グレムリー公国国内に潜入中のリーナスたち。 モルガルテンの町でとりあえず情報を収集した。
ナイトシーカーA「もう情報も集まった、次は首都へ向かうぞ」 ナイトシーカーたち「はっ!」 リーナス「首都・・・」 Gセイバー「ついに首都へ・・・敵の中枢だな」 ナイトシーカーA「ああ、だが首都なだけあって警備も厳重だろう」 Gセイバー「確かに、確かあそこには国王のいる城があるな」 ナイトシーカーB「そうそう」 リーナス「国王か・・・うるさい男だと言うけど・・・」 ナイトシーカーC「それに少し厄介なことがあります、首都の近くにはペズン砦と言う要塞があります、守りも堅いといわれていますし・・・」 Gセイバー「それがあるから首都の守りが堅いか・・・」 ナイトシーカーA「それに首都へ行くにはあの砦を素通りしないとならないんだ」 リーナス「ええ・・・それって・・・」 ナイトシーカーA「あそこが難関になるってことだ・・・」 Gセイバー「ペズン砦か・・・もしや・・・」 リーナス「もしや?」 Gセイバー「俺達と何度か戦っている連中がいるかもしれないって事だ」 リーナス「あー・・・」 リーナスが思い浮かべた敵はスカーレットキュベレイ、マリオン、ヴィッシュだ。そんな奴らがそのペズン砦にいるとなると・・・ リーナス「ばれちゃうかな・・・?」 Gセイバー「変装しているから大丈夫かもしれないが・・・」 ナイトシーカーA「万が一ばれるって事もある・・・」 リーナス「えええ・・・」 Gセイバー「だから注意して通らないとな・・・俺達が俺達であることがばれないように・・・」 リーナス「うん・・・てか他のルートって無いの?」 ナイトシーカーD「残念だけど周囲に森があるがその辺りは哨戒部隊が多数いてな・・・入ると怪しまれて拘束される可能性がある、俺達は旅人ってことで潜入しているんだ、団体で森には入れない」 リーナス「そうなんだ・・・どのルートに行っても危険なんだ・・・」 Gセイバー「気を引き締めていかないとな・・・」 リーナス「うん・・・」
ペズン砦近く
一行は警備部隊と遭遇した。兵士ブグと兵士リゲルグだ。 兵士ブグ「貴様ら何者だ?見たところ旅人みたいだが・・・」 ナイトシーカーA「ええ・・・我々は色々な場所を旅する集団です、いわゆる観光ですって、観光」 兵士リゲルグ「・・・まあいいか・・・」 兵士ブグ「でも徹底的に審査せんと・・・」 兵士リゲルグ「でも怪しい奴らじゃないと見たぜ」 兵士ブグ「怪しくないって・・・」 兵士リゲルグ「さ!早く行けや」 Gセイバーたち(うわあ・・・ざるな警備だなあ・・・) どうやら通れそうだ・・・ところが・・・ ?「あら〜?その人たち誰かしら?」 Gセイバー「!!」 Gセイバーとリーナスが聞いたことのある声だ。その声の主は・・・ ブグ「お、スカーレットキュベレイ殿!」 スカーレットC「警備ご苦労様〜」 Gセイバー&リーナス(うげええええええ!スカーレットキュベレイ!!) スカーレットキュベレイだ。リーナスたちと幾度無く交戦した相手だ。 リーナス(やばい・・・よりによってアイツだなんて・・・)
続く
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