グレムリー公国に潜入していたリーナスたちは首都へ潜入するべくペズン砦近くを通過しようとしていた。だがそこに・・・
リーナス(スカーレット!!・・・) Gセイバー(こんな時に厄介な奴が来たー!) スカーレットキュベレイだ・・・こんな時によく見知っている敵と会うとは・・・これはバレる可能性が高い。 ブグ「これはこれはスカーレット様!」 リゲルグ「一体何用ですか?」 スカーレットC「まあ〜暇つぶしって奴よ」 リゲルグ「暇つぶしって・・・」 ナイトシーカーA(コイツ指揮官なのに暇って!?) ナイトシーカーAは心の中で突っ込んだ。 スカーレットC「あら?彼らは?」 ブグ「え?ああ、旅人みたいです」 スカーレットC「ふーん・・・旅人ねえ・・・」 スカーレットは変装したリーナスたちをじろじろ見つめる。 リーナスたちはどきりとしている。変装しているとは言え、いつも戦っているスカーレットはかなり厄介だ。バレる可能性がある。 Gセイバー(バレないように・・・) リーナス(私バレかねないかも・・・) リーナスはかなり心配だった。彼女には強力な魔力がある。魔女であるスカーレットにそれを感知されるかもしれないのだ。 スカーレットC「ふーん・・・あなた・・・魔力持ってるみたいねえ・・・」 リーナス「え・・・ええ?そうでしょうか?」 スカーレットC「あなた・・・もしかしたら魔道師になれる素質を持ってるんじゃない?」 リーナス「え・・・魔道師・・・ですか・・・?」 スカーレットC「あなた・・・色んな所をほっつき歩くよりも私の弟子になって見ない?」 Gセイバーたち「!?」 リーナス「いえ!結構です!」 リーナスは強く拒否した。 リーナス「私はこの方が性にあっているので!!」 スカーレットC「あははは!冗談よ♪冗談♪」 リーナス「え・・・あ・・・はあ・・・」 スカーレットC「なーんかあなたって私の知っている娘と似たような感じがしてたんでねえ」 Gセイバー(ぎくり!) スカーレットC「まぁ勘違いだったわ!」 ナイトシーカーA「それでは・・・我々はこれで・・・」 スカーレットC「え?どこへ行くのかしら?」 ナイトシーカーA「首都へ行こうかなと・・・」 Gセイバー「そうそう、どんな所か・・・」 スカーレットC「ふうん・・・首都ねえ・・・気をつけたほうがいいわよ」 リーナス「何故?」 スカーレットC「あそこは王様のいる場所だからね、警備が厳しいのよ、最近は治安が悪いからね」 リーナス「そうですか・・・」 スカーレットC「それじゃあ行ってらっしゃい」 Gセイバー「はい!」 スカーレットC「それじゃあね〜」 ブグ「あの・・・通していいのでしょうか?」 スカーレットC「いいのいいの」 スカーレットは彼らがどこかで見たことあるような気がした。だが。 僧侶ゲゼ「スカーレット殿ー!どこにいらしたのですか!」 スカーレットC「あら?」 ゲゼ「仕事が山ほどあるって言うのに消えないでくださいよ!」 スカーレットC「あ〜ごめんごめん」 スカーレットは仕事に戻ったため旅人の事など忘れたのだった。
グレムリー公国首都
リーナス「ここが・・・グレムリーの・・・」 Gセイバー「首都か・・・」 ついにやってきたグレムリー公国首都。そこはモルガルテンの町よりは人が多数いる。 リーナス「ふーん・・・人が沢山いるっぽいね」 Gセイバー「さて・・・どうするべきかな・・・」
続く
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