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No.338 騎士ガンダム戦記172「博士誘拐さる!?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年12月16日 (月) 22時39分 [返信]

コアピジョンの報告でミガキ博士が失踪した事はネクティスに伝えられた。

ガイア城内ネクティスの研究室

ネクティス「なんてこった・・・」
ジャグラー「どうする?」
ネクティス「うむ・・・デルタ団長にこの事を伝えて・・・」
こんこん!とドアをノックする音が聞こえた。
ネクティス「開いてるよー」
出てきたのはデルタガンダムだった。
デルタ「どうした?んで博士は?」
ジャグラー「グッドタイミング」
デルタ「え?」
ネクティス「実は・・・コアピジョンの報告によるとミガキ博士が研究所から消えてるみたいなんです・・・」
デルタ「何ぃ!?」
コアピジョン「研究所が荒らされてたので・・・博士もいませんでした・・・恐らく・・・」
デルタ「うむ〜・・・だが誘拐じゃないかもしれないがとりあえず調査してみるか・・・」
ネクティス「ですね」
と言う事で剣士マークが兵士フリーダム4名と共に現地へ向かった。

スリガナル海岸近くの洞窟

その頃の博士はと言うと・・・やはり捕まっていた。
ミガキ「くっ・・・君達・・・どういうつもりなのかね?3日もここに閉じ込めて・・・」
捕まえた犯人はグレムリー軍のダークウィッチマリオンの使い魔モンスターたちだ。シャドークゥエル、ビギナサンダーだ。
ビギナサンダー「悪いな、これはご主人の命令でね」
ミガキ「ご主人だと?」
シャドークゥエル「ええ、俺らのご主人様のね」
ビギナサンダー「今来るはずだ・・・」
その時、洞窟に二つの影が入ってきた。一つは青い髪の気弱そうな魔女。グレムリー軍のダークウィッチマリオンである。もう一つは赤い体に羽根の生えたモンスターハーピージャジャだ。
マリオン「あなた達・・・!何してんの!?」
シャドークゥエル「何って・・・ミガキ博士を連れてきたんですよ!」
マリオンは博士を見た。彼は縛られているではないか。どう考えても無理やりつれてきたようだ。
マリオン「まさか・・・強引に・・・」
ハーピージャジャ「あら・・・?」
ビギナサンダー「何が問題ありますか?」
マリオン「大有りよ!私は誘拐して来いって言ってないわ!ただ博士を連れてきてって言ったのに・・・」
シャドークゥエル「あ・・・すみません・・・かつての癖が・・・」
実はシャドークゥエルはマリオンの使い間になる以前はマフィアに属しており、誘拐などをしていた事があった。生きた影のモンスターである彼にとって誘拐は得意分野なのだ。
シャドークゥエル「それにご主人は昨日まで出張に行ってて忙しかったって言うし・・・」
マリオン「んもう・・・これがもし上層部にばれたら・・・」
ハーピージャジャ「確実に処断決定・・・」
マリオンたちは背筋を凍らせた。
ミガキ「君かね・・・連中に私を連れてこさせたのは・・・」
マリオン「ええ・・・まぁ・・・」
ミガキ「何の目的で?」
マリオン「実は・・・あなたに調べて欲しいものがありまして・・・」

ガイア城内通路

その頃リーナスは・・・
リーナス「はぁ・・・」
相変わらずのようだ。ため息を吐いた。
リーナス「レスター・・・」
そんな彼女をデルタやGセイバーが見る。
Gセイバー「アイツに博士の事を話すか?」
デルタ「いや、多分この間のダメージから立ち直ってないんだ・・・このままじゃ仕事も出来そうにない・・・」
Gセイバー「ああ、剣の練習もまったくやれてない。だがボーガンの練習はやっているけど」
サード「どうしますかね?」
デルタ「なら気分をリラックスさせる為、静養を兼ねて奴を外出させるか!」
Gセイバー「ちょっと待て!・・・アイツを外に放り出したらジオンに・・・!」
デルタ「大丈夫、一人にはさせんよ、護衛は付けるよ」
サード「そうですか、ならばサードが護衛を担当しましょう」
Gセイバー「サード・・・なんで?アイツの保護者である俺が・・・」
サード「いえ・・・なんとなくサードにはわかる気がするのです・・・現在のリーちゃんの気持ちが・・・」

続く




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