ガイア城内
リーナス「ふう・・・」 城へ帰還したリーナスはため息を吐いた。 リーナス「今日は色々とあった・・・」 今日は傷心の為、休暇のはずが偶然にも敵と遭遇し、そして敵に誘拐された博士を救出した。そして自分に刻まれた文字の意味を知った。その文句の中に出てくるキルケニアス。それはキルケー国の王家の名であった。 リーナス「キルケニアス・・・か・・・」 リーナスは数時間前までは悲恋の事で頭がいっぱいであった。だが今日はそんな暇が無くなるほど何となく忙しかった気がした自分の謎が一つ解かされたがまた謎が現れたようだ。 リーナス「私はやっぱキルケーの人間なの?・・・それも王家だなんて・・・」 リーナスは記憶を失う前の自分の事がわからなくなる。もしかしたら自分は王家の血を引いているのかもしれない。 リーナス「んー・・・」 Gセイバー「リーナス」 リーナス「ん!?」 Gセイバーが話しかけてきた。考え事をしていたリーナスは少しびっくりした。 リーナス「・・・なんだ・・・Gセイバーか・・・」 Gセイバー「休暇中だったのに大変だったな・・・」 Gセイバーは今日の騒動をサードとマークの報告から聞いた。もちろん例の文字の事も聞いた。 リーナス「まあね」 Gセイバー「・・・休暇が台無しになったな・・・でも・・・」 リーナス「大丈夫だよ・・・私はもう平気だよ・・・死んだレスターの事を引きずったままじゃね・・・」 Gセイバー「そうかい・・・何でもお前はアイツのボーガンで応戦したそうじゃないか」 リーナス「ええ、1発だけ当てた」 Gセイバー「まあ1発だけでも十分じゃないか」 リーナス「そうね・・・剣の鍛錬と並行してボーガンの訓練もやらないとね・・・」 Gセイバー「そうか・・・頑張れよ」 Gセイバーはリーナスがいつものリーナスに戻っている事を安心した。 リーナス「でもまた問題がね・・・」 Gセイバー「ああ、お前の事か」 リーナス「そう、私はキルケーに関係してる可能性は高いみたい。でもまさか王家だなんて・・・」 Gセイバー「王家か・・・キルケー王国の王家か・・・もしかしたらお前はその王家とやらの末裔なんじゃないのか?」 リーナス「まさか・・・でもありえるかも・・・ネクティスはあれほどの魔力と言う事は私は王家の人間と言う可能性が高いと言っていたわ、何でもキルケニアス王家ってキルケー王国一の魔力を誇っていたとか」 Gセイバー「ほお・・・」 リーナス「もしそうだったら・・・なんか凄いもの背負っているような・・・」 Gセイバー「・・・リーナス・・・」 リーナスは再びため息を吐いた。
グレムリー国内
サンドレオン「ん・・・モンスターに・・・女の子?」 主を失って放浪中の氷獣戦士ガンダムサンドレオンと敗走していたダークウィッチマリオンと使い魔たちが遭遇した。 マリオン「・・・ガンダム」 サンドレオン「・・・まあガンダムだがな」 ハーピージャジャ「ご主人、行きましょう」 マリオン「そうね・・・」 その時だ。茂から何かが飛び出した。 マリオン「!あれは!?」 現れたのはモンスターギャプランティスだ。 シャドー「ちぃ!こんな時に!」 ギャプランティス「金目のものを寄越しな!」 ギャプランティスはそのままサンドレオンに襲い掛かった。ギャプランティスは彼の次にマリオンたちを襲う気でいる。 サンドレオン「ふん!!」 サンドレオンは腕に装着したショーテルでギャプランティスを攻撃した。 ギャプランティス「ぎゃああっ!」 ギャプランティスは無残にも真っ二つに切断された。 サンドレオン「チンピラモンスターの癖に・・・」 ビギナサンダー「アイツ・・・強いな」 マリオン「うん・・・」 シャドー「ご主人・・・ちょっと・・・」 マリオン「シャドー?」 シャドー「あいつを利用しません?」 マリオン「え?」
続く
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