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患者に優しい医療の掲示板

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[543]The day after tomorrow 投稿者:482の再受験医学生

投稿日:2006年02月24日 (金) 03時16分

だいぶ下がってしまいましたので、改めて。管理人さん、その他この掲示板をご覧になっている方々、感情的になってしまい申し訳ありませんでした。

少しは落ち着きましたので、現状に憤慨するのはひとまず置いて、今回のことを踏まえた上で今後のことを…私の一身上のことからこの国の医療のあり方についてまで含めて自分なりの考えをつらつら書いてみたいと思います。

前回も書きましたが、やはり現在の状況ではどうしても産科(その他小児科や救急など、リスクが高いとされる科)に進むことは躊躇われます。これは他の多くの医学生も同様でしょう。それに地域のために身を粉にして働いてきたと思われる加藤先生がどうなったかをこうして見てしまうと、僻地医療に携わることについても…(もし県民の方が見ていらっしゃったら申し訳ありませんが、特に福島県に赴任するくらいならばNGOに入ってアフリカに行く方がまだマシです。正直に言って)

…1年もたてば、あるいは研修の課程を終えれば、また考え方も変わってくるかもしれません。ですが昨今の医療を巡る状況を見ると、より後ろ向きに変わることはあっても前向きに変わることなどなさそうに思えます。

私も聞きかじりなのでそれほど詳しく説明はできないのですが、下で中間管理職さんがおっしゃっていた通り、小泉内閣によって今回診療報酬が3.16%下げられました。一般の方にはたかだか3%…という感覚だと思いますが(私も調べて初めてどれほど大変なのか知りました)、公立など一般の病院にとってこれは実質40%の純益減を意味するそうです。それがどういうことなのか、学生の私などよりは、社会人の皆さんの方がよくご理解いただけると思います。経営努力といっても、単価の値上げという手段を最初から封じられている以上は、さまざまなコストを切り詰めるしかない。真っ先に切り詰められるのは収益に直接反映しにくいリスク管理の費用でしょうか。上からの過酷な要求に、抜いてはいけない鉄筋まで抜いてしまった姉歯の件を思い出しますが、あれと同じことが全国の医療現場で起こりかねない。そして不採算部門の縮小もしくは廃止。その場合真っ先に消えるのは救急、産科、小児といった儲からない上にリスクが高く、成り手の少ない、しかし地域の住民には絶対に必要な部門です。当然人件費も削減を免れないでしょうが、現状ですら最前線の医療は「医師の使命」「奉仕の精神」の美名のもと、労働基準法を無視した環境で働く先輩諸兄によって支えられているところが大きいのです。リスク管理もままならず、訴訟率も高まる中さらに人員を削る…前線にこれ以上の自己犠牲を求めるのはほとんど爆弾を抱えて砲火の中に突っ込めというのと同じです。中間管理職さんがおっしゃった様に、先の戦争から何も進歩していない。特攻の結果、世間から軍神や英雄として誉めそやされるのではなく犯罪者として後ろ指をさされる点が違いますが。

(続きます。現場で働く先輩の皆様方、かなり付け焼刃ですので何か私が勘違いしているところがありましたらご指摘、訂正お願いいたします)

参考リンク
http://www.geocities.jp/jgill37jp/low_cost1.html
http://www.geocities.jp/jgill37jp/low_cost2.html

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[544]続き投稿者:482の再受験医学生
投稿日:2006年02月24日 (金) 04時25分
おそらく来年度、どうにもならなくなって倒産する中小の病院は相当数にのぼるでしょう。地域医療や臨床そのものに見切りをつける医師の数も。そしてもう1つ、診療報酬の引き下げの他に来年度からの医療現場の大きな変化として、2年間のスーパーローテートを経験した第一期生の医師が後期研修に入ります。この制度は、新人医師に全国にある中からマッチング先の病院を自分で選ばせ、そこで様々な科を経験させることで視野の広い医師を育てようというものなのですが…その結果が 今年度の全国における産科の入局者数120人(うち半分は都内)、小児科に至っては100人を下回ったと聞きます。しかも今回の福島県の事件の後、入局を取りやめた方もいるそうです。某旧邸外科さんのおっしゃるところでは「外科も産科と同様、入局者は激減」とのことで、全体的にリスクの高い科は避けられる傾向にあるようです。もし今の状況が今後もずっと続いていけば(その可能性は極めて高いと思いますが)…「yよい医療

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[546]投稿者:482の再受験医学生
投稿日:2006年02月24日 (金) 05時37分
(続き)
…続いていけば、「よりよい医療」どころか現状の維持すら困難です。困難どころか…一体どうすれば維持できるんでしょう?? いえ、現実的に考えて、どの程度の悪化で食い止められるんでしょう??? これから先医療の現場に出て行くものとして、正直暗澹たる気分になるのを抑え切れません。

先輩諸兄のおっしゃっているように、今後は「防衛医療」が現場のスタンダードになるでしょう。ほんのわずかでも自分達の施設で手に負えない事態が起こる可能性のある患者さんは受け容れない。

…その結果、助かるはずの命が助からなくなるかもしれない。でも仕方ない。これが国民の選択なんだから。

中小の病院、地方にある病院はあえて切り捨てて、中央の基幹病院にマンパワーを集中することで効率のよい医療を可能にする。

…その結果、金の無い人、僻地の人はまともな医療を受けられなくなるかもしれない。でも仕方ない。これが国民の選択なんだから。

仕方ない。仕方ない。仕方ない。仕方ない。それが国の方針なんだから、我々にはどうしようもない。納得するしかない。納得してもらうしかない。

…でも自分は、そんなことをやりたくて医者を目指したんじゃない!!

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[547]投稿者:482の再受験医学生
投稿日:2006年02月24日 (金) 06時28分
…また頭に血が上ってきたので、一旦書き込みを中止します。落ちついてまた時間ができたら、一般の皆さんへの提言や医師と患者、双方の利益のために何ができるかなど自分なりの意見を書かせていただきたいと思います。

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[559]重ねて申し訳ありません投稿者:482の再受験医学生
投稿日:2006年02月25日 (土) 08時08分
…頭を冷やして考えてみれば、所詮本当の意味で現場を知らない学生が付き焼刃の知識で何を言ったところで机上の空論にはなりえないでしょう。それに、私が勉強したくらいのことは今日、ネット環境さえあれば誰でも調べられることだと思います。過去に訴訟などに絡んで色々辛い思いをされた方、またこれまで何一つ文句も言わず現場を支えてこられた方がここには多く来られているのに、私のようなものが生意気に語っていいことではありませんでした。色々不愉快な思いをされたことも多いと思います。ここに改めてお詫び申し上げます。

…でも正直に言って、口惜しいです。今回の事件だけでも、調べれば調べるほどに、一般の方と医療者との間の埋めがたい認識の断絶がわかってしまう。現場の方たちの絶望や無力感が伝わってくる。やるせなくて、切ないです。

