次の日 グレムリー軍事演習場
マリオンたちによりグレムリーに誘われたサンドレオンは司令官の前で自らの戦闘力を見せ付けた。見学者の中にはマリオンと魔術師レイ、ヴィッシュもいる。 司令官「ほお・・・バウンドウルフ達を叩きのめすとは・・・」 ヴィッシュ「コイツはかなりのやり手かもな」 サンドレオンの相手はバウンドウルフとリゲルグ部隊だ。 バウンドウルフ「こいつ・・・!やるな!」 マリオン(やっぱ強い・・・) サンドレオン「これで終わりか?」 エリアルド「ほお・・・アイツか」 エリアルドが現れた。 司令官「ほおこれはこれは王子ではないですか」 レイ「何故にここに?」 エリアルド「いや、何やら面白い奴がやってきたと聞いてな」 レイ「はぁ・・・」 エリアルドがサンドレオンのほうへ向かっていく。 レイ「ちょっ!何を!?」 エリアルド「ちょっくらアイツとお手合わせしてみるんだよ」 ヴィッシュ「ですが王子!」 サンドレオン「王子だって・・・なんかちょっと気迫が・・・只者じゃないかもな」 グレムリー公国王子エリアルド、彼はかなりの剣の腕と才能を持っている。アデレードの森の戦いでGセイバーたちも苦戦したほどである。 エリアルド「ただの王子様じゃないんだぞ、俺は」 サンドレオン「そのようで・・・」 ヴィッシュ「ちょ・・・!王子・・・」 司令官「いいのではないか?バウンドウルフ達だけでは物足りんからな」 ヴィッシュ「ですが・・・」 司令官「戦闘開始!」 そして二人の模擬戦闘が開始された。
ガイア城作戦室
その頃、リーナスたちは・・・ リーナス「え?調査ですって?」 ネクティス「ああ、ついにアデレードの遺跡の調査が正式に行われるらしい」 リーナス「へえ・・ついに・・・」 作戦室にはデルタとネクティス、リーナス、セイバー3兄弟がいた。 デルタ「だそうだ、調査隊にはミガキ博士も参加している」 ネクティス「ついでに俺も」 Gセイバー「ほお」 セカンド「それで、俺達が呼ばれた理由は・・・」 デルタ「セイバー3兄弟とリーナスは調査隊の護衛だ、ネクティスもな」 サード「やはりそうなりますか」 リーナス「私も当然入っているのね」 デルタ「そうだ、お前がキルケー文明と関係があるからな」 Gセイバー「お前さんの記憶の手がかりが見つかるってか」 リーナス「うむ・・・」 最近発覚したがどうやらリーナスの体に浮かぶ文字の解読結果から彼女はキルケーの王家であるキルケニアス一族と関係あるらしい。 リーナス「私の失った記憶の手がかり・・・それで!いつのなるのですか!?」 デルタ「待て待て、5日後だ」 リーナス「そうですか」 リーナスは心の中で何も事件が起きなければいいと願った。 デルタ「リーナス・・・自分の過去の事になると・・・焦るなって」
グレムリー軍事演習場
サンドレオンとエリアルドの戦いはまだ続いていた。両者一歩も譲らず、戦闘力も互角であった。 マリオン「戦闘開始から39分・・・」 司令官「ほお・・・なかなかやるな、サンドレオンとやら・・・さすがガンダム族だな」 サンドレオン「お前・・・やるねえ・・・王子様とは思えないな」 エリアルド「お前こそ・・・流石はガンダムだな」 二人とも息切れしている。さすがに長時間戦っていればそうなるだろう。 司令官「奴は気に入った!王子と互角に戦えるとは!両者それまで!」 レイ「どうしたマリオン」 マリオン「いえ・・・予想以上のパワーなもので・・・彼」 レイ「うむ・・・そのようだな」
続く
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