イーズ山ふもとのイーズ村で起こる怪事件調査の為、リーナスたちが出撃した。 そして・・・
イーズ村
デルタ「到着だな」 一向はイーズ村へ無事に到着した。そこは雪に囲まれた村だけあって寒い。気温は1℃くらいしかない。村人たちは皆防寒具を常に着ている。 リーナス「うう・・・寒い・・・これが真冬って奴なのね・・・」 セカンド「そ、お前にとっては初めてだろうな、今はここ以外はそんな季節じゃないがな」 リーナスは寒冷地と言うのをあまり知らない、と言うか冬と言うものをまったく知らないのだ。 故に寒さと言うのを今実感している。 リーナス「うおおお・・・・」 リーナスがガタガタ震える。 Gセイバー「大丈夫か?」 リーナス「・・・ま・・・まあ・・・なんとか・・・」 デルタ「まずは駐屯地に向かうか」 リーナスたちは村の現状を詳しく知るべく警備隊の駐屯地へと向かう。
イーズ村警備隊駐屯地
警備隊の基地はアトランタ村の部隊の基地と同じく一軒家だ。だがアトランタの部隊のとは違い2階建てのようだが少し大きい。 デルタ「我々が本国から派遣されてきた部隊だ、俺は隊長の騎士デルタガンダムだ」 警備隊員6名が敬礼する。構成メンバーはリーダーは戦士ジェムズガン、隊員は兵士ジムブリザード3名、僧侶Gキャノン2名と6名だけだ。 戦士ジェムズガン「ようこそ、わが部隊の駐屯地へ・・・」 セカンドセイバー「よぉジェムズガン・・・久しぶりだな・・・」 セカンドがジェムズガンに声をかける。 ジェムズガン「セカンドか・・・久しぶりだな・・・と言いたいが・・・」 セカンド「ん?」 ジェムズガン「俺はかなり悔しいんだよ・・・部下や村人がやられていると言う状況で何も出来ない自分が・・・」 ジムブリザードA「あの・・・隊長・・・」 兵士がジェムズガンを宥める。 ジムブリザードB「すみません・・・うちの隊長は自分が失敗するとこんな感じなんです」 ジェムズガン「俺は無力な自分が情けない・・・ちくしょー!!」 ジェムズガンは頭を壁に叩き付けた。 隊員たち「隊長!!」 リーナス「うわー・・・」 Gセイバー「落ち着けよ」 セカンド「相変わらずだな・・・失敗があるとあいつはいつもそうだ、自分が無力だとか言ってすぐにああなる」 Gセイバー「そういえばお前とジェムズガンは訓練生時代の同期だっけな」 セカンド「うん」 デルタ「ジェムズガン・・・まずは落ち着け・・・」 ジェムズガンは叩きつけるのをやめる。 ジェムズガン「・・・すまない・・・まずは状況説明だな」 デルタ「そうだ、今のところはどうだ?」 ジェムズガン「現在の被害者数は7名だ、今からちょうど1週間前から発生している」 セカンド「被害者は皆血を全部吸い尽くされたんだって?」 僧侶Gキャノン「ええ、まるで何かに吸われたように・・・」 ジムブリザード「村人の間じゃ吸血鬼が蘇ったんだって噂が広まってて・・・」 リーナス「この山に封印されたとか言う・・・あの?」 ジムブリザード「ああ・・・もしかするとな・・・」 Gセイバー「そんなおとぎ話が現実になるなど・・・」 ジェムズガン「だが事実血を吸い尽くされる殺人事件が発生している、これを吸血鬼の仕業で無いとしたら誰の仕業だと言うんだ?」 リーナス「確かに・・・」 Gセイバー「まさか・・・またグレムリーが糸を引いてるんじゃないか?」 ジェムズガン「まさか・・・それはありえないな」 Gセイバー「言ってみただけさ・・・ただ・・・もし仮に奴らだとしてもここに何の用があるかわからん・・・」
続く
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