イーズ山
ここはガイア王国王都から東6キロの地点にあるイーズ山と言う雪山。季節問わず年中雪が積もっており、特に冬は吹雪が多くなる。だがそれ以外の季節は単に普通に雪が降る程度である。ジオンがリグ地方を攻めたときは被害はほぼ無かった。故にここは戦火とは無関係な土地である・・・はずだった。
アデレードの森での戦いの4日前 イーズ村
少年「ふんふん♪」 ある夕方、少年が道を歩く。鼻歌を歌いながらだ。 少年「ふん♪ふ・・・ん?」 少年が何かの気配を感じてふと空を見上げた。 なにやら黒い影がこっちに向かって飛んでくる。 少年「なんだあれ?」 鳥かと思いきや、あれは鳥ではない。鳥にしては大きい。あれは一体?そう考えているうちに飛行物体は少年目掛けて突っ込んでくる。 少年「う・・・うわあ・・・」 少年はすぐさま逃げ出すが、飛行物体はもう目前に来ていた・・・ 謎の飛行物体「くくく・・・貴様の血・・・頂く!」
村人A「ふう・・・雪かき終わり・・・」 村人B「さてさて・・・帰るとするか・・・」 雪かきをして村人が帰ろうとすると何かが飛び立つ音がした。 村人A「何だ?今の音?」 村人B「あっちから聞こえたぞ!」 音のしたほうに向かっていくと、少年が倒れていた。 村人A「おい!大丈夫か!?」 だが少年は既にんでいた。 村人B「し・・・んでるっ!?」 少年はまるで干からびたようにしてんでいた。 このイーズ村で起きた不可解な変事件と言う異変が戦いの火種になるとは誰も思っていなかった。
1週間くらい後 ガイア軍演習場
ミガキ博士へ文字の解読依頼をしてから3日が経っていた。今日も何事も無い リーナス「・・・」 リーナスはぽつんと演習場に立っていた。 マークW「何やってるんだお前」 そこにマークWが声をかける。 リーナス「いや・・・Gセイバーもセカンドも皆忙しくてさ・・・誰も演習に付き合ってくれなくて・・・」 マークW「そうか・・・」 リーナス「私さ・・・ちょっと楽しみにしてることがあってね・・・」 マークW「何が?」 リーナス「まあね・・・私の正体に関わる事・・・」 マークW「ほぉ・・・」 リーナス「ならマークW、私と手合わせはどう?」 マークW「うむ・・・そうしたいが・・・」 リーナス「え・・・無理?」 マークW「まぁね・・・」 マークWも雑務をしている途中だった。今暇なのはリーナスのみであった。 リーナス「そう・・・」 マークW「すまんな・・・」 そういってマークWは仕事に戻っていく。 リーナス「はぁ・・・」 リーナスはため息を吐く。 リーナス「まあ・・・仕方ないか・・・」 リーナスはたった一人で演習をすることにした。
続く
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