ミガキ博士の奪還に成功したリーナスとサードはネクティスたちと合流した。 そしてリーナスはミガキ博士にすっかり忘れていた例の以来について・・・
ミガキ博士「君は何を言っているのかね?」 リーナスと博士の会話を見ていたネクティスやサードたちが駆け寄る。 ネクティス「いやね・・・実は彼女・・・記憶が無くて・・・」 ミガキ「記憶を?」 リーナス「ええ・・・実は何にも覚えてなくて、気づいたら洞窟に・・・」 サード「そこをサードの兄様が拾ってきたのです」 ミガキ「うむ?・・・それでその君と例のキルケー文字がどう関係しているのかね?」 リーナス「ならば・・・今見せます」 リーナスはいつものポーズをとった。両手をクロスして魔法を発動させるのだ。 そして手のひらと腹部に文字が現れる。そうリーナスは魔法を発動すると手のひらと腹部に文字が現れるのだ。その文字は服を着ていても光っている為に現れる。 ミガキ「!?これはキルケー文字か!」 リーナス「ご名答!」 リーナスはそこらへんにある岩に向ける。 リーナス「ムービガン!」 リーナスの放った光弾が岩を砕いた。 リーナス「・・・と言うわけです!」 ネクティス「彼女には何故か強力な魔力があります、そしてその時何故か文字が浮かぶんですよ」 リーナス「キルケー文字に詳しいと聞いたので博士に私の文字の解読を依頼したのです」 ミガキ「待て、それに関するものは研究所にある、研究所は無事か?」 マーク「ええ」 ミガキ「よし!研究所へ行こう」 と言うわけで一向は研究所へ向かった。
その頃・・・
マリオン「はぁ・・・ばれなければいいけど・・・」 緊急で撤退したマリオンたちは帰路へ付いていた。 シャドークゥエル「すいませんね・・・俺がアホな事を・・・」 マリオン「ええ・・・でも私のミスよ・・・」 ハーピージャジャ「・・・ご主人・・・」 ビギナサンダー「ん?・・・前方に誰かいるぞ・・・」 マリオン「・・・!・・・あれは・・・ガンダム?」 マリオンたちの前方にガンダムがいた。それはイーズ山においてリーナスたちを苦しめたガンダムサンドレオンであった・・・
スリガナル海岸近く古代語研究所
リーナス「ここが研究所ね・・・」 ミガキ「中に入りたまえ」 一向は研究所にたどり着いた。 マーク「俺達は研究所の周囲を見張ってるよ」 と言うことでマークとフリーダムたちは外に残って見張りをし、ネクティスとリーナス、サードは博士と共に研究室へ向かった。 リーナス「おお・・・」 研究室の中は色々なものがあった。なんかの文字が刻まれた石版のようなもの、山積みされた書類、古代語に関係しそうな本など。 ミガキ博士「待っておいたまえ、あの文字を解読した書類があるんだ・・・」 そういってミガキ博士は散らかっている机から書類を捜す。 ミガキ「これだ!」 そして1枚の書類を発見する。 リーナス「博士・・・それで・・・」 ネクティス「あの文字の意味は?」 ミガキ「では言おう・・・」 一同「ごくり・・・」 リーナスたちは息を飲んだ。 ミガキ「あの文字の意味は・・・「魔の力よ、盟約の元、我キルケニアスに与せ、そして我に魔を」・・・と言う」 リーナス「・・・キルケニアス・・・って何?」 ネクティス「き・・・キルケニアス・・・だって?」 サード「ネクティス殿?」 リーナス「何か知っているの?」 ネクティス「確かそれって・・・古代キルケーの王家の名前だったような・・・」 サード「なぬう!?」 リーナス「王家ねぇ・・・え?・・・王家・・・?」 ネクティス「ああ、王家だよ、キルケーの支配者みたいなもの」 リーナス「ええええええ!?」 そのリーナスの叫びは外にまで聞こえ、マークたちも何事かと研究所内に駆け込んだほどであったと言う。
続く
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