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渡士正典のひとりごとU

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[84] 題名:詞84 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月13日 (水) 22時06分

「雑草」

原っぱで寝転んで
草のにおいをかいでみた
大きな空に抜けてゆく
大地の香り

雑草ってなんだろう?
誰がそんなこと決めるんだろうね
あなたはこんな綺麗な花を咲かせるのに
まだ誰も気付いてないだけじゃない?

だとしたら私もまだ雑草で
隠れた美点に
まだ誰も気がついていないだけ
小さな花を咲かせよう


原っぱで摘み取った
花のにおいをかいでみた
机の上のコップに入れてみた
大地の香り

雑草ってなんだろう?
誰がそんなこと決めるんだろうね
あなたはこんな綺麗な花を咲かせるのに
まだ誰も気付いてないだけじゃない?

だとしたら私もまだ雑草で
隠れた美点に
まだ誰も気がついていないだけ
小さな花を咲かせよう

だとしたら私もまだ雑草で
隠れた美点に
まだ誰も気がついていないだけ
小さな花を咲かせよう


[83] 題名:詞83 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月13日 (水) 22時00分

「氷」

真夏の練習日
見てるだけでも倒れそう
どうしてそんなに走れるの?
サッカー小僧たち

私達の仕事は
ひたすら水を汲んでは運ぶだけ
大事な選手が倒れないように
ペットボトルに冷水つめる

選手の情熱に負けないように
私達も頑張るからね
ほら体育館まで聞こえる
大きな声たち

練習終わればアイシング
あなたの左足首
無理をしてるの私は知っている
だからビニール袋に氷を入れてそっと渡すの

これだけは私の仕事
差別しちぃけないのは分るけど
あなたに氷を渡すのは
私達の暗黙の了解
私の仕事


間近の大会日
走るだけでも痛そうなのに
どうしてそんなに走れるの?
あなたの左足

私にできることは
ひたすら水を汲んでは運ぶだけ
大事な選手が負けないように
ペットボトルに冷水つめる

あなたの情熱に負けないように
私だって頑張るからね
ほらいつだって一番おっきな声
あなたのコール

練習終わればアイシング
あなたの左足首
無理をしてるの私は知っている
だからビニール袋に氷を入れてそっと渡すの

これだけは私の仕事
差別しちぃけないのは分るけど
あなたに氷を渡すのは
私達の暗黙の了解
私の仕事

冷たい氷に
熱い情熱こめて
黙って差し出すの
あなたは無言で受け取るだけだけど


[82] 題名:詞82 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月13日 (水) 21時48分

「ドロップ」

3連休の真ん中日
ひとりで電車に乗ってみた
リュック背負って
ドロップなめて

海行きの電車には
家族連れとカップルばかり
私は窓の外ばかり見てた
おっきなドロップなめながら

海に来たけどすることなくて
あのラヴソング歌いながら
砂にあなたの名前書いてみた
隣のクラスの見知らぬあなた

どうしよう
どうしましょう
どうしたら
あなたに出会えるのかな

海は漣み
あたりは夕暮れ
人影まばらで
恋心ひとり


とっておきのお洒落して
ひとりで電車に乗ってみた
リュック背負って
ドロップなめて

いつもの友達には
親戚の家に行くって嘘ついて
私は自分の心を探してた
おっきなドロップなめながら

海に来たけどすることなくて
あのラヴソング歌いながら
砂にあなたの名前書いてみた
隣のクラスの見知らぬあなた

どうしよう
どうしましょう
どうしたら
あなたに出会えるのかな

海は漣み
あたりは夕暮れ
人影まばらで
恋心ひとり

海は漣み
あたりは夕暮れ
人影まばらで
恋心ひとり


[81] 題名:詞81 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月13日 (水) 21時34分

「ラベンダー」

お肌の手入れしながら
聴くお気に入りのジャズ
テレビなんて要らない
緩やかな時間

思えば駆け抜けて来た社会人
肩書きもルールも知らないで
化粧液が染み渡る
部屋にはラベンダーの香り

最近は少し余裕もできてきて
町の散策もできるようになった
見つけたcafeで出会ったウエイター
まだ名前も知らないけどね

明日は休日
少しだけお洒落して
かすかな香水漂わせて
彼に会いに行こう


流行のアロマテラピーで
何もかも忘れる時間
余計なものはいらない
緩やかな時間