私はずっと、自分なりにいい医者になりたいと思ってきました。月並みですが常に患者さんのことを第一に考えてあげられるような、僻地だろうと、患者さんが必要としているなら喜んで赴くような。たとえていうなら「赤ひげ」のような医者になるのが自分の理想でした。どんな人でも高度な治療を受けられる日本の医療制度が海外でも高く評価されていると聞けば誇りと愛国心を感じたし、現状に色々問題はあってもそれらはきっと改善されてゆくものだと無邪気に信じていました。おめでたいといわれればそれまでですが…

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[572]まあ、もちつけ投稿者:僻地医はおはお
投稿日:2006年03月06日 (月) 00時50分
先輩面して一言言わせてください。
貴君の理想はとてもよく理解できます。僻地医療は絶対必要なんだ。そういう理想を抱いて私の現在があります。そこで何を見て何を経験したか?ここではちょっと言い辛い。
一言で表現するなら「犠牲的精神で仕事しても長続きしない」ということ。あと、自分の思い描く理想の医師像と、周囲のそれがあまりに違うため、ストレスを感じます。
私はこの時代に医師という仕事を選ばれた貴君を尊敬します。いい医者になるには辛い思いをいっぱい経験せざるを得ません。医学は未完成で、進歩し続け、一生は短い。
あまり気負わずに、自分の好きな道を気長に続けてください。

[534]お願い 投稿者:ベル(あかいふうせん)

投稿日:2006年02月23日 (木) 20時18分

小泉改革に反対している国民だって大勢います。
私も大反対した一人。
小泉政権時代は日本の景気はどん底続き。いい顔できる海外へはドンドン金ばら撒いて、国民からは取れるだけ搾り取る。
経団連指標だけ見て景気回復感情を国民に持たせて増税強行。
しかし、日本経済の本当の景気指標は経団連ではなく商工会議所をみなくてはならない。いくら大手企業の実績が上がったって、日本に大手企業は何社ある?しかもその大手企業は全てコストコストで海外へ製造依託。日本の下請け中小企業には全然仕事が入ってこない。
数えるほどの大手企業を支える無数の日本の中小企業が活性化せずに、日本の景気は回復すると思います?
医療だけではなく、飲食店だって小泉政権にはボロクソいたぶられています。10年前と比べて製薬会社から接待のお誘いはどうです?
全く国民は小泉政権にこれだけいたぶられているのに、何故気がつかない!?身から出た錆なのだ!!


なんてこと言ったって何が変ります?
こんな消費者批判をして消費者が私達中小企業経営者の叫びに同情でもしてくれますか?消費者が外食をするようになりますか?

「ふざけるな!自分たちの自助努力不足を棚にあげるな!」
「お前達の能力がないのを、国民の責任にするな!」


自分が批判されて相手を理解できるようなできた人なんてそういないでしょう。


私達中小企業経営者だって景気に泣かさせるわ、そしてたまに来るお客さんの怠慢な態度にどれだけ悔しい思いをしているか。

確かに、今の時代学校の先生にある小学生の母親が給食費を払っているんだから「いただきます。」と言わせないで欲しい。


なんて「はぁ?」というような感覚のズレた人もいるような時代ですから、客商売をしていれば信じられない理不尽なお客さんにも何人も当たる。その中にはお医者さんの家族だっている。


でも、本当に彼らの文句を言っても売上げは伸びない。
そして職人は、どんなに儲からなくても、どんなに他人から冷たい視線を受けても、その職に生きるし、その職の文化を捨てられない。


大手企業のように羊が流行れば焼き鳥チェーン辞めてジンギスカン屋をやろうなんて事できないんです。

自分たちがその道で生きていくためには、お客さんの愚痴を溢すのではなく、お客さんに理解を求めて一緒に国を変えていかなくては何も変らない。


国を動かせるのは国民全体の力なのだから。
国民が署名運動を起すのだって医療従事者からは無責任で勝手に見えるかも知れないけれど、それしか手段を知らないだけなんです。


みなさんのように内情を理解してないんです。自分たちが当たり前に知ってることだって患者には当たり前に知ってることではないのです。


私達中小企業経営者もそうですが、本当にそうした私達にとって当たり前の常識をキチンと理解してもらっているでしょうか?


掲示板は患者さんのために医療を変えたいという目的で立てた掲示板であって、医療従事者の患者さんへの批判や愚痴をぶつける掲示板ではありません。

何度が私も、そして一部のお医者様もその辺の理解をいただいてから書き込むようにとのスレッドをいただきましたが、残念ながら建設的な書き込みも出てきましたが、誹謗中傷的な書き込みや医者を装った方の嵐的書き込みが続いてしまっています。


どうか、このサイトの趣旨をご理解の上書き込みくださるようお願いします。



あと、医療裁判を起した一人として、一方的に「訴えやがって」というお医者様があまりに多いので、私なりにその気持ちを理解してきたつもりですが、そこまで味噌もクソも全ての患者の死を一緒にされると私だって悔しいです。

今日の医療裁判の責任を全て患者や遺族の責任だと考えている先生は、これまでの医療体質医師には全く非がないと考えているのでしょうか?


素人考えで申し訳ないですが、医局講座制という日本の医療教育体制について皆さんはどのようにお考えでしょうか?


本当に明らかな医療ミスが起こった時、

患者さんのために真実をいつでも語れる覚悟はありますか?

内部告発も辞さない覚悟の方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?

真実を知る者として、原告の証言台に立てるという姿勢で医療に従事していただいてますか?

協力医として意見書を匿名として書いていただけますか?


殆どの医師が純粋で理性ある医師であると信じています。
しかし、現実言える医師は少ないだろうというのが本音です。
裁判の経験上。


私の裁判では、沢山の医師も支えてくださいました。
それが私にとっては本当に励みになりました。


しかし、いざ意見医を探そうとするといないんです。
お金を積んでもみつからないんです。


匿名で裁判所に行かないという条件ならすぐにみつかりました。
被告が搬送先の産科に一時責任転嫁したにも関わらず、
搬送先の産科医師も尋問には出ていただけません。


しかしHb2.8で搬送されながらも5回の緊急手術に耐えながら40000cc以上の出血、300単位を超える輸血に耐えながら19日間生きようとした妻を最後まで見てくれた搬送先救命センター長だけが唯一、真実を述べていただいた事で裁判の勝敗を待たず私の気持ちは救われました。


このような医療現場の現状で、「裁判なんて起すな!」という書き込みは一方的過ぎるのではと患者感情を抱きました。


本当に今患者がやらなくてはいけないと、医師がやらなくてはいけないことってお互いの誹謗中傷なのでしょうか?

