敵の内部調査のため、グレムリー公国本土に潜入したリーナスとGセイバー、及び斥候ナイトシーカー×4。 訪れたモルガルテンの町で情報を収集することにした。とりあえず3つの班に分かれて聞き込みをする。
リーナスとGセイバーの班。
リーナス「情報収集かあ・・・」 Gセイバー「聞き込みって奴だよ」 Gセイバーとリーナスの二人はメインストリートを歩く。 リーナス「でも情報収集って・・・どうすれば・・・」 Gセイバー「旅人のフリをしてそこらへんにいる人たちに聞き込むのさ」 そして二人は主婦を見かける。 Gセイバー「第1村人発見」 Gセイバーはリーナスを連れて主婦のほうへ向かう。 Gセイバー「すみません」 主婦「何か?」 Gセイバー「私は旅のものなんですがこのグレムリーと言う国はどんな国でしょうか?」 主婦「ああ・・・旅人さんかい、この国は少し荒れちゃいるよ・・・王様は無茶苦茶でうるさいさ・・・長居するのはやめたほうがいいよ、他所者さんよ」 Gセイバー&リーナス「はあ・・・」 二人はそのまま主婦から離れていった。
ナイトシーカー第1班
ナイトシーカーA「あのーすみませーん」 ナイトシーカー第1班はまずMS族の老人に話を訊く。 老人「なんじゃなんじゃ、おめーらここいらじゃ見ない顔じゃな」 ナイトシーカーB「まあ旅人ですから」 老人「そうかい、で何のようじゃ?」 ナイトシーカーB「この国で何か変わったことがありましたか?」 老人「あー・・・そう言えばこの間、修行に行ってた王子が戻ってきたなあ」 ナイトシーカーA「王子様・・・」 老人「ああ、若いが強いらしいぞ・・・随分前に修行に出て行ってなあ、それが帰ってきたんじゃよ、強くなってな」 ナイトシーカーA「ほお・・・」 ナイトシーカー二人は考える。グレムリー公国の王子の事は実戦に出たGセイバーたちから聞いている。かなりの戦闘力を持っているという。 老人「あの王子だ、この国も安泰かも知れんな」
ナイトシーカー第2班
第2班は不良みたいな人に聞き込みをしていた。 ナイトシーカーC「あー・・・いやなんだね・・・この国の政治に・・・」 不良っぽい人「あー!何か物価も上がっててさあ・・・兵隊に行きたがる連中も多数いてさあ・・・もう無茶苦茶さ・・・こっちはまじめに働いてはいるけどよ・・・」 ナイトシーカーD「ほお・・・」 不良っぽい人「はあ・・・ギャラは少ないと来てるぜ・・・むっかつくよ!」 ナイトシーカーC(国民の不満がいくつかあるのか・・・) 不良っぽい人「噂じゃこの国はジオン族に組してるって話だ・・・」
そんなこんなで情報収集をした彼らは町の郊外に集まった。 ナイトシーカーA「どうだったか?」 Gセイバー「ああ、大した事の無い収穫があるだけだ・・・」 ナイトシーカーC「こっちも似たような感じだな」 集まった情報は主にこんな感じだ。 「修行中だった王子が帰ってきた」、「国王の圧制が少し酷い」、「王がジオン族を匿っている」、「最近治安が悪化している」、「ガイア国に攻撃を加えている」、「最近軍備増強に力を入れている」、などとこんな感じの情報ばかりだ。国民の中には現在の王に不満を持つ者が何人かいるらしい。 ナイトシーカーA「国内が荒れているようだな・・・軍備増強なんかするからだな・・・」 リーナス「この国・・・ほんとに大丈夫なの?」
続く
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