誰にも頼らずここまで辿り着いた
礼儀もモラルも踏み倒して
耳に踊るジャズのリズム
部屋にはラベンダーの香り

最近は少し余裕もできてきて
町の散策もできるようになった
見つけたcafeで出会ったウエイター
まだ名前も知らないけどね

明日は休日
少しだけお洒落して
かすかな香水漂わせて
彼に会いに行こう

明日は休日
少しだけお洒落して
かすかな香水漂わせて
彼に会いに行こう


[80] 題名:詞80 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月13日 (水) 21時23分

「show time」

グラス弄んでないで
さあ踊ろうぜ?
君の目は俺を見てる
知ってるさ

ここは子どもの遊び場じゃない
大人が恋に落ちるところさ
酔ってないかって?
それはお互い様だね

大人の恋に言葉は要らない
体寄り添って
頬を寄せ合おう
君とshow time

そっとここから抜け出して
月夜の下で
キスをしよう
それでshowは終わりさ


瞳が潤んだままだよ?
さあ踊ろうぜ?
もう恋は始まってるのさ
止められない

余計な駆け引き話にしようぜ
大人同士のはなしをしよう
酔ってないかって?
君に酔ってるのかな

大人の恋に言葉は要らない
体寄り添って
頬を寄せ合おう
君とshow time

そっとここから抜け出して
月夜の下で
キスをしよう
それでshowは終わりさ


[79] 題名:詞79 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月13日 (水) 21時14分

「3WISH」

神様お願い
僕に彼女をください
望みは三つだけ
たったの三つだけだから…

一つ目は
女の子が羨ましがるほど可愛い子
女の子が抱きしめたくなるくらい
「どうしてあんたはこんなに可愛いの?」って

神様お願い
僕に彼女をください
望みは三つだけ
たったの三つだけだから…

二つ目が
女の子に好かれるほど性格の良い子
女の子が抱きしめたくなるくらい
「どうしてあんたはこんなに良い子なの?」って

神様お願い
僕に彼女をください
望みは三つだけ
たったの三つだけだから…

三つ目は
誰よりも何よりも僕を愛してくれる子
僕を抱きしめてくれるくらい
「もう絶対にはなれないから!」って

神様お願い
僕に彼女をください
望みは三つだけ
たったの三つだけだから…


[78] 題名:詞78 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月08日 (金) 22時27分

「☆大好き☆」

「駅に着いたから」
あなたからの電話
すぐに準備に取りかかる
お皿とフォーク

私に欠かせない練乳はまだ早い
彼はまだ商店街
時計を見ながら空想する
あなたの歩く姿

花屋のお姉さんに見とれながら
今日もいつものコンビニでタバコ買う
角を曲がれば一本道
さあ練乳君、出番だよ

テーブルの準備が整うと
ほらチャイムの音
ドアを開ければ私の大好きなダーリンと
私の大好きなおっきな苺


「どっちを待ってたの」
あなたのいつもの愚痴
それは言わない約束よ
お皿とフォーク

私に欠かせない練乳はたっぷりね
彼は窓際で一服
あなたを見ながら食べる苺
あなたの愛の味

あなたが買ってきてくれた苺だから
今日もいつもの甘い甘い味がする
フォーク持ったら一直線
さあ苺ちゃん、出番だよ

テーブルの片づけが終わったら
ほらタバコ吸い終わる
背中に抱きつけば私の大好きなダーリンと
煙と苺の味の甘いキス


[77] 題名:詞77 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月08日 (金) 22時04分

「秋空」

アキアカネ飛ぶ帰り道
突然君から届いたそのメール
君の苗字が変わっていた
ただそれだけのこと

秋空に浮かぶ鰯雲
夕暮れ時の曲がり角
僕はひとりぼっちの帰り道
今頃君は夕飯の準備かな

人生を共にするその人は
素敵な人ですか?
優しい人ですか?
少なくとも僕よりは

僕はきみの元彼でもないし
僕が何か言う権利もないけれど
知らぬ間に季節は秋で
君は知らない人になっていた


コンビニ袋ぶら下げて
何気に見上げた歩道橋の空
空に幼い僕がいる
ただそれだけのこと

秋空に浮かぶ鰯雲
意地っ張りの反抗期
いつもひとりぼっちで歩いてた
あの時僕はまだ恋が何か知らなかった

人生を共にするその人は
素敵な人ですか?
優しい人ですか?
少なくとも僕よりは

僕はきみの元彼でもないし
僕が何か言う権利もないけれど
知らぬ間に季節は秋で
君は知らない人になっていた

僕はきみの元彼でもないし
僕が何か言う権利もないけれど
知らぬ間に季節は秋で
