ついにアデレード遺跡の内部に足を踏み込んだリーナスたち。果たして彼女達を待ち受けるのは何か?
遺跡内部1F
まずは遺跡の1階(と見なされる)の調査である。この遺跡の見た目は小さな城のようなものであった。建物の一部が埋没しているようであるが入り口らしきものがあり、調査隊はそこから入ったのだった。簡単に扉が開いた。長く放置されていた為、ロックが劣化したのだろう。 まず1階から調査だ。 ハヤミ「ほお、長く放置されていたわりには原形は留めているようだな」 調査隊員1「ええ」 調査隊員2「一部が埋まってるけどここが何階なのかわかりませんが」 ミガキ「通路には・・・何も書いていなさそうだな・・・普通は何かの文字が書かれているはずだが」 リーナス「・・・怖いような・・・」 Gセイバー「こらこら、お前絡みなんだろ、勇気出せ」 リーナス「わかったわ、大丈夫よ」 Gセイバー「本当か?」 リーナス「ええ、平気よ」 ネクティス「だが遺跡にはモンスターが生息しているというケースがある、何が出てくるかわからん」 リーナス「モンスターか・・・」 ハヤミ「それに遺跡には対侵入者用トラップが配置されているのだ、気をつけるんだ」 一同「はい!」 そして3分くらい歩いたら先頭のハヤミ博士が皆を止める。 ハヤミ「ん!止まれ!」 リーナス「博士?」 その先の床には白い四角形のマークがあった。 ハヤミ「もしやこれは・・・」 ネクティス「まさか・・・わかりやすいなぁ・・・」 ハヤミ博士がその白いマークに向けて石を投げる。 リーナス「これってまさか・・・」 石はマークに投げられた。すると上から大量の槍が石に目掛けて降ってきた。やはりトラップだ。 リーナス「トラップ!?」 ハヤミ「やはりな・・・」 Gセイバー「そう言えばこの人って・・・」 ミガキ「ハヤミは遺跡のトラップを見抜く事ができる天才なんだよ」 ハヤミ「考古学やっていると遺跡に行く事がある、遺跡には大抵こう言うトラップがある、いつしかそういうのを見抜けるようになってしまってな」 Gセイバー「何気に凄いな、この爺さん」 ネクティス「ああ、遺跡調査には大いに役立っているんだよ」 ハヤミ「では行くぞ、危険だから気をつけろよ皆」 調査隊は白いマークを避けながら向かう。 そしてまたトラップと思しきものを発見する。両側の壁に白い丸いマークが刻まれている。 ネクティス「これも明らかにトラップって感じですね」 ハヤミ「無闇に触らん方が良いかも知れんな」 Gセイバー「確かに」 そして進もうとする。だが、その時だ。マークにはさまれるように通ろうとした途端、遺跡がゆれ始めた。 リーナス「ひぃ!何!?何!?」 ネクティス「博士!?」 ハヤミ「しまった!これは挟まれると発動する奴だったか!後退だ!」 調査隊はそのまま後退する。すると揺れが収まった。 調査隊員1「どうします?どう進めば・・・」 ハヤミ「あのマークに挟まれなければいいのだ」 Gセイバー「と言う事は・・・」 調査隊は匍匐前進で先を進む。こうしてトラップを突破した。そして歩く事8分くらい、前方に階段を発見する。 リーナス「ここは・・・」 ネクティス「下の階か、上の階に行くかですね」 Gセイバー「どうするよ?」 ネクティス「ハヤミ博士が決めてくださいよ」 ハヤミ「下へ向かおう、何かがあると思うが・・・」 Gセイバー「了解!」 ネクティス「地底へ・・・か」 ハヤミ「きっとさっきみたいに多数のトラップがあるかも知れんぞ、気を引き締めてかかれ!」 一同「はっ!」 リーナス(きっと・・・この下にあるんだ・・・私の手がかりになる何かが・・・!) 調査隊は階段を下りる。だがハヤミ博士は皆を止める。 ハヤミ「待て!」 また早くもトラップ発見か。皆息を飲む。ハヤミは背中のリュックから棒を取り出すと自分がいる階段の段の下の段につっつく。すると・・・ どん!とと言う音と共にそこから下の階段が開き、落とし穴になった。 ハヤミ「うむ・・・ここから先へは行けそうに無いかも知れんな・・・残念だが上に向かうぞ」 一同「はい!」 結局彼らは上へ上る事にした。
その頃外では。
サード「セカンド兄様、リーちゃんやGセイバー兄様は大丈夫でしょうか?」 セカンド「多分大丈夫かもな」 サード「かもって・・・」 セカンド「そして・・・こっちの心配もせねばならんな」 セカンドがある方向に首を向ける。その方向にいたのは・・・ マリオン(!?・・・ばれた!?)
続く
|