[409] 黒歴史をこっそりうp |
- ラグ - 2008年01月05日 (土) 21時44分
暗い部屋の中、その部屋の中心にある魔方陣に1人の女がいた。そして、その魔方陣より少し離れた場所に2人の男がいた。
「本当にいいのか?」
2人の男のうち、やや若い方の男、と言っても初老に差し掛かった辺り、が女に尋ねた。
「はい、後悔はしていません」
女は静かに、そして強く答えた。
「ならば何も言うまい、頼んだ」
初老の男はもう1人の男、老人に合図をした。
「では、行きます……いでよ!異世界への扉!」
老人が詠唱を唱え終わると空間がぐにゃりと歪んだ。そして、空間が元に戻ると、女の姿はなくなっていた。
「頼んだぞ……アリス……」
初老の男は小さく呟いた。
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