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[535]これからもHPの運営頑張って下さいね投稿者:産婦人科勤務医
投稿日:2006年02月23日 (木) 20時37分
今回の加藤医師の逮捕には心底怒ってる産婦人科勤務医です。
2ちゃんから来ました。
あまりに衝撃的な逮捕だったので2ちゃねRの産婦人科医もいきり
立って感情的な書き込みがあったりして、2ちゃねR産婦人科医を
代表?してお詫び申し上げます。
HP全部目を通させていただきました。
奥様の分娩経過読んで目が潤みました。
大きな総合病院に勤務してるのでVABC手がけてますけどリスクの説明
は不十分だなと今更ながら反省しました。
子宮破裂は前回古典的帝切妊娠の予定帝切前の陣痛発来時の1件しか
経験ありませんが、VBAC希望する妊婦さんにはもっと危険性をよく
話すようにしようと思います。
自分の経験では加藤医師と同じケースで16000ccの出血が
あったけど母児ともに救命し得たことがあります。
お産の出血トラブルは血液さえあれば助かる率がアップします。
ハイリスク分娩は血液のストックの充分にある総合病院でおこなって
ほしいと強く思います。
ベル様ご一家の今後のお幸せを心からお祈りします。

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[536]投稿者:しがない一医師
投稿日:2006年02月23日 (木) 21時19分
あなた達、中小企業の経営者が医師と同様に“お客さんの怠慢(傲慢の間違いですか)な態度にどれだけ悔しい思いをしている”かということは理解できます。でも、自分たちに非がないのに訴訟を起こされたり、逮捕されたりすることは無いですよね、基本的に。

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[537]投稿者:ベル(あかいふうせん)
投稿日:2006年02月23日 (木) 21時28分
産婦人科勤務医様
ありがとうございます。嬉しいです。


しがない一医師様
そのご意見は必ず出ると思っていました。
どっちが悲惨だという悲惨さ自慢をしていてもキリがないんです。
私は生ものを扱っているので、ちょっと食あたりや、蕁麻疹など出れば真っ先にお前の所の料理のせいだ!と疑いを掛けられます。
そこで対応を間違えてお客さんを怒らせて保健所に通報されれば、その有無関係なしに悪い評判だけが一人歩きで、一家破産というリスクはありますよ。
それと経営者は給与保障もないです。安いって文句を言えるほどもないです。5年間実質年収は6桁止り、でも申告では税負担を覚悟で300万以上で出しておかないと、いざという時に借り入れができません。家賃や従業員の給料が払えなくなったら終わりです。というリスクもあります。

でも、こんなみじめ自慢してても誰も助けてくれないし、何も変らないでしょうということを申し上げているのです。

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[538]投稿者:ドクター黒ヒゲ
投稿日:2006年02月23日 (木) 22時14分
HP読みました。
管理人様の気持ちは理解したつもりです。
裁判で納得の行く結果となることを陰ながらお祈り申し上げます。

でも,一つ失言。
「医局講座制についてどう思いますか?」は
この事件が起き_時には言わないほうが良いと思いますよ。

このような僻地医療での悲劇が生じたのは,良くも悪くも僻地医療を無理やり支えてくれていた「医局」のおかげであることは厳然たる事実です。
医局がなかったら,間違いなく僻地医療は全滅でしたでしょう。

この医師の有罪・無罪ではなく,医局が崩壊したことが患者にとって本当に良かったのかどうか…
「白い○塔」とかに影響されすぎていない感性の持ち主であることを心より祈ります。

あと。
内部告発をする勇気…ですか。
医師以外の組織(官僚機構・大企業・政治)でも同じことを訴えることができるならば,医師もやらねばなりませんね。
少なくとも,医師を悪者に仕立て上げてスケープゴートにするのがみえ見えという今の状況で,医師ばかりがリスクを追うのは理不尽という物ではないでしょうか。

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[539]ドクター黒ヒゲ様投稿者:ベル(あかいふうせん)
投稿日:2006年02月23日 (木) 23時32分
ご指摘ありがとうございます。
今回の事件のようにそういったメリットもあるんですね。
一長一短あることを教えていただきました。

「医師以外の組織(官僚機構・大企業・政治)でも同じことを訴えることができるならば,医師もやらねばなりませんね。・・・」

この件についても最もな意見だと思います。
誰がその一歩を踏み出して常識に変えるかが鍵でしょう。
例えが悪いかも知れませんが、野茂がメジャーを夢から常識に変えたように。

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[540]投稿者:某旧邸外科医
投稿日:2006年02月24日 (金) 00時40分
>掲示板は患者さんのために医療を変えたいという目的で立てた掲示板で
>あって、医療従事者の患者さんへの批判や愚痴をぶつける掲示板ではあ
>りません。

ここにある医療者の投稿は、その殆どが「どうすれば患者さんのための医療を今後も持続的に提供出来るか」という視点からのものだと思いますが。
 現在の方向性が続く限り、防衛医療は避けられないですが、それは患者さんの為にはなりません。実例を挙げると、私が以前勤務していた皇后陛下が名誉総裁を務める某大都市の救命救急センターでは「合併症を起こしそうな患者、在院期間が長くなりそうな患者、いろいろと煩いことを言ってきそうな患者は、当院に入院させるな」という命令が回ってきました。訴訟になりそうな症例を受けるな、ということです。勿論、我々は従いませんでしたがね。

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[542]投稿者:エドガー
投稿日:2006年02月24日 (金) 01時17分
私も小泉改革には大反対ですし、あの政党には投票したことはありません。あの手の詭弁論者にこうも簡単にあおられる日本国民には長年の間に渡って大変失望しています。

医療制度の改革は正直どうすればよいのか一般国民には情報が少ないためなかなか問題点が見えてこない面があります。ですから、診療報酬や薬価等の問題点や、医療の質にも関わって来る労働条件等に関しては医療サイドからもっと問題提起してもらった方が一般国民には分かりやすいと思います。ついでの厚生労働省のお役人が作った机上の空論のどこに問題点があるのかも詳しく教えていただきたいと思います。

こんなに問題があるのに、低負担で高レベルの医療を受けておきながら文句ばっかり言うな・・・とまで言われたらちょっと極論と言うか患者サイドからすると医療側の暴論と言う気がしてしまいます。
もっと具体的に建設的な論議ができれば溝も深まらずにすむのではないでしょうか?

