「お人好し」は神の子ではない (2823) |
- 日時:2016年07月15日 (金) 12時29分
名前:童子
『生命の實相』哲學に學ぶ http://blogs.yahoo.co.jp/vanon32/
生長の家創始者 谷 口 雅 春 大聖師
皆さんに言っておきたいことがある。
その人の実相を見さえすれば、みんな神の子であるから、みんな善人であるから、どんな人間も信じてよい、どんな人間の前でも大ぴらに真理を説いてよいと思うな。
「実相」を見るのはその人の奥にある神の子を見ることであるけれども、今あらわれている相(すがた)が、神の子であるか、偽物であるかは区別しなければならないのだ。
仮相(にせもの)を実相(ほんもの)だと思い誤ってはならないのだ。
仮相(にせもの)に対するには実相(ほんもの)をもって相対せよといつか教えたのは、パリサイやサドカイに対して「お人好し」になれというのではないのだ。
お人好しは人間の実相ではないのだ。
融通のきかぬのが人間の実相ではないのだ。
千変万化が人間の実相であるのだ。
自由自在が人間の実相であるのだ。
しかし、千変万化自由自在になれといってもごまかし屋になれというのではない。
ごまかし屋というのは、自分の利益のために、実相を昧(くら)ますために、千変万化する者だが、自由人は相手の神性を引き出すために、相手の実相を顕わすために千変万化するのだ。
だからお人好しは神の子ではないのだ。
臨機応変、対機説法、千変万化、自由自在が神の子なのだ。
『生命の實相』 第31巻(頭注版)
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