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No.383 騎士ガンダム戦記 フェイズ216「探索はまだ続く・・・のか?!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年07月17日 (木) 21時57分 [返信]

リーナスはなんと、キルケーの幻の魔法剣マギナスカリヴァーを手にした。

ハヤミ「うむ・・・とりあえず・・・行くか」
調査隊員1「あっ・・・はいっ!」
Gセイバー「あ・・・わかりました!・・・ほら行くぞ!」
リーナス「え・・・ええ!」
リーナスはマギナスカリヴァーを持ったまま後を追う。
Gセイバー「それも持っていくんだ・・・」
リーナス「まあね・・・手に入れちゃったし・・・もしかしたらキルケーの研究に役立つかも」
ハヤミ「うむ・・・確かに・・・あの幻の剣が手に入ってしまったのだ・・・謎が多いキルケーの秘密に迫れるかもしれん」
リーナス「そうですか」
キルケーは数百年前に滅びた古代文明だ。だが滅びた理由が現在まったく不明であるのだ。分かっているのは魔法を駆使して繁栄していた事、キルケニアスと言う王家が治めていた事、リグ地方一帯を支配していた事、それだけであった。
リーナス(本当に私はキルケニアス王家の末裔だとしたら・・・にしても・・・ガイアに来てからだいぶ経つのに記憶がまったく戻らないなぁ・・・)
リーナスは剣を見ながら心の中で呟く。
Gセイバー「リーナス、周囲に注意しろよ」
リーナス「え?」
その時リーナスが足を躓きかけた。
リーナス「うわあっ!・・・」
リーナスは転ぶ事はなかった。転んでいたら剣で危うくやばかった。
リーナス「・・・危なかった」
Gセイバー「考え事して自分の目の前の事を見逃すな」
リーナス「・・・はい」
ハヤミ「ストップ!」
ハヤミ博士がまた何かを見つけたようだ。階段だ。しかも下り階段だ。
ハヤミ「慎重に降りるのだぞ、また何かトラップが・・・!」
ハヤミ博士が床に伏せた。横の壁から巨大な針が出てきた。もし伏せなかったら博士は確実にあの世行きだっただろう。
ハヤミ「危なかった・・・」
調査隊員1「流石博士・・・」
調査隊員2「罠など問題にしていないような・・・」
リーナス(一体どうすればあの老人は勘が鋭くなるんだろう・・・そう言えば・・・年寄りは視覚や聴覚は衰えても嗅覚は鋭くなるとか・・・彼の場合はそうなのかな?)
Gセイバー「凄い老人だな・・・つくづくそう思うよ」

遺跡B2F

階段を下りた先は何やら変な場所だった。
山のような形の石がいくつかあり、それが立ち並んでいた。大きさは1mくらいだ。
調査隊員1「これは・・・何でしょうか?」
Gセイバー「なんか俺にはわかる・・・ここって・・・」
調査隊員2「まさか・・・」
Gセイバー「墓地・・・じゃね?」
リーナス&調査隊員×2「ぼ・・・墓地!?」
ハヤミ「やはり?・・・そう思うのかね?」
Gセイバー「この物体って墓標か何かじゃないのかな・・・?ほら文字が刻まれているし」
確かに墓標と思われる石には文字が刻まれていた。キルケー文字である。
ハヤミ「ん?・・・何やら奇妙な気分がしてきた・・・」
リーナス「やだ・・・なんか寒気がしてきた・・・」
Gセイバー「まさか幽霊か・・・?」
リーナス「ゆ・・・幽霊!?」
調査隊員1「はっ・・・博士!一旦出ましょう!!」
調査隊員2「ここに長くいるのは危険かと思います!」
リーナス「わっ・・・私も・・・賛成です!」
ハヤミ「うむ・・・駄目だと言いたいが・・・止むを得んな・・・キルケーの亡霊たちに呪い殺されるわけにもいかんからな・・・!」
リーナスたちは地下墓地と思しき場所から退避していく。

遺跡B1F

彼らは元の場所へ戻ってきた。
ハヤミ「一旦外へ出るとしよう・・・」
調査隊員1「はい」
その時だった。突然部屋が揺れ始める。
リーナス「な・・・何!?」
調査隊員2「まさか・・・!?何かトラップを!?」
ハヤミ「違うかもしれん・・・!」
彼らの目の前の床から何かが現れた。
?「ぐおおおお!」
リーナス「何コイツ!?」
それは巨大な岩で出来た巨人みたいなモンスターだ。
ハヤミ「こいつ・・・!遺跡の番人か!?」
?「わしはあ・・・番人巨人獣ガーディアンサイコだああ!」
現れた番人モンスター。どうするGセイバーとリーナス!

続く




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