私もこの帝王切開の件では、何故逮捕に至ったのかが分かりません。国民の中には、刑事事件と民事事件の違いや逮捕と言う事態の意味が良く分からない人もいるわけですから、この症例が逮捕に至ってしまった経緯がもっと詳細に報じられれば見方も変わってくるのではないかと思います。

医療過誤も事故も、過誤でもなく事故でもなく避けられなかった症例も、家族にとっては死と言う意味では同じです。その中で、医療サイドに非がある場合もあればない場合もあるでしょう。今の医療現場の現状では当然とされていたり、あるいはガイドラインがない中で医師の判断ミスやミスコミュニケーションによってもたらされた死と言う物もあるでしょう。それに対して訴えるか訴えないかは当然家族の判断になるわけですが、全部が全部ひとまとめにして訴えるのは患者サイドが悪いと言うのはどう考えても暴論だと思います。

一つ一つの患者側が納得いかない症例を精査する必要があると私は思います。そこに至るには至った経緯があるはずですから。

私たち素人は最初は輸血が可能な病院と不可能な病院との区別すらできない状態で医療を受けています。帝王切開が血液を確保していない個人病院で行われている事を理解している妊婦は少数派だとも思うのです。自分が妊娠・出産時の異常等に会ってみて初めて医療の現実を知るのです。妊娠中の以上が多いほど入院経験が蓄積し、患者は患者なりにいろいろと勉強します。それが中途半端な知識と言われようがどうしようが普通の患者はそうするしかすべがないのです。私が入院したのは母体搬送を受ける側の病院でしたが、緊急で運ばれてきた割にはゆったりとした救急や病院サイドの動きや病院の体制を見ていると、これが本当の一分一秒を争う事態だったら間に合う訳ないんじゃないかといつも疑問に思っていました。

対立ではなく正しい啓蒙活動と同じ目線至った話し合いを・・・それが私の言いたいことです。

一番疑問なのは、医師会って何故本気でこの現状を打開しようとはしないのでしょうか?与党と癒着してるから?それともそういう意味合いの団体ではないからですか?

地元で生みたいと言う希望は家族構成や手伝いがいるか等の問題から当然出てくるはずです。車で1時間以内で、しかも輸血ができる産科・・・それを確保するのは、少子化・少子化と産まない女性が悪いかのように言い立てる政府が本気で取り組まなければならないことだと私も思います。

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[548]投稿者:まる
投稿日:2006年02月24日 (金) 10時17分
>それともそういう意味合いの団体ではないからですか?

そういうことです。医師会は開業医、つまり自営の人の団体ですから、
勤務医というリーマンのために動くことはありません。
勘違いしてる人が多いようですが、参考までに。
まず、こういうことから徐々に覚えていってくださいな。

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[550]投稿者:一患者
投稿日:2006年02月24日 (金) 14時09分
べるさん
なんだか虚しいです。

こんなにかみ合わない会話ってあるんでしょうか?!

共通の幸福に結びつくかという議論に
いつになったらなるのでしょうか?!

どうしてこちらの歩み寄りに
牙でむかってくるのでしょうか?!

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[551]一患者様へ投稿者:ベル
投稿日:2006年02月24日 (金) 15時06分
大丈夫ですよ。事件が事件なだけに先生方がまるでフーリガンの如く暴動を起こしたように見えましたが、本当のフーリガンではないですから、冷静さを取り戻すと共に、建設的なご意見もいただけるようになっています。

ただ、その中にどうしても医師を装った荒らしの方が書き込まれたりされちゃうと、またややこしくなりますけどね(苦笑)

どんな人間だって気持ちを切り替えるのってなかなか簡単にはできませんし、それ以上に私達患者も理解してもらうではなくて、私たちがもっと先生方を理解することも忘れてはいけないと思っています。

双方の気持ちが融合してお互いのいいところから新しい意見、建設的な意見が出てくることを信じています。


上のスレッドでありますが、医師も家庭があり、私達と同じ生活をしているんだし、立場は同等だと思います。

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[552]まるさんへ投稿者:エドガー
投稿日:2006年02月24日 (金) 16時16分
だったら、そういう団体を作ったらいいんじゃないでしょうか?
誰かが動かなければ何も変わりません。

一患者の母親として色々と行政やマスコミに訴えかけている立場からすると、困難でも少数派でもそこからはじめている人間としてはそう感じます。

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[553]エドガーさんへ投稿者:内科医
投稿日:2006年02月24日 (金) 16時51分
勤務医会なるものが私の県にはありますが、ほとんどが院長・副院長クラスで、本当にぼろぼろになって働いている医者の見方になってくれる人はいません。岩手県の○○病院の名誉院長さんなんか、医者は労働基準法なんか守っていたら仕事にならんといってますし。私だって、厳守しろなどは思っていませんが、今の現状はあまりに・・・。

話がずれてしまいましたが、本当に大変な医者ほどそんな団体なんかに構えないほどがんばっているのが現状です。

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[554]投稿者:一般医師の一人
投稿日:2006年02月24日 (金) 17時10分
ここ数年前からのマスコミの医者叩きと国の医療費削減政策によって、産婦人科を含めた外科系の医師(特に地方での勤務医)の現状は悲惨なものがあります。病院に一人勤務の産婦人科医などだと一年365日の24時間勤務と同じです。このような状況下での「できることを精一杯やったと思われる」産科医師の「不当と思われる」逮捕は、すでに数人の医師がコメントしているように、産婦人科医が全員撤退してしまいそうな最悪の事態と思います。

他の科(私も外科系ではありませんが)の医師もこの国の医療崩壊を憂慮しているというのが実情ではないでしょうか?乱暴な言い方で、もうストライキしかない、産科医はやめる、と宣言している医師もいらっしゃいます。不謹慎かもしれませんが、医師を取り巻く状況はこの数年それほど劣悪かつ厳しい状態になっているわけです。

もちろん、明らかな医療過誤であれば、当然、法の報いを受けるべきでありますが、医師サイドにたった視点でなく、医師の知識を持って客観的にみて、不当な医療裁判や訴えが多い印象があります。

このような現状から、本邦の医療を救うのは、われわれ医師を含めた国民全体ではないですか?われわれも皆さん同様、悪徳な医師は追放。追求したいと考えます。ただ、今回の福島の件は、無差別殺人などの犯罪者と同じような取り扱いは、あきらかに不当と思います。

(上のスレッドもここのresにすべきでした、申し訳ありません)

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[556]どこの世界も投稿者:エドガー
投稿日:2006年02月24日 (金) 21時28分
長老が本当の意味で分かってないうえにがんばってる若者をサポートしようとしないのが、本当の意味での改革が進まない要因なのでしょうね。

むしろ、自分たちが若いときにはそうやって労働基準法など無視して働き続けて一人前になったのだから、それができて一人前・・・とか、できないやつは辞めてもいいよ代わりはいるから、と言う考え方で若い者いじめをするからいけないのだと思います。

私は、医療事故や過誤を減らすためにも、勤務医の方々が例えば新しい論文読んだり学会に出たり、忘れ去られている家族と過ごしたりする時間を確保するためにも、今の労働環境は変えるべきだと思います。

24時間以上の連続勤務なんて心身ともにおかしくなってしまってもある意味当然でしょう?何年か前に研修医が自殺したり、過労死したりした怜が報じられていましたよね。私の高校の同級生にも医師免許を取った翌年に夜勤明けに突然亡くなった人がいます。

現状を打開するためにも何か手があると良いのですが・・・

[526]小泉改革を賛成したくせに、いい医療を望むな 投稿者:jpn

投稿日:2006年02月23日 (木) 01時37分

公定価格の医療費削減を喜んだ愚民にいい医療など、豚に真珠。
カネも払わず、いい医療を望み、死んだら医者を逮捕する。
「刑事訴追の恐れがありますので、診療は差し控えさせていただきます。」
重症や合併症のある患者はたらいまわしが正しい診療方針です。

