休暇中のリーナスとサードはミガキ博士を誘拐したマリオンたちが交戦状態に突入した。 マリオンの使い魔たちの攻撃に苦戦するリーナスとサード。だがリーナスがマリオンに近づき、博士誘拐の理由と問うのだった。
リーナス「マリオン・・・何であなたは博士を・・・」 サード「り・・・リーちゃん!・・・」 マリオン「う・・・」 リーナスがマリオンにボーガンを突きつける。
スリガナル海岸近く 古代語研究所
その頃ネクティスたちは・・・ マーク「全員揃ったな」 ジャグラー「それじゃあ、始めましょう」 ネクティス「おお・・・」 ネクティスはサーチヤでマリオンたちを探そうとしていた。 ネクティス「サーチヤ」 ネクティスの叫びと共に杖が一瞬だけ光った。そしてネクティスは杖を掲げたまま硬直した。 フリーダム「あの・・・ネクティス殿?」 ジャグラー「静かに」 フリーダム「はい」 サーチヤは精神を統一し、風を感じる事で捜索対象の魔力を感じ取るのだ。ネクティスはこれでマリオンの魔力反応がどこから流れてくるかをサーチするのだ。 ネクティス「・・・!」 硬直から2分、ネクティスが動いた。 マーク「どうだ!?」 ネクティス「反応あり、彼女達は北東だ!」 マーク「わかった!皆!行くぞ!」 一同「おおーー!」 ネクティスたちは北東へ向かった。 ネクティス(だが・・・マリオンの魔力と共にリーナスの魔力も感じ取ったが・・・?) 北東、それはまさにリーナスたちのいるフォルダストの森であった。
フォルダストの森
その頃リーナスはマリオンに博士誘拐の理由を問うのだった。 マリオン「リーナス・・・何故それを聞くのかしら?」 リーナス「だって・・・今回はなんかあなたしか動いていないみたいな気がするから」 マリオン「ぎくぅ!!」 サード「図星ですね」 ハーピージャジャ「ぎく!」 リーナス「あなたはいつも多数の仲間と共に作戦行動をとってきたわ」 サード「確かに・・・サードもなんかおかしいと感じました、彼女達の単独任務と言う可能性もありましたが」 リーナス「それにあなたの様子も少し変だったし・・・」 マリオン「う・・・」 ビギナサンダー「おっと!そこの女!」 ビギナサンダーがリーナスの後ろに回った。 ビギナサンダー「そのボーガンを置きな!ご主人に危害を加えたら黒こげにするぞ」 リーナス「げ・・・」 サード「はっ!リーちゃん!」 マリオン「ビギナサンダー!・・・やめなさい!」 マリオンがビギナサンダーを制止する。 ビギナサンダー「ですが・・・」 マリオン「わかったわ・・・話す・・・これはグレムリーやジオンとは無関係な行動よ・・・」 シャドー「ちょ!?・・・ご主人!?」 サード「グレムリーとは無関係・・・」 リーナス「でも・・・キルケーとは無関係じゃないわ」 リーナスはボーガンを構えたまま話す。 リーナス「これまでグレムリーとジオンはキルケー文明関係の遺跡を狙っていたわ、私もキルケー関係よ」 サード「そして、今度はキルケー文字に詳しいミガキ博士に手を出した、どういうつもりでしょうかね?」 マリオン「・・・私だって!お偉いさんが何を考えているかわからないわ!・・・」 マリオンは熱心に言い始める。 サード&リーナス「?」 マリオン「私だって上層部の目論見が何か知りたくてね・・・あるキルケーの文字を博士に解読させたかったの・・・」 サード「そのために博士をさらったと?」 シャドー「誘拐は俺のミスだ、ご主人は悪くないぞ」 シャドーがリーナスの影から出てきた。そしてすぐさまリーナスを拘束する。 リーナス「きゃっ!」 サード「何をするのです!」 マリオン「シャドー!」 シャドー「これは俺のミスが招いた結果だ・・・だがご主人を傷つけるわけにはいかん!」 その時だ。近くの林で気絶していたミガキ博士が目を覚ました。 ミガキ「む・・・?ここは・・・?おや?」 ハーピージャジャ「あ、博士が目を覚ました!」
続く
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