傷心休暇中のリーナスとその護衛役サードが森で何かと遭遇した。だがその数分くらい前。
マリオン「ふぉ・・・フォルダストの森・・・」 シャドー「ええ・・・王都近くです」 ビギナサンダー「やばいだろ・・・それって・・・」 マリオン「なんて所にジャンプしちゃったの・・・」 シャドー「大丈夫です、ここにはあまり人も来ないようですから」 マリオン「大丈夫なの?」 シャドー「恐らく・・・」 マリオン「ジャジャに空中偵察させてるけど・・・」 そのハーピージャジャが戻ってきた。 ハーピージャジャ「大変!前方数百mにリーナスとガンダムを確認したわ!」 シャドー「何!?」 マリオン「何ですって!?」 シャドー「よりによって!・・・なんでこんな所に・・・こんな日に限って・・・」 ビギナサンダー「まさか誘拐の事を聞いて・・・」 マリオン「それはありえないと思う・・・通達が早すぎるわ・・・もしかすると偶然・・・かも」 確かにこっちへ転移してからあまり時間はかかっていないはずだ。敵が誘拐を知ってそれを司令部に伝えるには少し時間がかかるはずだ。 シャドー「偶然か・・・嫌なタイミングだなぁ」 だが偶然にしても何故標的であるリーナスがここにいるのか? ハーピージャジャ「そう言えば一緒にいるガンダムはGセイバーって言ういつもの奴じゃなかった」 マリオン「え?そうなの?」 ハーピー「ええ、似てたけど別人だったわ」 ビギナサンダー「そんなことを考えている余裕無いですよ、二人か近づいてきますよ」 マリオン「離れましょう!」 マリオンたちは出来るだけ二人から距離をとろうとする。そしてその時リーナスとサードは・・・
サード&リーナス「ん!?」 二人は戦闘の構えを取る。林の中に何かがいるようだと悟った。 リーナス「何!?今の・・・」 サード「ここに住む・・・動物か何かでは?」 リーナス「そう・・・」 サード「だが・・・何か気になる・・・」 リーナス「注意して近寄ってみる?」 二人は林に近づきながら声をかける。 サード「そこ!誰かいるのですか!?」 リーナス「動物さんだったら・・・わかるかな?」 マリオンたち(やばい・・・見つかる!) マリオンたちは林の向こう側でそう考えながら、そそくさと後退し始める。 サード「・・・反応無し・・・と言うか逃げた?」 リーナス「でも・・・何気に気になる!」 リーナスが林へ向かう。 サード「ちょっ!リーちゃん!」 サードも後を追う。リーナスは林の向こうへ突撃した。そして・・・ マリオンたち「げ・・・」 リーナス「あ」 サード「あ!」 双方はついに接触した。 リーナス&サード(敵がいたーーー!!てか何故にここに!?) マリオン(ああ・・・どうしよう!見つかった!!) サード「ん?」 サードがシャドークゥエルに目をやった。誰かを抱えている。だがサードは顔を見てそれが誰かわかった。 サード「あ!ミガキ博士!?」 リーナス「え?!」 サード「古代言語研究の第1人者ミガキ博士では!?」 リーナス「ええ!?どうして・・・!?」 リーナスとサードは顔をやった。二人はある結論を出した。誘拐したんだと。 リーナス「まさか・・・」 マリオン「まぁ・・・手違いで誘拐しちゃった!・・・」 マリオンが泣きながら喋った。 リーナス「何のために・・・」 サードは戦闘の構えに入った。 サード「誘拐とはえげつない事を・・・ならば博士を返してもらいます!」
続く
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