[520]なによりも 投稿者:怒りのERナース

投稿日:2006年02月23日 (木) 00時03分

具体的な提言(せいぜいジェネリックの普及や,嫉妬をあおるように開業医の黒字の金額や,分布を無視した勤務医の「平均」年収を持ち出し,その格差をなくせ…とかいう)や医師の負担緩和等に触れず,
「工夫次第では医療費は節約できる」と他人事のように社説を書いて知らんふりの新聞社(5大紙と言われている新聞社全て)の不買運動でもして,「負担が増えてもいいから診療報酬を上げてやれ」くらいのメッセージを送ってほしいものです。

患者様の権利…という言葉が大好きなアメリカでは,自由診療でいくらでも金をかけているからこそ「権利」を請求できるのだ,ということを覚えておいてほしいものです。

僻地・公立病院のメジャー科(内科・外科・産婦人科・小児科・麻酔科)を訴訟から守るには,そのような病院の取り潰し以外にないと思います。
それができずに医者が悪い,とスケープゴートにしているマスコミや「市民」様に同調するならば,自業自得としか言いようがありません。

ほかにも、生活保護(いかにも不正受給としか思えないようなやからまで)は医療費がただになるとか,現場の小児科医の負担を無視しているとしか思えない「マル乳制度」など、文句をつけるポイントはいくらでもあります。
あと,「産婦人科をなくさないで」ということを訴える「市民」の会のように,金銭的な負担を無視してクレクレに走るような方々も,結果的に現場の産婦人科を苦しめているように思います。

…以上,少々言葉が過ぎましたが,産婦人科医の苦悩というのは様々な要因が有り,個人の脂質以上に医師個人を苦しめている物が大きい,ということをご理解いただければと思います。

明日も徹夜の仕事が待っている一ナースでした。

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[522]投稿者:血液内科医
投稿日:2006年02月23日 (木) 00時16分
いやぁ、あなたは良いナースですね。
いっしょに仕事がしたいと思ったりします。
一郎 内科医師さまのコメントともにじっくりと
拝見させてください。

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[530]投稿者:わたしゃ小児科
投稿日:2006年02月23日 (木) 11時24分
あなたは世の中の真実が見えている、とても賢い人のようにお見受け致しました。

新聞の不買運動ですが、最近ではテレビとインターネットであらゆる情報がタダで見れるのでうちでは新聞はとっていません。
テレビの番組表にしてもネットや雑誌で見れるわけですし。そのうち自然に消滅していくでしょう。

[519]福島県の皆さんに緊急警告。 福島県での産科医療崩壊壊滅の危機。 投稿者:一郎

投稿日:2006年02月22日 (水) 23時58分

福島県の皆さんに緊急警告。 福島県での産科医療崩壊壊滅の危機。平成18年2月22日。
              一郎 内科医師

福島県の皆さん、県立大野病院(作山洋三院長)で帝王切開手術中に同県楢葉町の女性(当時29歳)が死亡した事故で、県警富岡署は平成18年2月18日、執刀した医師、加藤克彦先生38歳が業務上過失致死と医師法違反の容疑で逮捕されたのを御存知だと思います。容疑は女性の帝王切開手術を担当。胎児を取り出した後、癒着胎盤で、大量出血の恐れがあることを認識しながら、はさみで無理に剥離し、女性を死亡させた疑い。また、医師法が規定する24時間以内の警察への届け出をしなかった疑いだそうです。
この記事を一般人が読めば何だ医療過誤かとしか思っていないかもしれません。周産期死亡はゼロにはできません。術前に胎盤癒着を100%診断はできません。加藤先生が未熟だから患者が死亡したのではありません。日本の病院で一人医長で産婦人科をやっている所はたくさんあります。それでも頑張っているのに結果責任を問うのはおかしい。患者の異常があったのだから不可抗力です。医者は最善を尽くすものですが、医療に完璧ということはありません。たった一人では完璧な医療はしたくてもできない場合だってあるのです。
医学生は敏感です。患者の病気が原因で患者が死亡した場合でも医者が逮捕されるのであれば、誰も産科になりません。馬鹿らしくてやってられない。警察によって牢屋にぶち込まれるのであれば誰も産科になりません。
医者仲間ではこの話題で相当議論がなされており、話題沸騰しています。明日は我が身です。誰も通常の医療行為の失敗で逮捕されたくはありません。加藤先生は無罪とする医師95%以上です。福島県警富岡署の渡部四郎署長による不当逮捕に対して激怒している医師がほとんどです。過労死してもおかしくない程、長時間奴隷の様にこき使い、そして加藤先生をかばわない病院長、県関係者に怒りの矛先が向いています。医学に素人の警察が、勝ってに一人で帝王切開するなと決めるのは間違い。産科医も足りないのに。
 今回加藤先生が禁固刑に処せられたり、自殺したりすれば、本当に今後産科をする医者は激減します。当然福島では法律改正がない限り永久にゼロあるいはそれに近い数字でしょう。今回の不当逮捕で産婦人科になるのを辞める人もいるでしょう。今後産科医が増える見込みは全然ありません。さらに辞める産科医が多いし、高齢化した産科医は廃業します。今回警察は一人産科では手術するなと勝手に忠告しましたから、産科可能施設に産科医を集中させることが予想され、当然産科医ゼロ地域が多発します。福島県での産科壊滅の危機に晒されています。過疎地では産婆さんに取り上げて貰うしかなくなる時代は直ぐに来ます。中核都市でも産科医がいなくなる時代は時間の問題です。福島市、磐木市だってその後はわかりません。医師減少は産科医だけに留まりません。小児科、麻酔科も増えないでしょう。産科医がいない福島には内科医など働く意欲がなくなり、他の科の医師の減少も十分予想されます。宮城、山形、栃木、群馬にお産難民として避難しようにもどこの県も産科医の数はぎりぎりですから、どうしようもありません。金持ちはアメリカに行き出産も可能でしょう。台湾当たりでも出産できるかもしれません。お金がない人は自宅分娩になってしまうかも知れません、残念ながら。事実訴訟の多いアメリカの州では産科医がいなくなり、別の州で出産したり、外国で出産しなければならなくなった所もあります。検察が今回不起訴にすれば、産科医減少の程度は軽くなりますが、法律改正しない限り産科医の減少は止められません。
その減少に歯止めを掛けたいというのであれば、法律制定が有効です。患者が通常の医療行為で死亡した場合、医師側が訴訟で負けないようにすること。逮捕されて牢屋にぶち込まれるような刑事罰を与えないこと。それだけで十分立ち直ります。正義感が強い医師は多いですから。医療行為で刑事罰を加えるのは日本だけです。異常です。

