渡士正典のひとりごとU
[4] 題名:詞004 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年03月17日 (水) 07時04分
「朝陽」
夜明け前の静かな空気を吸い込んでみる
僕は強くはないけど確かに生きている
雲の隙間から見え始めた
この朝陽を体いっぱいに浴びながら
社会や世間のモノサシで生きるのはやめにしよう
僕には僕の固有の価値観がある
たった一度の人生
自分らしく生きることにエネルギー燃やそう
僕は強くないけど
たくさんの優しさに支えられているから
この舞台に降り立てる
さあ 自分の足で歩き出そう
朝日のキラメキをひとつずつパワーに変えていく
立場は弱いけど確かに生きている
やがて天高く昇り行く
この朝陽を体いっぱいに浴びながら
他人の顔色をうかがいながら生きるのはやめにしよう
僕には僕の固有の価値観がある
たった一度の人生
自分らしく生きることにエネルギー費やそう
僕は強くないけど
たくさんの優しさに支えられているから
この舞台に降り立てる
さあ 自分の足で歩き出そう
[3] 題名:詞003 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年03月16日 (火) 11時15分
「悲観的憶測」
気だるい午前
頭痛が二日酔いを告げる
流し込む胃薬
吐き気を伴う眩暈
「理解されたい」それだけなのに
僕のわがままなんだろうか
君に隣にいて欲しい
僕は愛情に飢えている
僕の心の闇に
誰も踏み込むことはできない
Dead or alive?
この毎日に救いはない
僕は無残に轢殺されるまで
車道に躍り出て
狂気をむき出しにして
あえぎ続ける
閉ざされた部屋
空き缶の数が計算と合わない
軋む前頭葉
無性にのどが渇く
「理解されたい」それだけなのに
僕のわがままなんだろうか
君に隣にいて欲しい
僕は愛情に飢えている
最後は君も去る
誰も理解することはできない
Dead or alive?
僕は生涯ひとりきり
僕はバットで撲殺されるまで
無意味に酒をあおり
狂気をむき出しにして
あえぎ続ける
[2] 題名:詞002 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年03月16日 (火) 00時22分
「愛情欠乏症」
僕は愛されたいのに
矛盾した行動ばかりとって
いつも死を連想している
本当は誰よりも愛されたいのに
ひどく寒い日に
僕は真夜中の道路に寝転んだ
このまま眠ってしまおうと
だけど僕は生にしがみついた
壊れたロボットのように
規則的に無意味な言葉を発する僕
この歌は君に届いているのだろうか
僕は愛されたいんだ 強く
シネバイイ シネバイイ
頭に響く声と戦いながら
僕は今日も動き出す
愛されたいんだ 強く
僕は愛されたいのに
相反した言動にぬかるんで
いつも破滅をイメージしてる
本当は誰よりも愛されたいのに
ありったけの睡眠薬を
飲めるだけのアルコールで流し込んだ
このまま眠ってしまおうと
だけど僕は生にしがみついた
不可解なダイイングメッセージ
突如として狂気を起こす僕
この涙は君に届いているのだろうか
僕は愛されたいんだ 強く
シネバイイ シネバイイ
頭に響く声と戦いながら
僕は今日も動き出す
愛されたいんだ 強く
愛されたいんだ 強く強く
[1] 題名:詞001 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年03月16日 (火) 00時01分
「鬱の底」
僕が死のうとした日
親父が言った最初の言葉は
「家が燃えたらどうするねん」だった
僕は睡眠薬で朦朧とする意識の中で
このブラックジョークに永遠の憎悪を覚えた
あの日 アルコールで助長された
精神安定剤の自殺企図の効果が
僕をなんとなく死なせようとした
特に深い訳もなく僕は死のうとした
死んで解決する問題じゃないことを知りながら
でも僕はそうせずにいられなかった
家族の愛で生かされてるなんてでたらめだ
僕はこの家族の中で死んでいる
アルコールが闇を掌握し
闇が心を喰う
僕は死を恐れていない
ただ死ぬことが嫌なんだ
僕が死のうとした日
あの日から僕は家族を失った
無意味な血縁関係に辟易とした
僕は睡眠薬とアルコールで辛うじて生きている
このブラックジョークに自己陶酔を覚えた
あの日 アルコールが囁いた
悪魔の声に自殺念慮の刺激になり
僕をなんとなく死なせようとした
特に深い訳もなく僕は死のうとした
死んだからって何も変わらないことを知りながら
でも僕はそうせずにいられなかった
家族の愛で生かされてるなんてでたらめだ
僕はこの家族の中で死んでいる
アルコールが闇を掌握し
闇が心を喰う
僕は死を恐れていない
ただ死ぬことが嫌なんだ