君は知らない人になっていた

秋空にアキアカネ


[76] 題名:詞76 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月03日 (日) 00時57分

「香り」

朝もやの中を走れば
知らぬ間に漂う
金木犀の香
もうアレから1年経った

あの時は夢中で
君を追いかけていた
まるで地球最後の愛のように
僕は意地になっていた

朝焼けの金木犀
僕の心を軽くする
時は流れ
人は忘れていく

悲しみは立ち止まらない
この花の香りのように消えていく
また来年 年に1度だけ思い出せば良い
人は変わっていくのだから

金木犀の香
あの頃の無我夢中だった僕はもういない
今はただ穏やかに
過去を振り返るだけ。


記憶の中を辿れば
いつの間にか大人
金木犀の香
もうアレから1年経った

あの時は必死で
君を追い詰めていた
まるで命までかけているかのように
僕は意地になっていた

明けの明星金星
僕の心をしなやかにする
時は流れ
人は忘れていく

悲しみは立ち止まらない
この花の香りのように消えていく
また来年 年に1度だけ思い出せば良い
人は変わっていくのだから

金木犀の香
あの頃の無我夢中だった僕はもういない
今はただ穏やかに
過去を振り返るだけ。


[75] 題名:詞75 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年10月02日 (土) 23時00分

「Dracula」

夜の冷気に包まれて
暗がりを跳ぶ
愛の結晶を壊すため
人の生き血を吸うために

亡き者が呼ぶ
亡き者が呼ぶ
あなたはもうここから出られない
この洋館はあなたの心の中だから

あなたは自愛のために愛する人を傷つけた
自分の征服欲のために愛する人を傷つけた
その罪は重い
よって貴様の生き血を抜き去る

今宵は月夜
血が滴れば
愛は崩壊する
死の予感

君は戻れない
永遠の虜
愛に死んだ
悲しき乙女


邪気の嫉妬に埋もれて
強がりを叫ぶ
愛の儚さを知らすため
人の閾値を知るために

亡き者が呼ぶ
亡き者が呼ぶ
あなたはもうここから出られない
この洋館はあなたの心の中だから

あなたは自愛のために愛する人を傷つけた
自分の征服欲のために愛する人を傷つけた
その罪は重い
よって貴様を枯渇地獄へ落とす

空蝉は色男
風が変われば
女は捨て去る
死の予感

君は戻れない
永遠の虜
愛に死んだ
悲しき乙女


[74] 題名:詞74 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年09月30日 (木) 16時32分

「ココア」

ちゃりんこで駆けつける
行きつけのCafe shop
頼むのはいつもココア
今日はアイスココアかな

テーブルに開いた参考書に目を落とす
人生に悔いなく生きてきた
今までも
今も
これからも

走り出せば加速する
夕焼けに向かって走り出す
今日という日を目一杯生きたなら
それで明日も幸せなはず
今日という日を目一杯生きたなら
それで明日も幸せなはず


毎日のように通ってる
お気に入りのCafe shop
頼むのはいつもココア
ホットになるのはいつのここかな

人並みをサーフィンで渡ってきた
人生に悔いなく生きてきた
今までも
今も
これからも

弾け飛べば笑い出す
明日に向かって叫びだす
今日という日を目一杯生きたなら
それで明日も幸せなはず
今日という日を目一杯生きたなら
それで明日も幸せなはず


[73] 題名:詞73 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年09月30日 (木) 16時21分

「ヒトゴミ」

いつからか四角い空に
疑問を持たなくなって
ヒトゴミの中でも
息苦しさを感じない

見上げれば薄汚れた空が見える
汗が落ちたその瞬間
空の向こうに
緑の小学校が見えた

あの頃の風景
あの頃の空
あの頃の俺
クマゼミが鳴いている

ヒトゴミをかき分けるとき
人は孤独だ
たくさんの他人に囲まれて
僕は生きている


しまったままのアルバムに
感慨を受けなくなって
ヒトゴミの中でも
ひとりきりでいられる

見渡せば同じ形のロボットばかり
誰かかけ落ちたその瞬間
次の歯車が
すでに稼動し始めている

あの頃の風景
あの頃の空
あの頃の俺
クマゼミが鳴いている

ヒトゴミをかき分けるとき
人は孤独だ
たくさんの他人に囲まれて
僕は生きている

ヒトゴミをかき分けるとき
人は孤独だ
たくさんの他人に囲まれて
僕は生きている


[72] 題名:詞72 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年09月30日 (木) 13時34分