以下は医師の掲示板で投稿された産婦人科の先生の意見です。引用させて戴きました。製作あるいは書かれた先生方に敬意を表し引用させて戴きました。(悪しからず。)
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妊娠・分娩後の子宮摘出は非常に困難です。ある意味、子宮頚部癌の手術より困難かも知れません。妊娠末期の子宮には分時650-500mlの血流量があること、子宮頚部と 傍**組織の判別が困難で尿管・膀胱損傷を避ける事の難しさがわかりますか(尿管ステントを入れておく)?それを短時間でやるのです(前置胎盤の癒着胎盤ではポローでは止血 できない)。またそのときは、術野は血の海になっています。簡単に的確な判断ができれば救命できると言うべきではありません。
症例の詳細がわかりませんが、まず第1に癒着胎盤の確定診断は病理診断で行われるものであり、MRI、超音波などにより予見できたとする方法も散見できますが、確定できる ものでないことを理解させる必要があります。
基本的に子宮温存は原則です。帝王切開前に、子宮摘出の話ができあがっているのなら、古典的帝王切開後、そのまま摘出でよいと思います。しかし、そこまで話ができあがって いない場合、通常の帝王切開を行い、胎盤の剥離を確かめる必要はあります(この瞬間が魔の時間といえる)。したがって彼が剥離にいったのが、まったく軽率だとは言えません 。本当にどうしょうもないことは、時としてあるのです。

ある産科医の意見です。
 http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/02/post_1b76.html

医師仲間の緊急避難勧告のページ
http://www.geocities.jp/fiveyers/anzen/

産科医絶滅史
http://yu-net.info/swfup/viewswf.php/2280.swf


以上事態は深刻だということを認識されたことと思います。医師達からの意見はマスコミへ伝わっている気配はありません。更に医師達の意見は皆さんに伝わっていないも同然です。今まで皆さんどうされましたか。警察、県知事、警視庁などへの抗議、電話、FAX、メールした人は大勢いることは知っています。その効果はありましたか。今の所全然上がっていませんね。抗議、電話、FAX、メールなど警察は簡単に握り潰せます。逮捕した福島警察だって一度逮捕した以上面子があり、簡単に逮捕は間違いでしたなどというと思いますか。ですから逮捕撤回はあり得ません。ではどうするか。残された道は加藤先生を不起訴にすることです。事情徴収した資料に基づき刑事裁判に持ち込まれることが予想されます。福島県警察への抗議はどんどん続けて下さい。直接大勢で直訴した方が良い。それからできることは東京の警視庁に集団で直訴することです。一人では無駄。できるだけ大勢で福島県警察に圧力をかけて不起訴にしてくれと連日、それこそデモ体として行うことです。又は法務大臣に加藤先生逮捕は人権侵害で不当逮捕だ。即刻釈放してくれと、大勢で直訴することです。暴力行為はだめですよ。逮捕されますから。そして直訴する時はマスコミに電話して取材させるのです。テレビ局、新聞、週刊誌あらゆる所ですよ。連日取り上げれば福島県警も考え直すかも。少なくとも福島の検察庁には影響があるでしょう。また福島県警や福島検察庁に100人よりは1000人、或いは1万人一度に加藤先生釈放嘆願に行くのです。もちろんマスコミに取材依頼して。
最悪裁判になってしまったらどうするか。当然福島県の皆さんは加藤先生無罪の運動をしなければなりません。裁判官は医療行為に関して素人です。失礼ながら医師以外の皆さんと知識経験は同等と考えて下さい。帝王切開での癒着胎盤の処置がどれ程大変か知るはずがありません。何もしなければ遺族の涙に押し流されて、加藤先生有罪となる確率が高くなります。新聞、テレビ、ホームページなどで無罪の運動をしまくるしかありません。裁判官に加藤先生を有罪にしてしまったら大変な事態になるという情報を入れ続けるしかありません。



それから警視庁、法務大臣に渡す書類には次の様に書くのです。(但し陳情は御自分の意思で行うのですよ。一郎が扇動した訳ではありません。)

周産期死亡はゼロにはできません。術前に胎盤癒着を100%診断はできないから大量出血は予想できなかった。また癒着胎盤は稀な病気です。加藤先生が未熟だから患者が死亡したのではありません。日本の病院で一人医長で産婦人科をやっている所はたくさんあります。それでも頑張っているのに結果責任を問うのはおかしい。患者の異常があったのだから不可抗力です。医者は最善を尽くすものですが、医療に完璧ということはありません。結果的に患者は死亡したが、子供は助かった。可能な限り加藤先生は最善を尽くした。加藤先生が起訴されたら、福島県で産科は崩壊し壊滅状態になる。事態は緊急を要し、私達福島県人は御産ができなくなる。大変なことになるから、何とかして下さいと。
加藤先生は自分の意思でたった一人で産科医療をしていたのではない。県は3人の産科医を確保してくれなかった。患者は異状死ではないから病死だった。だから福島県警察に届出義務はなかった。仮に異状死であっても届出義務は県立大野病院院長・作山洋三氏にあるので、この件で加藤先生を逮捕するのは間違い。もし逮捕するなら佐山氏であると。

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[527]産科医療崩壊壊滅の実態投稿者:一郎
投稿日:2006年02月23日 (木) 02時18分
一般の方はどういう事態になるかピンと来ないでしょうから記載します。3時間待っても妊婦検診できるのはまだまし。次々と産科が閉鎖されれば産科医療を行っている病院、産院に産婦が殺到します。胎児仮死の兆候があるから総合病院で帝王切開してくれという緊急依頼が逮捕に恐れおののいた開業医から一箇所に集中します。その総合病院の産科で一人の帝王切開の手術している内に、別の所から帝王切開適応の患者が紹介された場合、救急車で手術の順番を待つという事態になるかも知れません。正常分娩の妊婦を診ている余裕はありませんから産婆さんへ行ってくれという事態になるかもしれません。産婆は産婆で逮捕されたくないから高危険群の患者は診たくないというかも知れません。行き場を失った妊婦は自宅で自分で出産となるかも。産科医の体は一つですから、一度に二人の帝王切開はできず、母子の命が危険に晒されるということです。数少ない産科医は激務に根を上げ、体力の限界が来て辞めていく人も出てくるでしょう。ですから出産される予定の御本人、奥さんに子供を生んでもらう旦那さんにも危機感を持って対処しないと大変なことになりますよ。あなた達が立ち上がればまだ崩壊を防げるかもしれません。崩壊するかどうかは福島県人の皆さん次第ですよ。

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[531]一郎さん、お疲れ様です。投稿者:わたしゃ小児科
投稿日:2006年02月23日 (木) 11時30分
水を差すようで申し訳ないが、警視庁は東京都の警察ではないですか?県警と同じ扱いだと思いますが。

「警察庁に陳情する」の間違いではないでしょうか?

