ご無沙汰してます。

三国志の当時は都市に入るときに審査を受けたりしてたのでしょうか？
何の審査も無かったら敵対国のスパイとか入り放題ですし、でも厳しく審査してもその気になって変装なりすればいくらでも騙して入れそうですし･･･。

戦争中だから人の出入りを完全シャットアウト、とか可能だったのでしょうか？
個人的には三国志�]みたいにサクっと都市に潜入して諜報活動って、そう簡単にはいかないと思うのですが･･･。

すいません、どう質問していいものなのか分からなくて訳が分からないこと言ってるかもしれません。
他サイトの掲示板で魏延の長安奇襲についてオジオンさんが書かれている「魏が動きを察知していたら･･･」というのを読んで、この当時のスパイについてちょっと疑問が出てきました。

2005年03月11日 (金) 04時04分

アイコンが･･･。

あと関係無いんですけど、友達に顔が樊稠に似てるって言われました。
樊稠･･･微妙･･･。

2005年03月11日 (金) 04時07分

こちらこそご無沙汰しておりました。

でも、すみません。
これから出勤なので、帰宅後にちょっと腰を入れて書いてみたいと思います。もちろん、私の推測・妄想に過ぎませんけど。

>樊稠
　きっと
「李ｶｸ・郭?謔闃i好いい」
ってことだよ、いや、そうに違いない！（お
まじに考察すると、李・郭の二名に比べて軍事能力が高かったからこそ東方諸侯の抑えの任を董卓から仰せつかっていたのでしょう。
で、董卓死後にまっさきに処刑されたのはそれだけ危険視されていたんじゃないかな、と考えているのは私だけかも知れませんが。

メール HOME 2005年03月12日 (土) 11時11分

>都市への出入り
　まず、間違いなくチェックはされていたと思います。敵対勢力の諜報員や破壊工作員に対する用心、というのもあったでしょうが、それ以上に匪賊への用心だったのではないかな、と。
　せっかくの城門も内側から開いてしまうようでは全く効果がないですからね。ただ、その気になって変装したりして侵入してくるような工作員の潜入まではとても防ぎ切れそうにないですね。

>三国時代のスパイ
　ただ、都市・軍の末端に工作員を潜入させても得られる情報は限られていたようです。で、最も手っ取り早い方法は、敵対陣営の士大夫を引っこ抜くことです。特に魏は呉に対してこの工作を仕掛けていたようで、考えてみれば赤壁の直前も似たような状況だったような。
で、実際に馬茂などは孫権の首を手土産に魏に降ろうとしたほどで、史書に登場する投降者・亡命者達が工作員の役割を果たしていることが多かったのかも知れません。魏があっさり周魴の偽降にひっかかったのも、それだけ亡命者が多かったという反証になると思うのですが、如何でしょうか

メール HOME 2005年03月13日 (日) 01時01分

なるほど、有力者の亡命で得られる情報が大きかったのですね。官渡の許攸なんかまさにそれでしょうか。

2005年03月13日 (日) 19時55分

　名も明かさず書き逃げするのは心苦しいのですが･･･。

　あえて触れておられないのだと思いますが、この時代に特徴的な「名士（のネットワーク）」を使った情報収集も無視できないと思います。渡邉義浩先生が著書で取り上げておられますが、名士の交流（特に同郡出身者の）は所属する勢力を超えて頻繁に行われており、そこから多くの情報も得ていたようです。
　名士は、豪族と結びつくことで人・モノ・カネ（財）を動員調達するだけでなく、自らのコネを使って情報を集め分析することで、謀臣としても重きを成したと考えて良いのではないでしょうか。

　「諜報」活動には高度のノウハウが必要ですから、おそらく専門に訓練された諜者を用いたと考えられますが、一般情報の収集については名士や官僚の個人的なつてなどを頼って恒常的に行っていたことでしょう。

　脱線ついでではありますが、そのテの本などを読みますと「情報戦で本当に難しいのは、情報を手に入れることではなく、いかにしてそこから正しい結論を出すかだ」という指摘がされます。当時の名士たちもさぞ苦労したことでしょう。

　うまくまとめられませんでしたが、「そんな話もあるか」ぐらいで読んでいただけましたら幸いです。

2005年03月13日 (日) 22時25分

名士のネットワークですか。なるほど。
情報の扱い方は難しいでしょうね。本当かどうかも分からないってのも多かったでしょうし。

2005年03月19日 (土) 02時56分