「水」

水流るるに任せるに
水流るるに任せるに
水流るるに任せるに

高きところから低きところへ
水流るるに嘘はなし
天高き空より舞い落ちれ
天高き空より舞い落ちれ

水見ずにして瑞々し
水見ずにして瑞々し
水見ずにして瑞々し

無為自然のまま
我おもふ
人生もまた水の如し
流るるままに
思うがままに


水流るるに任せるに
水流るるに任せるに
水流るるに任せるに

清きところから汚きところへ
水流るるに偽りなし
天高き空より舞い落ちれ
天高き空より舞い落ちれ

水見ずにして瑞々し
水見ずにして瑞々し
水見ずにして瑞々し

無為自然のまま
我おもふ
人生もまた水の如し
流るるままに
思うがままに

無為自然のまま
我おもふ
人生もまた水の如し
流るるままに
思うがままに


[71] 題名:詞71 名前:としまさのり自称23歳 MAIL URL 投稿日:2004年09月29日 (水) 23時53分

「未来」

忘れろなんて
軽薄なこといえないよ
君の気持ち知ってるから
だからツライ

男ならいくらでもいるさ
でも君には一人きり
君の気持ち知ってるから
だからツライ

無理して笑顔を作るなよ
せめて俺の前だけじゃ
泣いてもいいよ
意地張るなよ

愛は唐突に降り注ぎ
後悔もなく訪れる
賢者も愚者も無関係
誰もが愛に苦しむ

あるがままを受け止めて
なすがままに流されて
感情をさらけ出せよ
そのほうが可愛いよ


笑ってよなんて
おどけたフリで言ってみる
君の気持ち知ってるから
だからツライ

次の地下鉄すぐ来るさ
でも君だけ乗り遅れ
君の気持ち知ってるから
だからツライ

無理して未来を演じるなよ
だって大切なのは今
泣いてもいいよ
頑張るなよ

愛は唐突に降り注ぎ
後悔もなく訪れる
賢者も愚者も無関係
誰もが愛に苦しむ

あるがままを受け止めて
なすがままに流されて
感情をさらけ出せよ
そのほうが可愛いよ

君には相応しい名前があるじゃないか


[70] 題名:詞70 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年09月25日 (土) 01時22分

「樹」

♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai
誰かを元気付けることが
君のパワーの源
ついたあだ名は「元気っ子」
振りまく笑顔は素敵なエネルギー

♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai
でもね 僕は知ってるよ
ホントは辛いこともある
泣きたい時もある
弱音はきたい夜もある

君は大樹のように
みんなを包み込み
自分は雨にさらされる
だから僕は君を守りたい

誰にも弱みを見せない君を
僕が優しく守りたい
僕が君の傘になる
頼りない愛だけど


♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai
誰かが元気をなくすなら
君はどこへも飛んでく
ついたあだ名は「元気っ子」
周囲の期待に過剰に適応していく

♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai♪Ai
だから 僕は知ってるよ
ホントは苦しい時もある
切ない酒もある
助けが欲しい時もある

君は大樹のように
みんなを包み込み
自分は雨にさらされる
だから僕は君を守りたい

誰にも弱みを見せない君を
僕が優しく守りたい
僕が君の傘になる
頼りない愛だけど

誰にでも強がる君に
僕は耳元でささやきたい
「頑張らなくてもいいんだよ」
僕がいるから…


[69] 題名:詞69 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年09月23日 (木) 07時01分

「Orange Loves」

奇跡って形になるのかな
いつからかスーパーでオレンジ見かけると
2つカゴに放り込むようになった
俺の分とお前の分と

ちょうど4年前の今日
二人は出会った
まるで見えない糸に導かれるように
それを奇跡って呼ぶやつもいる

でも俺には違うんだ
世界中にどれだけ女がいても
俺が巡り会いたかったのはお前だけ
奇跡なんかじゃない歴史の必然

出会えてよかった
出会えて当然
二人は結ばれる運命だったのだから
ありがとう
今日も君は輝いている


ちっちゃな頭をつかんでみる
なぜかしらゲーセンでUFOキャッチャー見かけると
その頭をつかみたくなるんだよね
俺の愛とお前の愛で

ちょうど4年前の今日
二人は出会った
まるで見えない糸に導かれるように
それを奇跡って呼ぶやつもいる

でも奇跡は起きないよ
違う土地で生まれ育ったとしても
俺が探しあてたのはお前だけ
奇跡なんかじゃない二人の歴史

出会えてよかった
出会えて当然
二人は結ばれる運命だったのだから
ありがとう
今日も君は輝いている


[68] 題名:詞67 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年09月23日 (木) 07時00分

