レスターを殺されたリーナスは怒りのあまりにギルティに立ち向かう。
リーナス「絶対許さない・・・殺る・・・絶対殺る・・・」 Gセイバー「おーいリーナス・・・冷静になれよ・・・」 リーナス「ちょっと黙ってて・・・」 リーナスの声が何気に怖い。怒りに満ちている。流石に付き合いが長いGセイバーやデルタもこんな彼女を見たのは初めてだ。 ギルティ「お怒りのところ悪いけど!!」 ギルティは鎌を振り下げる!だがリーナスはそれをかわす。 リーナス「っ!!」 ギルティ「怒ってる割には冷静みたいね」 サンドレオンはと言うとまたデルタとジェムズガンと交戦中だ。 サンドレオン「とりゃあ!」 サンドレオンの斬撃攻撃はデルタにかわされる。どうやらサンドレオンの攻撃を見切り始めている。 サンドレオン「くそっ!」 デルタ「どうやらお前の上司はうちのものを怒らせちまったようだな!」 サンドレオン「バンパイアハンターの一人や二人なんか知れた事か!!」 デルタ「お前らにとってはな、だがアイツにとってはレスターは特別だったんだ!」 ジェムズガン「よくもやってくれたな!ゲスども!」 サンドレオン「そうかい!」 二人が戦闘を行う中リーナスがまたギルティに掴みかかろうとしていた。もはや剣を使うつもりは無いように見える。 リーナス「っ!待てっ!」 リーナスの追跡に対してギルティは浮遊で避けていた。 ギルティ「ほーら捕まえて御覧なさい!」 リーナス「ムカつく!」 ギルティ「今度は私が捕まえてあげる!」 ギルティはリーナスに向かって突撃してきた。血を吸うつもりだ! リーナス「くっ!」 Gセイバー「させるか!」 Gセイバーたちがギルティに切りかかった。 Jセイバー「とりゃあ!」 ジムブリザード「レスターの仇!!」 だがギルティは鎌で攻撃を受け止めた。 Gセイバー「リーナス!冷静になれ!考えて戦え!」 リーナス「でっ・・・でも・・・!」 ギルティ「とおりゃあ!」 Gセイバーたちがギルティに払いのけられる。 Gセイバー達「うわあ!」 ギルティ「寄って集るとは良い度胸ね!」 Gセイバー「そうでもしないとお前を倒せそうに無いからな」 リーナス「考える・・・か・・・」 リーナスはある事を思い出し、レスターの亡骸へ向かった。レスターの剣とボーガン。これで奴を仕留める。それがレスターの遺言だからだ。 リーナス「レスター・・・行くよ・・・」 ボーガンと剣を持ってリーナスは向かう。ギルティを討つために。 ギルティが血を吸い取ろうとGセイバーに近寄る。 ギルティ「うふふふ・・・今度はあなたを頂くわ・・・」 リーナス「ギルティ・・・あなたを絶対打ち倒す・・・!」 リーナスがギルティに告げた。ギルティは今度はリーナスへ矛先を向ける。 ギルティ「ふうん・・・吸われたいんだ・・・あなた・・・!」 ギルティが襲い掛かろうとした時、隙を見てGセイバーがギルティの足に剣を刺した。 ギルティ「ぎゃっ!」 Gセイバー「隙を見せやがって!」 リーナス「Gセイバー・・・ありがとう!」 ギルティ「ぐううう・・・ならあなたを!!」 Gセイバー「今だ・・・!リーナス!」 ギルティがGセイバーを噛み付こうとしたその直後だ。リーナスが至近距離でボーガンを発射した。 リーナス「食らえ!」 対吸血鬼用の矢はギルティの体に多数刺さった。 ギルティ「ぐああああ!・・・」 リーナスは全ての矢を撃ちつくすと今度はレスターの剣でギルティを滅多斬りにした。 リーナス「このぉ!!!レスターの仇!」 ギルティ「ぎゃあああ・・・・!」 サンドレオン「うわあ!ギルティ様!」 流石のサンドレオンも動揺している。デルタとジェムズガンが隙を見て攻勢に出る。 ジェムズガン「よそ見してる場合か!」 デルタ「食らえ!」 二人の斬撃がサンドレオンの鎧にひびを入れた。 サンドレオン「うわああ!」 斬撃の勢いでサンドレオンは飛ばされる。 リーナスはとどめの一撃を加える。対吸血鬼用矢、最後の一本、リーナスはそれを手に持ってギルティ目掛けて刺す。力いっぱい、初めて知った怒りと悲しみと憎悪をこめて! リーナス「このおおおおお!!」 ぐさああ! ギルティの頭部に矢が刺さった。 ギルティ「そ・・・そんな・・・100年ぶり・・・に・・・目覚めたら・・・」 ギルティはそう言い残して爆発した。 デルタ「おお・・・」 ジェムズガン「や・・・やった!・・・」 Jセイバー「おお!」 Gセイバー「勝った・・・な・・・!」 リーナス「はぁ・・・はぁ・・・」 サンドレオン「そ・・・そんな!・・・」 サンドレオンはそう言ってその場から逃げ去った。 リーナス「はぁ・・・はぁ・・・」 Gセイバーがリーナスに駆け寄る。 Gセイバー「リーナス・・・?大丈夫か?」 リーナス「だ・・・大丈夫だよ・・・」 リーナスの目から一粒の涙が流れた。それは血に染まった雪原に零れ落ちたのだった。
続く
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