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No.343 騎士ガンダム戦記 フェイズ177「その後のサンドレオン」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年01月12日 (日) 23時04分 [返信]

スリガナル海岸でマークとマリオンが遭遇したその頃、主を失ったサンドレオンは・・・

サンドレオン「ふう・・・これからどうするべきかなぁ・・・」
サンドレオンは封印から目覚めてからイーズ山の外へ出たのは100年ぶりであった。
だが今の彼にどこにも行く当てなど無い。彼はいつもギルティに付いて行っていた。だがそのギルティはもういない。故に彼は3日も適当に彷徨っていた。
サンドレオン「はぁ・・・」
だが彼が今いる場所は・・・
?「おい貴様!そこで何をしている?」
サンドレオン「ん?」
?「ここはグレムリー軍の所有地である!」
サンドレオン「あらら」
サンドレオンに刃を向けているのはグレムリー軍の兵士ブグだ。そう、彼が今いる所はグレムリーの領土なのだ。
サンドレオン「おいおい・・・また命を狙われるのか・・・」
今サンドレオンに牙を剥いているのは兵士ブグだけではない。モンスターケンプタイガーもサンドレオンを睨んでいた。
ケンプタイガー「ぐるるるる・・・」
サンドレオン「やるか?今はそんなつもりは無いが・・・」
兵士ブグ「ならば今すぐに立ち去ることだな」
ケンプタイガー「だな」
サンドレオン「だがオレもここらの事はあまり知らない」
ケンプタイガー「そうか・・・ならば食い殺すまで!」
兵士ブグ「待て!」
ブグが止める間も無くケンプタイガーはサンドレオンに襲い掛かった。
ケンプタイガー「ぐるああああ!!」
だがサンドレオンは避けてケンプタイガーをけり倒す。そして腕のショーテルを突きつける。
サンドレオン「悪いな」
ケンプタイガー「くっ!・・・」
兵士ブグ「な・・・なんて奴だ・・・」
その時だ。
?「とりゃあああ!!」
何やら掛け声がしたような気がした。
サンドレオン「ん?あの声は・・・」
どうやらあの建物の中から聞こえてきたようだ。1件屋のような小さな建物のようだ。
ケンプタイガー「ああ・・・あれはうちらの王子が戦闘訓練してるんだよ」
兵士ブグ「おい!言うなよ!」
サンドレオン「ふーん・・・王子か・・・」
サンドレオンはその場を立ち去った。
兵士ブグ「ふう・・・去ってくれたか・・・」
ケンプタイガー「うちらの王子に恐れをなしたか?」
兵士ブグ「んなわけ無いだろ」
ケンプタイガー「・・・だよね」

フォルダストの森 湖

その頃リーナスは・・・
リーナス「ぱあっ!・・・」
全裸のリーナスが水面から出てきた。
リーナス「はぁ・・・はぁ・・・」
ほとりにいるサードはリーナスに背を向けていた。
サード「む・・・」
リーナス「・・・サード・・・?」
サード「出たのですか、リーちゃん・・・」
リーナス「う・・・うん・・・」
リーナスがうなづく。
サード「ならば・・・服・・・着てください・・・」
リーナス「・・・わかった・・・」
リーナスはほとりに着くと服を着る。そして服を着るとサードに声をかけた。
リーナス「いいわよサード、いつまでも背を向けてないで」
サード「はい」
サードはリーナスに返事をすると立ち上がる。
サード「それで、お一人になって気が晴れましたか?」
リーナス「う・・・」
サード「サードには何気にわかるのです、一人になって考え事したかったんですね」
リーナス「まぁ・・・ね」
サード「かつてサードもリーちゃん同様に辛いことがありました、サードは今のリーちゃんの気持ちがわかりそうな気がします」
リーナス「サード・・・はっ!」
リーナスはある事を思い出した。それはGセイバーとセカンドセイバーから聞いたサードのかつての戦いの事とそのときの悲しい過去を。
リーナス「そう言えば・・・」

続く




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