「冬柑」

秋の色が薄くなり
景色が白くぼやけ始めるころ
僕は君に出会った

何も言えず
ただ見とれてしまった横顔は
今も忘れない

君の肌は雪のように白く
心まで純白だった
僕はその場で恋に落ちた

寒さに震えながら
公園のベンチで寄り添いあい
二人で食べた蜜柑の味

今ではもう忘れてしまったけど
君の手の温もりと
ファーストキスは忘れない


冬の風が弱くなり
ある朝の真っ白な校庭見下ろして
僕は君にふられた

何も言えず
ただ見とれてしまった横顔は
泣いているようだった

君の肌は雪のように白く
心まで純白だった
僕はその結晶に閉ざされた

寒さに凍えながら
公園のベンチで寄り添いあい
二人で食べた蜜柑の味

今ではもう忘れてしまったけど
君の手の温もりと
ファーストキスは忘れない

寒さに凍えながら
公園のベンチで寄り添いあい
二人で食べた蜜柑の味

今ではもう忘れてしまったけど
君の手の温もりと
ファーストキスは忘れない
君のことは忘れない


[67] 題名:詞67 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年09月23日 (木) 06時00分

「一瞬−またたき」

アクセルを開けるとき
わずかな記憶が
ヘルメット越しに笑いかける
加速していく風景

道に迷っても
Uターンせずに
二人で道を探してたね
君も僕も若かった

今なら言えるのに
単純に伝える気持ち
それなのに今はもう
僕はひとりぼっちだ

もう後ろからヘルメットは
ぶつからない
フルスピードでも
悲鳴は聞こえない

僕は大切なものを
失くしてしまった
いくらスピード上げても
シールドから消え去らない



居酒屋の帰り道
おどけた僕の靴を
笑いながら君は追いかける
滲んでいく風景

道に迷っても
後戻りせずに
二人で道を決めてたね
君も僕も若かった

今なら言えるのに
単純に伝える気持ち
それなのに今はもう
僕はひとりぼっちだ

もう後ろから抱きしめて
kissもできない
手を差し伸べても
つなぐための手はない

僕は大切なものを
失くしてしまった
いくらスピード上げても
シールドから消え去らない


今なら言えるのに
単純に伝える気持ち
それなのに今はもう
僕はひとりぼっちだ


[66] 題名:詞66 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年09月23日 (木) 00時25分

「虹の中のさくら草」

春の雨が優しく降り注ぎ
空は青さを失わない
国道の先に虹が見える
僕の行く手にアーチがかかる

荒川の河川敷に懐かしい花が見える
あれはさくら草
別れ話を切り出す前に
君が教えてくれた花

毎年 その花は咲く
そして毎年 さくら草を見るたびに
僕は切ない思い出に縛られる
君の狙いだったのかな

虹の中に咲くさくら草
若かった僕を慈しむように
花は揺れる
僕の心も揺れる


僕はいつも優しさ取り違えて
君を傷つけてばかりいた
若かった二人のすれ違い
今の僕なら上手く愛せる

部屋のベランダにいつまでも花を飾る
それはさくら草
別れ話を切り出す前に
君が教えてくれた花

毎年 その花は咲く
そして毎年 さくら草を見るたびに
僕は切ない思い出に縛られる
君の瞳の色まで

虹の中に咲くさくら草
若かった僕を慈しむように
花は揺れる
僕の心も揺れる

虹の中に咲くさくら草
振り返った過去を振り切るように
花は揺れる
僕の心も揺れる

今も揺れる


[65] 題名:詞65 名前:としまさのり MAIL URL 投稿日:2004年09月21日 (火) 18時54分

「天使のしっぽ」

真夏の光が注ぐ教室で
君のしっぽが揺れる
さっきまで朝錬してたのに
今はまるでお姫様

僕は勇気がないから
何にも言えなくて
近づけなくて
しっぽが揺れるのを見ている

幸せには後ろ髪がないんだって
過ぎてからじゃつかめないから
しっかり受け止めなきゃって
でも僕は…

天使のしっぽ揺れる
ふわりふわり
君の隣に立てば
何が見えるんだろう


まだ何も分からない分岐点
君のしっぽが揺れる
ぼんやりとした未来を描いてみる
今はただ君が知りたい

これからどこへ行くって
何にも分からなくて
踏み出せなくて
しっぽが揺れるのを見ている

幸せには後ろ髪がないんだって
過ぎてからじゃつかめないから
しっかり受け止めなきゃって
でも僕は…

天使のしっぽ揺れる
ふわりふわり
君の隣に立てば
何が見えるんだろう

天使のしっぽ揺れる
ふわりふわり
君の隣に立てば
何が見えるんだろう




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