[412] アンバランス 序章 |
- 六徳 - 2008年01月31日 (木) 05時48分
序章
世界は普通というモノを求めすぎている・・・・・
普通とはどういう事か?
答え。それは所詮全体の平均にすぎない。
・・・いや、本当にそれは正しいのか?個人的な主観でしかな
いが普通とは明らかに異質で、異様で、壊れた存在以外を指すモ
ノだと思っている。
そう、これからの話に普通などと言うモノは無いだろう。
日本のある街のネットカフェにて、HNベルゼこと大墻五月はある掲示板に書き込む。 ベルゼ『世界というモノはつまらない。こんなつまらないモノだらけの世界で僕と同じ存在と会ってみたい。そう、普通じゃない連中に会ってみたいんだ。』 大墻五月は周りからは成績は中の中、容姿はやや小柄で平均的な顔立ちのごく普通の高校生として通っている。そんなありふれた少年が何故そんなことをするのか、というのは大墻五月は只単に普通に飽きてしまったのだ。 彼は別に掲示板に期待していた訳ではなかった。思っていたことを書き込むことで気晴らしにするだけのつもりだった。 だが、それだけでは済まなくなってしまった。ある書き込みによって。 夜蒼空『世界がつまらないモノと感じるならば、自分達みたいな普通に飽きてしまったモノだけでも集まって、その間だけでも世界は面白いと思えるような集団を作りましょう。・・・・・ね、私と同じ街に住んでいる周りからは成績は中の中、容姿はやや小柄で平均的な顔立ちのごく普通の高校生さん』 この書き込みが大墻五月の人生を変えていたのかも知れない。
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初めて書いたのであまり自信はありませんが感想をお願いします。
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