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No.335 騎士ガンダム戦記 フェイズ169「この攻撃に怒りと悲しみと憎悪を」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年11月26日 (火) 21時59分 [返信]

レスターを殺されたリーナスは怒りのあまりにギルティに立ち向かう。

リーナス「絶対許さない・・・殺る・・・絶対殺る・・・」
Gセイバー「おーいリーナス・・・冷静になれよ・・・」
リーナス「ちょっと黙ってて・・・」
リーナスの声が何気に怖い。怒りに満ちている。流石に付き合いが長いGセイバーやデルタもこんな彼女を見たのは初めてだ。
ギルティ「お怒りのところ悪いけど!!」
ギルティは鎌を振り下げる!だがリーナスはそれをかわす。
リーナス「っ!!」
ギルティ「怒ってる割には冷静みたいね」
サンドレオンはと言うとまたデルタとジェムズガンと交戦中だ。
サンドレオン「とりゃあ!」
サンドレオンの斬撃攻撃はデルタにかわされる。どうやらサンドレオンの攻撃を見切り始めている。
サンドレオン「くそっ!」
デルタ「どうやらお前の上司はうちのものを怒らせちまったようだな!」
サンドレオン「バンパイアハンターの一人や二人なんか知れた事か!!」
デルタ「お前らにとってはな、だがアイツにとってはレスターは特別だったんだ!」
ジェムズガン「よくもやってくれたな!ゲスども!」
サンドレオン「そうかい!」
二人が戦闘を行う中リーナスがまたギルティに掴みかかろうとしていた。もはや剣を使うつもりは無いように見える。
リーナス「っ!待てっ!」
リーナスの追跡に対してギルティは浮遊で避けていた。
ギルティ「ほーら捕まえて御覧なさい!」
リーナス「ムカつく!」
ギルティ「今度は私が捕まえてあげる!」
ギルティはリーナスに向かって突撃してきた。血を吸うつもりだ!
リーナス「くっ!」
Gセイバー「させるか!」
Gセイバーたちがギルティに切りかかった。
Jセイバー「とりゃあ!」
ジムブリザード「レスターの仇!!」
だがギルティは鎌で攻撃を受け止めた。
Gセイバー「リーナス!冷静になれ!考えて戦え!」
リーナス「でっ・・・でも・・・!」
ギルティ「とおりゃあ!」
Gセイバーたちがギルティに払いのけられる。
Gセイバー達「うわあ!」
ギルティ「寄って集るとは良い度胸ね!」
Gセイバー「そうでもしないとお前を倒せそうに無いからな」
リーナス「考える・・・か・・・」
リーナスはある事を思い出し、レスターの亡骸へ向かった。レスターの剣とボーガン。これで奴を仕留める。それがレスターの遺言だからだ。
リーナス「レスター・・・行くよ・・・」
ボーガンと剣を持ってリーナスは向かう。ギルティを討つために。
ギルティが血を吸い取ろうとGセイバーに近寄る。
ギルティ「うふふふ・・・今度はあなたを頂くわ・・・」
リーナス「ギルティ・・・あなたを絶対打ち倒す・・・!」
リーナスがギルティに告げた。ギルティは今度はリーナスへ矛先を向ける。
ギルティ「ふうん・・・吸われたいんだ・・・あなた・・・!」
ギルティが襲い掛かろうとした時、隙を見てGセイバーがギルティの足に剣を刺した。
ギルティ「ぎゃっ!」
Gセイバー「隙を見せやがって!」
リーナス「Gセイバー・・・ありがとう!」
ギルティ「ぐううう・・・ならあなたを!!」
Gセイバー「今だ・・・!リーナス!」
ギルティがGセイバーを噛み付こうとしたその直後だ。リーナスが至近距離でボーガンを発射した。
リーナス「食らえ!」
対吸血鬼用の矢はギルティの体に多数刺さった。
ギルティ「ぐああああ!・・・」
リーナスは全ての矢を撃ちつくすと今度はレスターの剣でギルティを滅多斬りにした。
リーナス「このぉ!!!レスターの仇!」
ギルティ「ぎゃあああ・・・・!」
サンドレオン「うわあ!ギルティ様!」
流石のサンドレオンも動揺している。デルタとジェムズガンが隙を見て攻勢に出る。
ジェムズガン「よそ見してる場合か!」
デルタ「食らえ!」
二人の斬撃がサンドレオンの鎧にひびを入れた。
サンドレオン「うわああ!」
斬撃の勢いでサンドレオンは飛ばされる。
リーナスはとどめの一撃を加える。対吸血鬼用矢、最後の一本、リーナスはそれを手に持ってギルティ目掛けて刺す。力いっぱい、初めて知った怒りと悲しみと憎悪をこめて!
リーナス「このおおおおお!!」
ぐさああ!
ギルティの頭部に矢が刺さった。
ギルティ「そ・・・そんな・・・100年ぶり・・・に・・・目覚めたら・・・」
ギルティはそう言い残して爆発した。
デルタ「おお・・・」
ジェムズガン「や・・・やった!・・・」
Jセイバー「おお!」
Gセイバー「勝った・・・な・・・!」
リーナス「はぁ・・・はぁ・・・」
サンドレオン「そ・・・そんな!・・・」
サンドレオンはそう言ってその場から逃げ去った。
リーナス「はぁ・・・はぁ・・・」
Gセイバーがリーナスに駆け寄る。
Gセイバー「リーナス・・・?大丈夫か?」
リーナス「だ・・・大丈夫だよ・・・」
リーナスの目から一粒の涙が流れた。それは血に染まった雪原に零れ落ちたのだった。

続く




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