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[532]修正投稿者:一郎
投稿日:2006年02月23日 (木) 13時32分
御指摘ありがとう御座います。警視庁---警察庁に訂正して下さい。

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[541]一郎先生投稿者:ベル(あかいふうせん)
投稿日:2006年02月24日 (金) 00時41分
「周産期死亡はゼロにはできません」

私はまさにこのことを妊婦さんにこのサイトで訴えているのです。

[509]ベルさんへ 投稿者:岡山の内科医

投稿日:2006年02月22日 (水) 12時30分

>このニュース少し前に私も読みました。
明らかな医師の技量不足による医療過誤と思います。

はじめてメールさせていただきます。この件に心底腹を立てている医師の一人です。どうも事実誤認があるようなので、やむにやまれずメールしました。
「なぜ、全国の医師の大半が怒りをあらわにしているか」ということをご理解下さい。この件は加藤医師の技量不足によるものではありません。医学臨床の前線に立つ、普通の感覚を持つ医師が、「この件で主治医の責任を問うのは酷」と思うケースなのに、有無を言わさず刑事事件として逮捕に至ったという異常な事態に対して怒っているのです。確かに、女性が一人亡くなった事実は非常に重いし、ご遺族の方の悲しみも痛いほど分かります。だからといって、僻地で孤立無援のまま、命を削るような激務に耐えていた加藤医師を、単に「明らかな技量不足」で切り捨てるようなことは、同じく医療現場で体を張っている人間には到底我慢なりません。

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[510]確かに投稿者:内科医
投稿日:2006年02月22日 (水) 13時02分
>このニュース少し前に私も読みました。
明らかな医師の技量不足による医療過誤と思います。

ニュースを見る限りではそうとられる方も出てくるかもしれません。
逮捕されると言うことは当然納得のいくことではありませんが、ニュース自体にも問題があるのではないですか。

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[511]投稿者:ベル
投稿日:2006年02月22日 (水) 13時51分
ありがとうございます。私も今冷静にこの事件を振り返り、同考えても刑法適用というのが納得しません。遺族にとっては例え不可抗力な出来事で、その死については認めても死に至るまでの過程については得たいもの。そういう意味では、裁判外で協議するシステムのない現在では、民事訴訟という手段に頼らざるを得ない部分は仕方のない事とは思いますが。
この事件は日本の産婆文化と医療の高水準化によるギャップの犠牲なのかなぁと言う気がしています。産婆文化の日本人は日本の高度医療水準が助産院や開業医にまで備わっているような誤認をしているような気がします。助産院や開業医レベルでの分娩はなくして診療のみとし、分娩はセンター化を進め、十分な設備とマンパワーの元で行なえるようにならないと、中途半端な設備では必ず遺族に「もし病院に輸血が備蓄していたら」とか「速やかに搬送すれば。」という心残りが現れ、僻地医療で働く医師ほど犠牲になり得る状況が益々増えると思っています。

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[514]なんだか。投稿者:イチ医学生
投稿日:2006年02月22日 (水) 17時54分
福島の事件のことをいろいろ見ているうちにここにたどり着きました。だいぶここの掲示板読んだのですが・・・ベルさん、ちょっと考え方がおかしいような。周産期センター建てるのはいいですが、そうなると「僻地」の方はどうするのかと。産婆さんですか?「周産期センター」に集めれば集めるほど全体的にはお産のリスクが上がると思います。周産期センターなぞできるところには元々大きい病院があると思いますので。私は医療経済には詳しくありませんが、このようなセンターを都道府県に複数個作れるとは思いません。それに、お産というのはできるだけ地元で産みたいものだと私は思っていたのですが。まぁ現在の政府の政策には合致していると思います。

私も産婦人科は遠慮しときます。ただ現在の状況を考えると、将来産婦人科医は苦境をものともしないやる気のあふれる方ばかりになっており、それはそれで妊婦さんにとっても良いのではないかと思います。・・・いざ陣痛が始まっても
看護師「分娩室は明後日の15時まで予定でいっぱいです」
なんてね。

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[515]イチ医学生さん投稿者:ベル(あかいふうせん)
投稿日:2006年02月22日 (水) 20時21分
コメントありがとうございます。
「おかしい。」って言われちゃうと返す言葉もないのですが、私は医学生でも医者でもないので、みなさんのように複雑に絡む現実の問題というのも確かにまだまだ勉強不足です。
ところで、仰ることは最もだと思います。地元で産みたいというのも当然ですし、それどころか自宅で産みたいという人も少なくないでしょうね。具体的に医者も患者もできるだけ安全にお産が迎えられる体制についてお考えを伺えたらと思います。

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[517]安全にはお金がかかると言うことです投稿者:神奈川の産科医
投稿日:2006年02月22日 (水) 23時23分
この医師が事前に癒着胎盤に気づかなかったことは判断ミスである可能性もあります。なにせ、部分的な情報しかありませんから。
とはいえ、帝切で子宮を切るまで全くわからない癒着胎盤もあります。そして、ひどい場合は5分で5リットル(人間の全血量)出たりすることもあるようです。こんなのに当たったら、まず救命は無理です。
9年目とはいえ、たった一人で200のお産、毎日の外来、婦人科の手術では勉強する暇もなかったでしょう。やはり、産科医個人の責任にするには無理があります。
この事件をきっかけに私の病院でも産科の閉鎖が具体的になってきました。5年もしたら、お産をする場所は無くなっているでしょう。無理を承知で少人数でやる開業医か巨大な周産期センターに分化することでしょう。
周産期センターを建てるということが意味することは、僻地でのお産を認めないと言うことです。近くに安いホテルを建てたりして、僻地の人は都会に来てもらうことになります。
命を助けるためにお金を使うわけです。もちろん、国が全面的にバックアップするなどの経済支援が必要です。
その状況でも僻地で産む人は、ある程度の危険を受け入れると言うことになります。そうですよね?ベルさん

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[518]投稿者:いち麻酔科医
投稿日:2006年02月22日 (水) 23時46分
「僻地」「公務員体質の公立病院」「年々高まる『市民』様の要求」「一人体制を放置する県立医大と福島県」「公立病院の決して高くない報酬」「労働時間の過酷さ」…

これらのファクターを加味すると,たとえ癒着胎盤が予見できなかったことを「ミス」としても,情状酌量の余地はいくらでもあります。
それを「逮捕」という形で幕引き記した警察を含めて,福島「県」というものそのものに問題があると解釈せざるを得ません。
あとは他の先生方が言うように,癒着胎盤を予測することは難しいです。
更に,子宮摘出を選ぶべきだった,と他人事のように言うことには怒りを覚えます。
自分が経験した症例で,28歳の帝王切開のあと、用手的に剥離したにもかかわらずDICとなり、逆上した父親と主人を何とか説得して要約子宮摘出に至った…それでも訴訟寸前までいった…と言うことがあります(三人めだったから良かったような物で,初子だったら訴訟ものでしたでしょう)。

