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No.321 騎士ガンダム戦記 フェイズ156「彼ん家で・・・(後編)」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年09月11日 (水) 21時51分 [返信]

リーナスとレスターはラブラブモードであった。

レスター「・・・どうする?」
リーナス「・・・とりあえず・・・暖まったけど・・・」
レスター「どうしようか・・・風呂に・・・」
リーナス「わ・・・私も入るよ・・・」
レスター「・・・!?」
リーナス「・・・!言ってしまった・・・」
二人は一緒にお風呂に入る事にした。

お風呂

レスター「み・・・見るなよ・・・」
リーナス「あ・・・あなたこそ・・・」
二人は背を向け合って湯に浸かっていた。お互いの体を見せないように・・・
リーナス&レスター(ううう・・・恥ずかしい・・・)
二人は10分以上そんな状態が続いた。

寝室

二人はベッドで共に横たわっていた。この家にはベッドが一つしかないのだ。
レスター「う・・・」
リーナス「うう・・・」
二人は川の字になって寝ていた。
リーナス「ふぅ・・・何やってんだか私・・・」
レスター「はぁ・・・恥ずかしい・・・」
リーナス「わ・・・私だって・・・」
レスター「こんな事を今は亡き親父にどう言えばいいんだか・・・」
リーナス「親父・・・父親か・・・」
レスター「そ・・・そういえば・・・お前に・・その・・・家族っているのか?」
リーナス「・・・わからない・・・」
レスター「え?」
リーナス「私さ・・・記憶が無くてさ・・・自分が何者なのかわからないのよ・・・どこで生まれ育ったのかね・・・そこをガイア王国に拾われた」
レスター「記憶喪失・・・か」
リーナス「なんか私、魔力を秘めてるそうでさ・・・それが原因でグレムリー公国とジオン族って奴らに狙われてるの・・・だから身の安全のために戦ってるの・・・」
レスター「そうか・・・俺は宿命のまま戦って、お前は自分を取り戻しつつ、自分を守る為に戦っているのか・・・」
リーナス「まぁ・・・多分そんな感じ・・・かも・・・」
レスター「・・・そうか・・・今幸せ・・・か?」
リーナス「・・・恐らく・・・まぁ仲間に囲まれてるから・・・今のところは・・・そういうあなたは?」
レスター「さあな・・・」
リーナス「そう・・・」
そのまま二人は眠ってしまった。

次の日 イーズ村警備隊駐屯地

早朝、吹雪はすっかり止み、雲ひとつ無い晴天だ。
セカンド「くぅーーーっ!いい天気だ!!」
Gセイバー「だな・・・」
セカンド「・・・元気無いな・・・兄上・・・」
デルタ「リーナスの事が心配なんだな・・・まぁ仕方ないな・・・あいつは一番の部下みたいなものだし・・・」
セカンド「そうかもな」
ガイア軍は出撃準備に入っていた。その目的は吸血鬼の探索・撃破である。
ジェムズガン「見てろよ!吸血鬼!俺たちでとっちめてやる!!」
Gセイバー「そう粋がるな、相手は手強いぞ・・・昨日の戦いを忘れたか?」
デルタ「セカンドとネモU1名は村の周辺の警備かつ二人の捜索だ」
二人とは当然のごとくリーナスとレスターの事である。
セカンド「了解!」
ネモU「御意!」
Gセイバー「頼むぞ」
セカンド「わかったよ」
デルタ「よし!全軍出撃!」
一同「おおーーー!!」
デルタやGセイバーたちは山へ向かっていった。
ネモU「生きて帰ってくるかな・・・?」
セカンド「大丈夫だ!これまで何度も生きて帰ってきたんだ!」
セカンドはネモUに言い聞かせた。残った二人に村の老人が近づいてきた。
老人「あの人たちは生きて帰ってこれるのか?・・・あの山に向かったものは生きては帰れないと言われとる・・・吸血鬼が甦ってしまった以上・・・」
セカンド「いいや!!絶対戻ってくる!!俺はそう信じてる!!」
セカンドは老人に対して強く言った。そして村の外を振り返った。
ネモU「あの・・・どこへ?」
セカンド「さて・・・リーナスとおまけを探してくるよ・・・あいつも一応俺たちの仲間だ!」
セカンドは村の外へ駆け出した。彼の言ったおまけとはレスターと言うバンパイアハンターの事である。

続く




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