イーズ山山頂近くの洞窟
ギルティとサンドレオンは一旦アジトへ後退し、体勢を立て直そうとしていた。 ギルティ「くぅ・・・ガンダムか・・・厄介ね・・・」 サンドレオン「むぅ・・・」 ギルティ「サンドレオン、傷はどう?」 サンドレオン「大丈夫でっす、治るの早いですから、リペアリキッドのおかげで」 ギルティ「村からちょこっと盗んできた甲斐があったかしら」 サンドレオンはリペアリキッドを傷口にかけていた。リペアリキッドはリグ地方ではごくありふれた薬品だ。回復薬で、傷口に塗ればわずか数分くらいで感知できると言う優れものだ。ギルティたちが持っているこれは村から盗んできたものらしい。 ギルティ「まぁバンパイアハンターがまだ存在している事は驚きだわ」 サンドレオン「まぁあのガンダムどもも問題ですよ、どうやら腕が立つみたいですね」 ギルティ「確かに・・・私が捕まえようとしたあのGセイバーとか言うガンダムの顔・・・あいつに似てる・・・」 サンドレオン「あいつ・・・ってまさか俺たちを封じた・・・」 ギルティ「そう・・・もしかしたらあいつの子孫かもしれないわ・・・」 サンドレオン「確かに・・・」 ギルティとサンドレオンはガイア軍への対策を話し合っていた。そしてバンパイアハンターレスターへの対策も。
その頃リーナスとレスターはと言うと・・・
リーナス「なんか雪の降りが激しくなってきた・・・」 リーナスはがたがた震えつつ雪の中を歩いていた。 それに比べてレスターはと言うとガタガタ震えることなく進んでいる。地元の人間だからかこれくらいの寒さは慣れているのだろう。 レスター「大丈夫か?」 リーナス「ま、まぁ・・・ね・・・」 レスター「ガタガタ震えてるじゃないか・・・無理するな・・・慣れてないんだろ」 リーナス「うん・・・そもそも雪原なんて始めてだもん」 レスター「そうか・・・それはご苦労・・・」 どれくらい歩いただろうか・・・小屋が見えてきた。どうやらあれがレスターの自宅らしい。 レスター「お、見えてきた見えてきた・・・」 リーナス「着いた・・・」 二人は小屋へ転がり込んだ。 レスター「ふう・・・後数分送れてたら吹雪にあってたろうな・・・」 リーナス「のようね・・・」 リーナスは相変わらずガタガタ震えていた。
続く
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