怪事件が発生するイーズ村へ調査に向かったリーナス。 そこで彼女はレスターと言う不思議な少年と遭遇する。だが彼は去っていく。
イーズ村南部
リーナス「うう・・・」 レスターが引き返してから4分経過しても相変わらず異常は無いようだ。リーナスも流石に寒さに慣れていない為、震えている。 Gセイバー「無理・・・するなよ・・・」 リーナス「だ・・・大丈夫・・・慣れるかも・・・」 ジムブリザード「おいおい・・・」 そのときだ。 ?「きゃあーーーーーー!!!!」 リーナスたちの後ろで女性の悲鳴があがった。 リーナス「な・・・何!?」 Gセイバー「行くぞ!」 3人は悲鳴の方角へと走っていく。
イーズ村イーズ山方面
村の外れ、イーズ山方面の大木近くで村の女性が黒いフードを羽織った何者かに襲われていた。 女性「いやあ・・・!来ないで!!」 ?「くふふふふ・・・・貴様の血・・・頂くわ!」 まるで変質者のようだが声は女のようだ。女性に後3mまで迫っていたそのときにどこからか槍が飛んでくる。 ?「え?・・・ひゃっ!!」 その黒いフードの女(?)は槍をかわす。槍は 戦士ジェムズガン「早く逃げろ!」 女性「は・・・はい!!」 あの槍はジェムズガンが投げたものだ。そしてジェムズガンに続き、セカンドやリーナスたちが駆けつけてきた。 Gセイバー「貴様!何をやっていた・・・女の人相手に!」 ジェムズガン「お前だな!村人たちを襲っていたのは!!」 ?「もし、そうだとしたら?どうするの?」 ジェムズガン「決まっている・・・倒す!」 ジムブリザードたちが剣を構える。 ジムブリザード「正体を見せろ!殺人鬼め!!」 ?「わかったわよ・・・見せてあげる・・・私の姿をね・・・」 そう言って謎の女はフードを脱ぎ捨てる。その姿はMS族だ。それも漆黒の体をしている。背中には蝙蝠の様な羽を生やしている。その羽をスカートのように下半身部分に纏っている。そして口にあたる部分には2本の牙が鋭く生えている。また背中には何かを背負っている。大きな鎌である。まるで何でも切れてしまいそうな感じの鋭い刃だ。 その姿はまるで神か吸血鬼の伯爵である。いや、コイツの場合はお嬢様と言うべきだろうか。しかもこいつの顔はガンダムである。と言う事はガンダム族であると言う事になる。 僧侶Gキャノン「こ・・・こいつ・・・」 Gセイバー「ガンダム!?・・・お前は・・・何者だよ・・・」 ?「私は・・・ギルティ・・・吸血(バンパイア)モンスター騎士ガンダムギルティよ」 リーナス「が・・・ガンダム・・・なの!?」 セカンド「ああ・・・あの顔はどう見てもガンダムだ・・・」 Gキャノン「吸血(バンパイア)モンスター・・・騎士だって・・・?まさか!」 ジェムズガン「この村に伝わる・・・吸血鬼・・・なのかよ!?」 リーナス「あれが・・・吸血鬼・・・」
イーズ村には伝説がある。 「かつてこの山の近隣で吸血鬼が手下と共に暴れておりました。その振る舞いに怒った村人は力を合わせて立ち向かいましたが、到底適いません。でもそんな中、光る戦士が現れ、吸血鬼たちを山に封じました」 そう・・・その吸血鬼がついに甦ったのだ・・・
続く
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