どこぞの森
その頃ミガキ博士をマリオンたちはマークに見つかりシャドークゥエルの影風車でその場を離脱した。 そして・・・
ハーピージャジャ「んで・・・シャドー・・・」 シャドークゥエル「・・・」 ハーピージャジャが嘆くようにシャドーに言う。 ハーピージャジャ「ここ・・・どこよ!?」 そして叫ぶように怒鳴る。そして気絶した博士を抱えたマリオンもシャドーに講義する。 マリオン「そうよ、いったいどこへ逃げるつもりだったの?」 シャドークゥエル「いや・・・スリガナルからできるだけ離れた場所へと・・・」 マリオン「スリガナルから離れた場所って・・・」 ビギナサンダー「もしや我が国の領土内か?」 シャドー「いや、違う」 マリオン「え?じゃあ・・・ここはまだガイア国内?」 シャドー「ええ・・・多分俺の勘が正しければ・・・」 マリオン「勘って・・・」 シャドークゥエルは元々はマフィアに属していた諜報員で情報収集の為に色々な場所に行く事がある。影のモンスターでもある彼はそれを生かして様々な所に行けるのだ。影のあるところならば。故にマリオンにその力を情報収集の為に重宝されている。だからここがどこなのかわかるはずだ。 シャドー「多分ここは・・・」 マリオン&ハーピー&ビギナ「ここは?・・・」 シャドー「王都の北の森・・・フォルダストかと・・・」
スリガナル海岸
その頃のマークは・・・ フリーダム1「何ですって!?グレムリーが!?」 マーク「ああ・・・」 マークは洞窟であったことを部下達に話した。 マーク「だがマリオンとモンスター3体しかいなかった・・・妙な気がするが・・・」 フリーダム1「でも奴はグレムリーの戦士ですよ」 マーク「ああ・・・だが・・・そんな気がしないと言うか・・・」 フリーダム2「これからどうします?」 引き続き周辺を捜索しろ。俺は応援を待つ為にもここに残るよ。 フリーダム「了解!」 フリーダムたちは周辺へ散開する。 マーク「・・・マリオン・・・やはりグレムリーの命令か?何のつもりかはわからんが・・・あの人がリーナスの記憶の鍵を握っているんだ・・・早く助けないとな・・・無事でいてくれよ・・・博士・・・」
フォルダストの森
その頃何も知らないリーナスたちは・・・ リーナス「今を生きる・・・か」 レスターの死で傷ついたリーナスはサードの言葉に動かされ始めていた。 リーナス「うむぅ・・・」 リーナスはレスターの形見のボーガンを持ち、それを見つめながら考える。 サード(リーちゃん・・・大丈夫かな?・・・サードはG兄様のようにリーちゃんをフォローできてるでしょうか?) サードは小声で呟く。 リーナス「ん?サード?・・・なんか言った」 サード「いえ・・・何でも・・・」 リーナス「はぁ・・・なんだか今頃になってこの森にいると心が安らぐような気がしてきた・・・」 サード「え?・・・」 リーナス「なんだかそんな気がしてきたの、ここ木々やらさっきの湖やらを考えると・・・」 サード「そうですか」 だが二人の前方の林からがさがさと音がする。何かが出てくるのか。 サード&リーナス「ん!?」 二人は戦闘の構えを取る。いったい何が出てくるのか・・・
続く
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