敵地グレムリーへの潜入が決定した。リーナスは自らの手がかりを求めて敵地潜入に参加する。Gセイバーも一緒だ。
更衣室
リーナス「んで・・・何故に私が更衣室に?」 リーナスは僧侶ナヴィと偵察隊員である斥候ナイトシーカー×2と一緒に更衣室にいた。 ナヴィ「変装よ、変装、敵地に潜入するんでしょ?」 リーナス「まあね・・・」 ナイトシーカーA「だが君は敵に顔が知られている、そのままの姿だったら即刻捕まるだろう」 リーナス「・・・確かに・・・」 ナイトシーカーA「と言う事で今回の潜入作戦に際して、敵に君が君であることがわからないように変装させることにしたのだ!」 ナヴィ&ナイトシーカーB「ぱちぱちぱち〜♪」 リーナス「そうね、敵にばれたら一貫の終わりね」 ナヴィ「だ・か・ら・・・あなたを可愛く変装させるわ!」 リーナス「可愛く!?」 ナイトシーカーA「いやいや・・・派手だったら敵にばれないか?」 ナイトシーカーB「偵察任務らしくこう地味に・・・」 3人がヒソヒソ話をしているように見える。 リーナス「なーんか怪しげね・・・」 ナヴィ「そうかしら?」 ナヴィはそう言いながら服を出して見せる。 リーナス「そ・・・それは・・・」 ナヴィが出した服は優雅な服装だ。ドレスと言う奴だ。 リーナス「私にそれを着ろと?」 ナヴィ「うん!似合うと可愛いかもしれないから!」 ナイトシーカーA「却下!!確実に怪しまれる!」 ナヴィ「じゃあどんなのを・・・?」 ナイトシーカーA「こう言うのだな」 ナイトシーカーAが出したものはどこにでも見かけそうな町娘っぽい衣装だ。 ナイトシーカーB「なるほど、これならば目立ちませんね」 そしてナイトシーカーBは今度は鬘を出した。黒いロングヘアの鬘だ。 ナイトシーカーB「さらにこの鬘を被れば絶対にばれない!」 リーナス「でも顔はどうするの?」 ナイトシーカーB「これを付ければ良い」 ナイトシーカーBが出したものはメガネだった。 ナイトシーカーB「これをかければわからなくなる!」 リーナス「なるほど」 ナヴィ「ええ〜・・・それじゃあ可愛くないわよ」 ナイトシーカーA「だから可愛くなっちゃ駄目だって」 ナヴィ「どうかしら?彼女とは思えないような可愛さでばれないと思うけど?」 リーナス「そうかな?」 ナイトシーカー×2「そうか?」 ナヴィ「そうよ!絶対に!」 リーナス「嫌さ・・・悪いけどナヴィ・・・私はこう言うのは・・・」 ナヴィ「ええ〜・・・着ればきっと気が・・・」 リーナス&ナイトシーカー×2「却下!」 ナヴィ「う・・・」 リーナスとナイトシーカー二人は剣をナヴィに向けた。 ナヴィ「ご・・・ごめんなさい・・・」 そしてナヴィが謝ると3人は剣をしまう。 ナイトシーカーA「じゃあ決まりだな」 リーナス「地味になってた方がばれにくいかもね」 ナイトシーカーA「それでは、俺たちは外で待っているぜ」 ナイトシーカー2名はナヴィを連行するように部屋を出て行く。 ナイトシーカーB「行くぞ」 ナヴィ「ぶー・・・」 リーナス「ふう・・・さてと・・・」 リーナスは着替えを始める。
作戦室
リーナス「これでどうかしら?」 リーナスは変装した姿をデルタとGセイバーたちに見せた。 Gセイバー「おー・・・」 サード「いつもと雰囲気が違いますね、リーちゃん」 セカンド「確かに・・・リーナスとは思えないな・・・」 デルタ「地味になったと言うか・・・少し可愛く見えるな」 リーナス「そう?」 ジャグラー「これならば万が一、見知った敵に見つかってもばれませんよん!」 Gセイバー「だな」 リーナス「でもエグザブレスは付けていくけどね」 ナイトシーカーA「おいおい・・・」 セカンド「これも敵に知られているぞ・・・いいのか?」 リーナス「ん〜・・・でもこれ無いとさあ・・・魔法がうまく使えないんだけど・・・イザと言う時に魔法使うでしょ」 デルタ「確かにそうかもしれないな・・・だが・・・」 ナイトシーカーB「ならば・・・リストバンドで隠す!」 そういってナイトシーカーBはエグザブレスの上からリストバンドをつける。これならば安心だ。 Gセイバー「一応剣は持っていたほうがいいぞ」 リーナス「了解、これも自衛装備ね」 Gセイバー「そうだ、何かあったら困るしな」 ナイトシーカーA「よし!準備はいいな!」 リーナス「いつでも行けます!!」 偵察部隊は出撃OKだ! リーナス(グレムリー公国・・・敵の姿を見てみよう・・・そこには私に関する何かが!・・・)
グレムリーへ向かうリーナスたちの運命やいかに!!
続く
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