サンドレオンは模擬戦でかなりの実力を見せた。そして正式にグレムリー軍の一員となった。
グレムリー公国ペズン砦司令室
司令官「氷獣戦士ガンダムサンドレオンよ、ただいまより貴公をグレムリー軍の一員に迎える」 サンドレオン「はっ!ありがたきお言葉!必ずや御期待にお答えできる戦果をあげましょう!!」 司令官「よろしい」 そこにエリアルドが現れる。 エリアルド「司令官、5日後にガイアがアデレードの森の遺跡の調査を行うと言う情報を入手したのだが・・・」 司令官「ほお・・・」 エリアルド「ガイアに潜入している斥候アイザックからの連絡だ」 司令官「ほお・・・連中に先を越されては困るな・・・ならば我々が先に遺跡を制圧するとしよう」 エリアルド「・・・司令官よ・・・一つ聞いていいか?」 司令官「何か?」 エリアルド「聞けば以前貴殿はキルケーの遺跡があるハービック村攻撃を指示したそうだな、そしてこの間はアデレードの森だ、同じようにあそこにも遺跡があった」 司令官「それが?」 エリアルド「貴公は何やら古代キルケーの遺跡を狙っているそうだな、何が狙いだ?」 司令官「それはいつかはわかります・・・」 エリアルド「・・・?」 エリアルドは少し悩んだ。エリアルドは古代キルケーがどんなものかを知っている。だが彼は考古学に興味は無かった。 エリアルド「キルケーって凄い力があったらしいがアイツはそれを・・・まさかな・・・」 エリアルド王子はあまり考えない事にした。
サンドレオン「キルケーねえ・・・その遺跡制圧作戦に俺も参加せよと?」 司令官「そうだ、アデレードの森は西部侵略の拠点となりうる、だからだ」 サンドレオン「確かにそうかもしれませんが他に何が狙いでっすか?」 司令官「?」 サンドレオン「さっき王子との会話を聞いたのですが・・・」 司令官「キルケーの遺跡か、あれにはあるものが眠っていると言う」 サンドレオン「ある物とは?」 司令官「いずれはわかる、それよりも出撃準備だ!明日には出陣だぞ」 サンドレオン「はっ!」 サンドレオンはその場から去る。そして司令室には黒フードの司令官だけが残る。 司令官「ふふふ・・・キルケニアスの遺産は貰ったぞ・・・そして世界は私のものに・・・」
続く
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