ハヤミ博士率いる調査隊の遺跡調査は続く。
遺跡2F(暫定)
博士達は2階へ向かった。今はトラップと思われるものは無い。 ハヤミ「ここが2階だな・・・」 リーナス「下の階へ行けなかったのが残念・・・」 ハヤミ「わしも気持ちはわかるがな・・・」 リーナス「高所恐怖症と言うのなんですか?」 ハヤミ「いや違うって」 ネクティス「リーナス・・・失礼だぞ」 リーナス「あ・・・すみません」 ミガキ「下の階の調査は後回しなんだろう」 ハヤミ「まあな、それでは行くぞ!」 一同「イエッサー!」 調査隊は先を急ぐのだった。
遺跡の外
その頃、セカンドセイバーたちは。 セカンド「そこにいるのはわかっているんだ!出て来い!」 セカンドが茂みに目をやって、言い放つ。 サード「おや・・・いますか・・・」 その茂みにはマリオンと兵士ブグ×2、剣士バーザムがいた。 マリオン(げえ!?ばれた・・・!?) バーザム(コイツ・・・鋭いな!) だが彼女達は声を上げる事も動く事も無い。 セカンド「黙っていてもいるのはわかっているんだぞ」 セカンドが茂みに向かう。そしてそこらへんに転がっていた石を投げた。 セカンド「とりゃあ!」 そして石は茂みの中にいたブグに直撃した。 ブグA「げふっ!」 サード「やはりジオンですか・・・」 セカンド「いい加減に出て来い!」 その叫びと共にマリオンたちが出てくる。 マリオン「くっ・・・!」 バーザム「よく見抜いたな・・・」 セカンド「何となく視線を感じたんでな」 バーザム「視線か・・・やられたな・・・」 マリオン「凝視したのがまずかった・・・」
遺跡2F
その頃調査隊は・・・ ハヤミ「ストップ!」 先頭のハヤミ博士が皆を止める。と言う事はトラップがあると感じたのだろう。 ミガキ「ハヤミ・・・まさか・・・」 彼らが止まったのは大広間と思われる場所の入り口みたいな所だ。 ハヤミ「何となくわかる気がするんだ・・・」 Gセイバー「ああ、わかる・・・」 ハヤミがそこらへんに転がっていた石を前方に投げた。すると石の転がった辺りに巨大な物体が天井から降ってきた。まるでヤマアラシのトゲトゲみたいな感じの。もしこのまま進んでいたら、皆あれの餌食になっていただろう。 ハヤミ「では行くぞ」 そして彼らは大広間に侵入する。ここはどんな部屋なのだろうか。 Gセイバー「広いなあ・・・何の部屋だろうな・・・」 調査隊員1「見たところ王様のいるような場所では?」 Gセイバー「つまり・・・王の間ってとこか」 調査隊員2「恐らく」 ハヤミ「多分そうだろう・・・あそこにあるのって・・・」 ハヤミ博士が指差した方向には壊れた玉座のようなものがあった。 Gセイバー「これ・・・玉座・・・だよな・・・」 調査隊員1「ええ・・・」 ハヤミ「この遺跡はキルケーの城だったと言う事か」 リーナス「城?・・・王の間・・・まさか!」 リーナスは確信した。この遺跡はキルケニアス王家絡みの場所かもしれないと。 ミガキ「!?皆!こっちに来てくれ!」 ミガキ博士が玉座の後ろを見て叫んだ。皆集合する。 リーナス「ミガキ博士!どうしました!?何か発見したんですか?」 ミガキ「これを見てくれ!」 それは多数の石版だった。多数の石版は重ねられて、置いてあった。 ネクティス「・・・なるほど・・・」 ハヤミ「?ネクティス君?」 ネクティス「超僅かですが魔力が出ていますよ、石版から」 ネクティスはその石版を手に取った。 ネクティス「!?・・・こ・・・これって・・・」 彼が見た石版には絵のようなものが刻まれていた。 リーナス「?・・・はうあ!」 その絵には女性が描かれていた。金髪でロングヘアーでまるで王女様のような服装をしていた。頭頂部にはアホ毛のようなものがある。これはもしや・・・ リーナス「なんか・・・私に似ているような・・・」 ネクティス「た・・・確かに・・・」 ネクティスがリーナスを見る。リーナスは驚いた様子だ。 ハヤミ博士達は石版を調べる。 ハヤミ「これは・・・絵・・・なのか・・・」 調査隊員1「何かの記録でしょうかね?」 石版にはそれぞれ絵が刻まれていた。多数の建物が描かれたもの、少女のようなものが描かれたもの、怪物が街を破壊するような絵など色々とあった。 いずれもキルケーの文字が刻まれていた。 ハヤミ「もしや・・・これらはキルケーの記録なのか!?」 Gセイバー「・・・絵日記?」
世紀の発見か!?
続く
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