王としての素質もあったらしい、王家はどうやら魔力が高いらしいな」
ネクティス「そうなのか・・・ところで・・・リーナス女王はいくつで即位したのですか?」
ミガキ「どうやら石版によると二十歳だとか」
デルタ「ほお、俺達の知っているリーナスよりも上の歳で女王に・・・」
ミガキ「それに、こんな石版もある」
ネクティス「これは!」
ミガキ博士が出した石版にはマギナスカリヴァーを持つ女王が描かれていた。石版にはこう書かれていた。

「今日、私は始めてマギナスカリヴァーを持った、この剣は我がキルケニアス一族の者だけしか持てぬ最強の魔法剣、この剣を持つものこそが王家たる証でもある、私は難なく使えることが出来た。それは私が王家だから。でも力に酔いしれてはならないと父に言われたことがある。この剣はキルケーに危機が訪れたときに使おう。これはキルケーを守る剣なり」

ネクティス「やっぱりか・・・」
ミガキ「こんなのもある」
その石版には女王と青年が書かれていた。その内容はというと・・・

「今日は私は臣下の一人に恋をした。まだ若いものの有能でかっこいい男だ。歳は私と同じく20だという。私は思い切って誰もいない所で彼を呼び、告白をした。彼はかなり驚いた。そしてこんな事を言った。「うれしいですが私のような男など女王様に相応しい者ではありません!これからはこれまで通りでお願いします!申し訳ございません!」と逃げ去ってしまった。やっぱり無理だったようだ。」

デルタ「失恋話かい!」
ネクティス「女王はこんなことまで書くのか・・・臣下に恋したって・・・でも臣下も損したよな・・・権力手に入れられていたのに・・・そんな器じゃないと自覚してたんだな」
ミガキ「・・・実は重要なものを見つけた。これを見たまえ」
ミガキ博士が出した石版は他のと違った感じがした。その石版には町を焼き払う漆黒の怪物が描かれていた。翼を4本生やし、2本の角を生やした怪鳥のような姿だ。顔は何となくMS族に似ている。
デルタ「何だコイツは?」
ネクティス「博士・・・これは・・・」
ミガキ「どうやらこのモンスターこそがキルケーを滅ぼした元凶だ」
デルタ&ネクティス「えっ!?」
その石版の文章はと言うと。

「今日未明、イイーズーの町が突如現れた怪物に襲われたと言う報告が入った。直ちに軍隊を派遣するが手遅れであった。町はほぼ壊滅していたと言う。派遣した軍隊は怪物に返り討ちにされ壊滅した。生き残った者達の話によると怪物はレイブンと名乗っていた」

デルタ「レイブン・・・」
ネクティス「まさかそいつがキルケーを!?」
ミガキ「のようだ」
デルタ「ちょっと待てよ、レイブンってのが襲った町の名前・・・イイーズーって・・・何かイーズ山と名前が似てないか?」
ネクティス「確かにそうですね・・・それで?奴は?」
ミガキ「続きはこの石盤に書かれている」

「今日もあのレイブンと言う怪物は町を襲った。今度はハビクが犠牲になった。奴はこの地を支配する為にやってきたらしい。奴の毒牙にかかり多くの民が命を奪われた。」

石版には村人を血祭りにする怪物レイブンが描かれている。
デルタ「ハビク?・・・ハービック村か?」
ミガキ「キルケーはリグ地方一体を支配していたと言われているからな。きっと地名が変化したのだろう」
ネクティス「続きを」
続きが書かれていた石盤を出した。今度は軍隊とレイブンの戦いのようだ。

「以前私が好きになったあの臣下が自ら軍団を率いてレイブンに戦いを挑みに奴が居座っているガレオ平原に向かった。あの男は馬鹿だ、死にに行くようなものだ。しかし彼は「こんな私でも貴女とキルケーの為に戦ってやります」と言った。そして案の定彼らは帰ってこなかった。返り討ちにあって皆殺しにされたようだ。何でもレイブンは河の流れを変えてガレオ平原を巨大な水溜りにして彼らを溺れさせた。結果、平原は湖になってしまった」

デルタ「好きな臣下がやられたか・・・」
ネクティス「連中を沈めるために水びだしにした平原って今のガレーオン岬か?」
デルタ「あそこって元々平原だったのが湖にされたのか」
次にキルケーの町が描かれた石版を見た。

「いつレイブンがこの王都に現れるか皆不安になっている。これまで数多くの町々が奴に破壊されたのだ。私は今日も皆の動揺を鎮めようと頑張った。私のほうがもっと不安なのだ。この国が滅びるかもしれないと。でも私は負けるわけにはいかない。そして絶対にレイブンを許せない。私の愛すべき民を、臣下を殺し、この国を滅ぼそうとする奴を絶対に許せない」

ミガキ「これは決戦前夜の女王の日誌だ。そしてこの石版が決戦直前に描いたもののようだ」
その石版にはマギナスカリヴァーを持つ王女が描かれていた。

「ついにレイブンが王都に現れた!レイブンは声高に言う。「キルケーの民よ、我に従え!キルケーは我に尽くせ!この国は私が頂く!さもなくは滅ぼしてしんぜよう」とほざいた。悪魔が何を言うか、私はそんな脅しには乗らない。これから私は奴に決戦を挑む。これが最後の日記になるかもしれない。父よ、見ていてください。私はあなたの作り、愛したこの国を護って見せます」

続く




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