ガイア城作戦室
Gセイバーたちはデルタに今日演習場で起きたことを報告していた。 デルタ「なるほど・・・演習場辺りにもか・・・」 Gセイバー「え?」 デルタ「実は俺とジムストライカー達もパトロール中に敵の斥候と会ってな、交戦状態になった」 Gセイバー「そうなんですか」 デルタ「ああ、敵は偵察していたようだ・・・また何か企んでいると言うのは確かだ」 Gセイバー「あいつら・・・」 リーナス「もしかしたら私目当てかもね・・・」 デルタ「その可能性もある、だがまた偵察部隊が現れる可能性もあるから警戒を強める必要があるな」 Gセイバー「そうですね・・・」 リーナス(私が消えうせると言うのもありだけど・・・) リーナスはそんなことをふと考えた。 デルタ(彼女を追っ払ったら彼女に何をするかわかったもんじゃない、それに彼女を使って何をするのかは何となく読めるが・・・はたしてそうだろうか・・・) デルタは少し悩んだ。 そのときだった。 ?「忍び込めば良いんじゃないですか?」 扉からジャグラーが出てきてそんな事を言った。 デルタ「忍び込む?」 ジャグラー「ええ、グレムリー本土に忍び込んで奴等の目的を探るんですよん」 デルタ「偵察って事か、なるほど、目には目を、か」 ジャグラー「そうですよん、あいつらの実情ってのも見ておく必要がありますよん」 リーナス「グレムリーの実情・・・」 デルタ「確かに・・・あいつらの目的を徹底的に把握しないとな」 Gセイバー「あいつらって言うよりは敵の指揮官の正体ですね、アイツがキルケー欲しがってるらしいし・・・」 デルタ「よし!グレムリー本土への偵察を許可する!」 リーナス「あの・・・」 Gセイバー「リーナス?」 リーナス「私も・・・ご同行していいでしょうか?」 デルタ「リーナス!?」 Gセイバー「お前!何を言ってるんだ!」 リーナス「いや、もしかしたら私の事がわかるんじゃないかなって・・・」 ジャグラー「ちょっとリーナスちゃんよ!やめときなよ!偵察って色々と大変なんだよ!」 Gセイバー「簡単なことじゃないんだぞ!見つかったらどうする!?」 リーナス「大丈夫だよ!それにあいつらの地元も見ておきたいのよ、敵のことも知らないと!」 Gセイバー「リーナス・・・お前言うようになったなあ・・・」 デルタ「はぁ・・・いいだろう・・・」 Gセイバー「いいの!?」 デルタ「記憶を取り戻したいんならばいいかもしれない、敵が何か知っているかもしれないしな」 Gセイバー「まぁ・・・そうかもしれませんけど・・・」 デルタ「リーナス!ばれないように気をつけるんだぞ!」 リーナス「り・・・了解!」 Gセイバー「デルタ団長!俺も行かせてください!」 デルタ「お前まで・・・」 Gセイバー「リーナスと偵察隊に何かあったら嫌なので!」 デルタ「許可する!」 Gセイバー「ありがとうございます!」 リーナス「Gセイバー・・・」 Gセイバー「保護者兼上司として放っては置けないからな・・・」
続く
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