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No.310 騎士ガンダム戦記 フェイズ146「イーズ村」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年07月15日 (月) 22時32分 [返信]

イーズ山ふもとのイーズ村で起こる怪事件調査の為、リーナスたちが出撃した。
そして・・・

イーズ村

デルタ「到着だな」
一向はイーズ村へ無事に到着した。そこは雪に囲まれた村だけあって寒い。気温は1℃くらいしかない。村人たちは皆防寒具を常に着ている。
リーナス「うう・・・寒い・・・これが真冬って奴なのね・・・」
セカンド「そ、お前にとっては初めてだろうな、今はここ以外はそんな季節じゃないがな」
リーナスは寒冷地と言うのをあまり知らない、と言うか冬と言うものをまったく知らないのだ。
故に寒さと言うのを今実感している。
リーナス「うおおお・・・・」
リーナスがガタガタ震える。
Gセイバー「大丈夫か?」
リーナス「・・・ま・・・まあ・・・なんとか・・・」
デルタ「まずは駐屯地に向かうか」
リーナスたちは村の現状を詳しく知るべく警備隊の駐屯地へと向かう。

イーズ村警備隊駐屯地

警備隊の基地はアトランタ村の部隊の基地と同じく一軒家だ。だがアトランタの部隊のとは違い2階建てのようだが少し大きい。
デルタ「我々が本国から派遣されてきた部隊だ、俺は隊長の騎士デルタガンダムだ」
警備隊員6名が敬礼する。構成メンバーはリーダーは戦士ジェムズガン、隊員は兵士ジムブリザード3名、僧侶Gキャノン2名と6名だけだ。
戦士ジェムズガン「ようこそ、わが部隊の駐屯地へ・・・」
セカンドセイバー「よぉジェムズガン・・・久しぶりだな・・・」
セカンドがジェムズガンに声をかける。
ジェムズガン「セカンドか・・・久しぶりだな・・・と言いたいが・・・」
セカンド「ん?」
ジェムズガン「俺はかなり悔しいんだよ・・・部下や村人がやられていると言う状況で何も出来ない自分が・・・」
ジムブリザードA「あの・・・隊長・・・」
兵士がジェムズガンを宥める。
ジムブリザードB「すみません・・・うちの隊長は自分が失敗するとこんな感じなんです」
ジェムズガン「俺は無力な自分が情けない・・・ちくしょー!!」
ジェムズガンは頭を壁に叩き付けた。
隊員たち「隊長!!」
リーナス「うわー・・・」
Gセイバー「落ち着けよ」
セカンド「相変わらずだな・・・失敗があるとあいつはいつもそうだ、自分が無力だとか言ってすぐにああなる」
Gセイバー「そういえばお前とジェムズガンは訓練生時代の同期だっけな」
セカンド「うん」
デルタ「ジェムズガン・・・まずは落ち着け・・・」
ジェムズガンは叩きつけるのをやめる。
ジェムズガン「・・・すまない・・・まずは状況説明だな」
デルタ「そうだ、今のところはどうだ?」
ジェムズガン「現在の被害者数は7名だ、今からちょうど1週間前から発生している」
セカンド「被害者は皆血を全部吸い尽くされたんだって?」
僧侶Gキャノン「ええ、まるで何かに吸われたように・・・」
ジムブリザード「村人の間じゃ吸血鬼が蘇ったんだって噂が広まってて・・・」
リーナス「この山に封印されたとか言う・・・あの?」
ジムブリザード「ああ・・・もしかするとな・・・」
Gセイバー「そんなおとぎ話が現実になるなど・・・」
ジェムズガン「だが事実血を吸い尽くされる殺人事件が発生している、これを吸血鬼の仕業で無いとしたら誰の仕業だと言うんだ?」
リーナス「確かに・・・」
Gセイバー「まさか・・・またグレムリーが糸を引いてるんじゃないか?」
ジェムズガン「まさか・・・それはありえないな」
Gセイバー「言ってみただけさ・・・ただ・・・もし仮に奴らだとしてもここに何の用があるかわからん・・・」

続く




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