フォルダストの森にて偶発的に発生した戦い。その最中・・・
ミガキ博士「む・・・?ここは・・・?おや?」 近くの林で気絶していたミガキ博士が目を覚ました。ミガキ博士は洞窟でビギナサンダーの攻撃で気絶させられたのだ。故に自分がさっきと違う場所に移動させられた事を知らない。 ハーピージャジャ「あ、博士が目を覚ました!」 ハーピージャジャが博士の目覚めに気づいた。その声をこの場の全員が聞いた。 サード「博士!」 マリオン「なんですって!」 ビギナサンダー「起きたか・・・」 リーナス「あれが博士・・・」 シャドー「こう言う時に目を覚まされちゃあ・・・」 ミガキ「む?あれは!」 ミガキ博士はサードを見た。ガイア軍と断定したのだ。 ミガキ「君はガイア軍の者かね?」 サード「ええ!大丈夫です!今助けますよ!博士」 だがサードの前にビギナサンダーが立ちはだかる。 ビギナサンダー「悪いが博士を連れて帰られちゃ困るんだよ、やってほしい事があるんでな」 マリオン「ちょ・・・!ビギナサンダー!」 サード「大人しく返せばもうこれ以上の交戦はやめたいのですが・・・」 マリオン「うっ・・・確かに・・・」 ミガキ「その通りだ、君の使い魔のミスだ、いい加減にこんな事は・・・」 ビギナサンダー「そうかいかんのでな!」 ビギナサンダーがサードに電撃を浴びせる。 サード「うわっ!」 リーナス「サード!」 リーナスはシャドークゥエルに捕まったままだ。 ハーピージャジャ「ご主人・・・このままあの娘だけを連行しちゃいましょうか?」 マリオン「う・・・確かに・・・」 確かにこのままリーナスだけを捕まえればどうにかなるかもしれない。 シャドークゥエル「でも例の資料の事はどうするんです!?」 マリオン「う・・・それもあるけど・・・!」 だが博士誘拐と言う余計な事がバレればこっちのやっている事もバレる。 リーナス「うう・・・そう簡単に捕まるものですか!」 リーナスは隙を見てシャドーの足を思いっ切り踏んだ。 シャドー「ぎゃっ!」 リーナスはそのまま拘束から逃れる。 倒れていたサードはそれを見る。 サード「おお!リーちゃん!」 だがビギナサンダーがリーナスに襲い掛かった。 ビギナサンダー「こいつ!あくまで抵抗するか!」 ビギナサンダーがリーナスに向けて電撃を撃とうとする。 ミガキ「いかん!」 サード「リーちゃん!危ない!」 リーナス「はっ!」 リーナスはすかさずボーガンを構えた。 リーナス(相手をよく狙って・・・) ?(そうだリーナス・・・そのまま撃て・・・) リーナス(!・・・わかったわ!) リーナスの心の中でレスターの声が聞こえたような気がした。そしてリーナスはボーガンの矢を発射した! リーナス「ショット!」 矢はビギナサンダーの前右足に直撃した。 ビギナサンダー「ぐああっ!」 マリオン「ビギナサンダー!」 サード「今だ!」 動けるようになったサードはすかさずミガキ博士の元へ向かう。 リーナス「当たった・・・!」 ハーピージャジャ「あの娘・・・当てた!」 ビギナサンダー「この小娘・・・少しはやるな!・・・だが!」 サード「マリオン、ミガキ博士の身柄はサードが保護しました!」 マリオン一同「はっ!しまった!」 マリオンたちはリーナスのボーガン攻撃に見とれて博士のことを忘れていた。 ミガキ「もういいだろう!こんな馬鹿な事はやめろ!今回は大人しく去れ!」 サード「今度は誘拐などと言う馬鹿な事ではなくちゃんと依頼するのです!」 マリオン「うう・・・撤退するわ・・・」 ビギナサンダー「で・・・ですが!」 マリオン「撤退するの!元はといえば・・・」 シャドー「俺とお前のせいだろ、ビギナ・・・」 ビギナサンダー「う・・・わかったよ・・・!」 ハーピージャジャ「逃げるか勝ちって奴?」 マリオン「今回はすみませんね・・・それでは・・・このお馬鹿たちは私がきつく叱ります!それでは!」 シャドー「影風車!」 マリオンたちは黒い竜巻と共に消えていった。
続く
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