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名前 |
雫
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題名 |
夜をこえて |
内容 |
旅立ちの日 君は今までぼくが見たことないくらい おとなしくて 静かで 身動きひとつしなかった
今思えばあのときの君は 明日でも明後日でもない ズット遠い日を想っていたんだね
君は 一方通行だったぼくの視線と 一度も目を合わせてくれようとはしなかった そんな君を心から ‘愛しい‘って思ったよ
だけど きっともう ぼくがどう君を想っても 君には伝わらないだろうし 君も応えてはくれないだろう
キレイなことばを ただただならべて 君に伝えることしかできなかった 許してくれとは言わない だけど どのことばも ウソなんかじゃなかったんだよ
静かに君は逝ってしまった ぼくをひとり残して 頬が濡れた 君は16歳という人生の列車を降りるんだね |
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[48] 2004/03/23/(Tue) 22:35:08 |
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