サンドレオンの必殺技で吹っ飛ばされたリーナスとレスターはようやくレスターの自宅に到着した。
レスター宅
レスターはすぐさま暖炉に火を起こし、家中を暖めた。 レスター「大丈夫か?」 リーナス「大丈夫・・・暖まって来たから!」 リーナスは見る見るうちに回復した。やはり安定して気候のエリアで過ごしていた為か寒さにはめっぽう弱いようだ。 リーナス「やっぱ寒いの苦手・・・」 レスター「だな・・・ったく・・・」 レスターは顔を赤くした。リーナスもレスターを見て、顔を赤くする。 リーナス(ああもう・・・やっぱこれってさ・・・) レスター(むぅ・・・これはやはり・・・) リーナス&レスター(恋!!) 二人は今更確信した。自分が確実に恋に落ちたと。 リーナス「あ・・・あのさ・・・レスターさ・・・」 レスター「何・・・」 リーナス「私・・・あなたが・・・好きになっちゃった!!」 リーナス初の告白。そしてレスターも・・・ レスター「じ・・・実は俺も!!お前が好きになっちゃった!!」 まさに激白である。二人とも多分雪が融解しそうな感じの熱い衝動に身を任せた告白である。 リーナス&レスター「ううう・・・言っちゃった・・・」
イーズ村警備隊駐屯地
その頃村へ一旦撤退したGセイバーはと言うと・・・ Gセイバー「はぁ・・・リーナスの奴・・・大丈夫か?・・・」 窓から吹雪が吹き荒れるただ外を見つめるGセイバー。そこにジェムズガンが話しかけてくる。 ジェムズガン「大丈夫だろ、多分レスターも一緒にいてくれればだが・・・」 Gセイバー「ああ・・・だと良いが・・・リーナスの奴はここらの事など知らんからなぁ・・・」 ジェムズガン「そうか・・・それはご愁傷様・・・」 Gセイバー「バンパイアハンターよ・・・助けてくれるか?」 そう、まさにリーナスとレスターは一緒だった。
その頃のリーナスとレスターは・・・
リーナスとレスターは見つめ合いつつ座っていた。 リーナス「いやさ・・・その・・・あの時一目見ただけで惚れちゃったよ・・・」 レスター「俺もだよ・・・こんな事初めてだ・・・人に恋したのは・・・お前さ、王都から来た軍の剣士だって?」 リーナス「うん」 レスター「よくこんな所まで・・・ご苦労さん」 リーナス「まぁ仕事よ、見知らぬ土地だったものでさぁ・・・」 レスター「仕事か・・・俺と利害は一致しているな」 リーナス「利害・・・あいつね、ギルティとか言う吸血鬼・・・」 レスター「そうだ・・・俺の先祖は奴の封印に加担したバンパイアハンターだ、家は先祖代々からバンパイアハンターをやってる家だ」 リーナス「ふうん・・・」 レスター「いずれ奴が復活するんじゃないかって先祖や爺ちゃん、父さんも心配していたんだよな」 リーナス「父さん・・・か、なるほど、だから貴方はいつかあいつが復活するのに備えてここに・・・」 レスター「まあな」 リーナス「先祖か・・・私の先祖は多分キルケーの人間かも・・・」 リーナスは小声で呟いた。 レスター「どうした?」 リーナス「いや・・・なんでも無いよ」
続く
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