アデレードの森南側
再びアデレードの森へ出撃したエリアルド率いるジオン族・グレムリー軍。 彼らの戦力はエリアルド、サンドレオン、マリオン、ヴィッシュ、魔術師レイ、スカーレットキュベレイ、兵士ブグ×9、兵士リゲルグ×4、ゴブリンザク×3、ボリノークベアー、ドムコング×2、ブラウスワロー×5、僧侶ハーフキャノン×6、戦士ザク×8、スライムアッザム×7、スパイダーディアス×4、バットキュベレイ×3、剣士バーザム×5の63名からなる1個大隊である。 サンドレオン「いきなり出撃とは・・・」 スカーレットキュベレイ「文句言わない」 サンドレオン「はいはい」 マリオン「またこの森に・・・」 マリオンは以前この森にやってきたことがあるのだ。そこで盗賊と戦ったり、ガイア軍と戦ったりした。 マリオン(狙いはまた遺跡・・・司令官も王様も何を考えているんだろう?・・・本当に) マリオンはまた司令官の指揮に疑問を抱いた。 スカーレットC「マリオンちゃん、何考え込んでいるの?」 マリオン「あ、スカーレット・・・なんでもないわ」 スカーレットC「ふうん・・・」 兵士ブグ「お偉いさんは何考えてるんだか」 兵士リゲルグ「もしかしたらお偉いさんは考古学に目覚めてるんじゃね?」 兵士ブグ「んな馬鹿な」 兵士達がふざけて語り合っている。それに対してバットキュベレイが注意する。 バットキュベレイ「んな事がお偉いさんにばれて見なさいよ、怒られるかもよ」 兵士ブグ「はいはい」 バットキュベレイ「まぁ私にはどうでもいいけど、給料さえ貰えればいいのよ」 マリオンは彼らの会話を聞く。 マリオン(その冗談は本当かもしれないけど、凄く厄介な目的があるのかもしれない・・・) マリオンは心の中で呟くのだった。 エリアルド(さて・・・またここに来てしまったが・・・司令官は一体何を企んでいるんだか・・・) エリアルドも古代キルケーを狙う司令官の方針を少しながら考える。もしや遺跡には強大な力が眠っていて正体不明の司令官はそれを手に入れようとしているのではないかとエリアルドは思っていた。 もしそれが本当ならばその力でグレムリーはリグ地方を征服できるかもしれない。 エリアルド「それがいい事かはわからんが・・・」 問題は司令官だ。それを本当にキルケーのために使うのだろうかわからない。 エリアルド「なんにせよグレムリー公国の為なら利用してやるさ」
アデレードの森北側郊外
その頃ガイア軍は・・・ デルタ「もうすぐでアトランタ村だな」 リーナス「一息付けるけど・・・急ぎたいというか・・・」 Gセイバー「焦っていないか?リーナス」 リーナス「まぁね、敵に遺跡を制圧されたくないし・・・」 Gセイバー「だが焦りは禁物だ」 リーナス「・・・わかった」 Gセイバー「自分の事がわかるかもしれないからって焦るなよ、お前も一応敵に狙われてるんだしな」 リーナス「うん・・・」 リーナスはキルケー関係ゆえかグレムリーとジオンに狙われている。それも最近は王族関係者と言う事が発覚した為、狙われる理由も何となく分かり始めた。 リーナス「急がなくちゃ・・・」 ジャグラー「見えてきたぞ、アトランタ村が!」 ガイア軍の前方にアトランタ村が見えてくる。リーナスたちは戦いが近い事を予感した。
続く
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