休暇中のリーナスとサードは偶然にもミガキ博士を誘拐したマリオンと使い魔と遭遇する。 一触即発の中、戦闘が始まる・・・と思う。
マリオン「どうしよう・・・」 ビギナサンダー「ここはやっぱ・・・戦うしかないでしょ・・・」 マリオンたちはどうするか話し合っている。 マリオン「でも・・・ここで戦ったら・・・」 司令官にばれれば確実に自分達は処断される。 マリオン「だけど・・・ばれなければいいけど・・・」 サード「なるほど・・・音信不通はこう言う事ですか・・・」 何やらサードが納得している。 リーナス「どういう事?」 サード「実はリーちゃん・・・例の文字の解読ですが・・・応答が無くて・・・」 リーナス「解読・・・は!そうだった・・・!」 リーナスは今更思い出した。そう以前アデレードの森で拾った古代兵器マジカノンに刻まれた自分に刻まれたものと同じキルケー文字の解読を古代言語学者であるミガキ博士に依頼していたのだ。だが彼女本人はイーズ山での戦いやレスターの事などですっかり忘れていたのだ。 リーナス「・・・ってか何で今までそれを言わなかったの!?」 サード「それは・・・リーちゃんが落ち込みまくっていたので・・・」 リーナス「え・・・そうだったの・・・ごめん」 サード「まぁ何にせよ博士を取り戻さねば!」 サードは剣を構える。 リーナス「そ・・・そうだね!私の秘密がかかってるんだから!」 リーナスもボーガンを構えた。 リーナス「ボーガン・・・初めて実戦で使うことに・・・持っていてよかったかも」 リーナスはボーガンに祈りをこめる。 リーナス(レスター・・・使わせてもらうわ・・・あなたのボーガンを!) マリオン「あの娘、いつの間にボーガンなんて・・・」 ビギナサンダー「まぁそんなことはどうでも良い!」 ビギナサンダーは戦闘モードになっている。 シャドー「どうします?おとなしく返すわけには行きませんよ、例のものを・・・」 マリオン「た・・・確かに・・・」 そう、マリオンはシャドーが盗み見した文字の解読を博士に解読してもらいたいだけだ。だが使い魔たちのミスで誘拐と言う最悪な事態になってしまった。だが博士に例のものを解読してもらわなければ司令官の真意がわからなくなる。 だがくよくよしているうちにリーナスとサードは戦う気だ。 ハーピージャジャがマリオンの命令も無いのに空から二人に襲い掛かった!鋭い爪で彼らを切り裂く気だ。 ハーピージャジャ「とりゃあ!」 リーナス「ひゃっ!」 サード「おっと!」 二人はハーピージャジャの攻撃をかわした。 マリオン「ちょっと!ジャジャ!」 ハーピージャジャ「もうこうなったら戦うしかないわ!」 リーナス「このお!」 リーナスがボーガンから矢を発射した。標的はハーピージャジャだ。だがジャジャは矢をすんなりとかわした。 ジャジャ「甘い甘い!そんな矢なんか当たりもしないわ!」 リーナス「くぅ〜・・・やっぱ当たらなかった・・・」 あれ以来リーナスはボーガンの練習を始めた。落ち込みながらやってはいたが。最初は不慣れで1発も当たらなかったが、そのうち馴れたのか、一昨日から当たるようにはなった。だが実戦でボーガンを使ったのはこれが最初である。 リーナス「今はレスターみたいにそうそう簡単には当たらないのか」 リーナスはボーガンは空の敵に有効的であると言う話をファイタードラゴンから聞いた。たまたまハーピージャジャと言う空を飛ぶ敵が今回はいたので何とかなると一瞬思った。だが現実は厳しかったようだ。 サード「リーちゃん!ファイト!」 ビギナサンダー「よそ見してる場合か!」 ビギナサンダーが雷をサードに向けて発射した。サードはかわしたが当たっていればサードは感電していた。 サード「雷のモンスター!」 ビギナサンダー「ちっ!さすがガンダム族だな!」 サード「何のためにあなた達は博士を誘拐したかはわかりませんが・・・」 ビギナサンダー「お前らには関係無いな!博士にやってほしいことがあるんでね・・・おとなしく返せるか!」 リーナス「なら!力ずくで返してもらうわ!」 マリオン「・・・もう・・・なんでこんな事になるの・・・」 シャドー「泣かないでご主人・・・」
続く
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