一番憎むべきはこのような体制を放置し,医師個人の責任で解決しようとする「福島県」という存在ではないでしょうか。
あとは、世界一といってよいほど安い医療費で,世界最高レベルの(先端医療はともかく,普通の「市民」に対するもので)医療を提供していることが「当たり前」で,「ちょっとしたミスでも絶対に許せない」ということになれている「市民」様にも問題があるのではないでしょうか。
この流れでいくならば,周産期・妊婦死亡率が100年前の水準に戻っても良いか,完全自由診療となり「安全確実なお産をしたいなら,家を売れ」の世界になることを甘受しているとしか思えませんよ。

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[521]神奈川の産科医さん投稿者:ベル(あかいふうせん)
投稿日:2006年02月23日 (木) 00時14分
「その状況でも僻地で産む人は、ある程度の危険を受け入れると言うことになります。そうですよね?ベルさん」
う〜ん、危機を受け入れるというよりは、最新医療を選択しない、これまでの医療レベルでの選択、古来医療の選択ということにでもなるのでしょうか!?なんだか上手い言葉がみつかりませんが、そういうことを意味するんでしょうね。悲しいですが、僻地の方にとっては金がないと高度医療を受けにいけないという事も意味してしまうのかも知れません。もちろん先生が仰る国のバックアップ如何でしょうが・・・。

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[525]投稿者:いぱん
投稿日:2006年02月23日 (木) 01時06分
周産期センターを作りバックアップ体制を充実させるということは、いままで1人で診てきたところを2人3人で診ることになるわけで、確実に安全性は上がります。今回の例のような場合も救命率は上がります。医師も寝られるし、逮捕もされにくくなるでしょう。

で、マンパワーは簡単に2倍3倍になったりしませんから、当然周産期センターのベッドを取り合うことになるわけです。フェアなのが金、それ以外にコネ・暴力などでしょうか。外国に行くというのも選択枝に入ってくると思います。

あふれた人は医師のいない、昔の医療に戻ります。医師無しの出産が一般的だったのは昭和20年代以前で、自宅と施設の出産が半々になったのが昭和35年です。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai03/toukei2.html

助産師の技術も進歩しているので60年以上前のレベルになることは無いと思いますが、確実にリスクは上がります。社会全体が産科医を減らす要因を作り、なおもそれを加速させ続けているのだから、結果は受け入れるしかないでしょう。

[506] 投稿者:ID

投稿日:2006年02月22日 (水) 10時58分

ベルさんの掲示板ができたころから拝見させていただいており、書き込みもさせていただいておりました1メジャー内科医です。最近、掲示板が荒れ気味に見えますが、医師の方はまず書き込む前に475の産科医さんのおっっしゃる通りVBACに関するベルさんの御意見を読んでいただきたいと思います。
その上で今回の福島の件は侵襲的手技に常に携わっている私にとっても人事ではありません。訴訟によって産科医療がなくなりつつあるのはいわゆる先進国(USA,UK,EUの一部,日本)では常識ですが、医療事故、医療過誤双方で刑事事件となる国はEU主要国,USA,UK,東南アジア各国、台湾、などの知人医師に聞く限りまずないようです。この点はもっと一般の方にも知っていただきたいと思います。
私自身、書き込んでいる他の先生方と同様、日本の急性期医療は崩壊の限界点を数年前に超えてしまったと思っています。今後、どのように立て直していくかが課題だと思います。何より、産科医療の充実は私は心の底から望んでいますが、現経団連と現政権にそのつもりが全く無い以上、一番後回しにされるのではと思っております。いろいろ患者経験、患者家族経験のある医師として現在の日本の状況は全く医師患者双方に不幸だと感じています。ちなみによく公の場で大きな声で発言される医師の方は大抵全く急性期の外科系内科系医師として働いたことが無い方が多いように感じています。

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[513]投稿者:ベル(あかいふうせん)
投稿日:2006年02月22日 (水) 16時16分
書き込みありがとうございます。
メジャー内科医さんだったんですね。ちょっと怪しいHNでビビッてました(苦笑)
今回私もこの事件は「何故逮捕?」という疑問を持ちました。
正直、真実、こうなった経緯を知りたいという意味では民事介入は遺族感情を知る者としては否定できませんが、何で逮捕されちゃうんだろうという思いはありました。慈恵医大青戸事件などのように人間を実験道具のように扱ってしまった事件に対しては刑事で取り上げるのは当然と思いましたが、医療従事者の方には納得いかないかも知れませんが、「これは民事だろう!?」というのが私の印象です。

>ちなみによく公の場で大きな声で発言される医師の方は大抵全く急性期の外科系内科系医師として働いたことが無い方が多いように感じています。

これはTV番組に出ている医師ということですか?

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[524]投稿者:大学院生
投稿日:2006年02月23日 (木) 00時51分
・芸能事務所に所属している女医…言うまでもない。
・書物まで出して「こんな医師はダメだ」とか言っている先祖代代医師だという奴…この人の提唱縷々理論では外科や産婦人科は決して育たない
・心臓外科医の代表ともてはやされる人物…それらに比べればハードな職場の人だが,裁判で負けたのに自分が絶対正義だ,のつもりでマスコミにもいい顔をしている
・コメンテーターでよくでてくる奴…臨床経験無しに近い
・タレント精神科医(受験の教祖系)…僻地勤務経験なし
・その他,タレント医師…精神科医の大半は9時5時という職場
・90歳超えても現役…と言っているおじいちゃん…今はセレブ病院でセレぶしか相手にしていない。なのに「最近の若い奴は…」と妄言をふかしている。

なるほど,ろくなのがいませんね。
たまに勤務医の代表という方が出てきますが,極少数です。
でも,この国のマスコミはNHKから保守系から革新系からローカル紙まで,「正しい医療」を提唱する「正論」を黙殺し,一般人をあおり意思を「小金持ち」程度なのに「金の亡者」扱いして悪者に見せるような体質ですから…
皆様はせいぜいそれにだまされないようにして下さい。

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[529]投稿者:ID
投稿日:2006年02月23日 (木) 08時49分
>これはTV番組に出ている医師ということですか?

書きたいことは上の大学院生の方に書かれてしまいましたが、あと付け加えるなら「市民の味方」の顔をしていろいろなところで講演をするお医者さんもほとんんどそういう方ですね。

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[533]投稿者:ベル(あかいふうせん)
投稿日:2006年02月23日 (木) 18時39分
そういう部分ではTVに出ると先生になって、何を売っても味なんて二の次になってしまう料理の世界と同じですね。

[505]それと 投稿者:産婦人科なんかやってられるか!

投稿日:2006年02月22日 (水) 10時22分

それともちろん妊婦さん自体最悪の結果死亡することのあることは説明済みでした。

[504]VBAC 投稿者:産婦人科なんかやってられるか!

投稿日:2006年02月22日 (水) 10時13分

私もVBACはよく経験していましたが、患者さんに説明するときは、
VBACは危険です。いつ破裂するかわかりません。破裂した際には赤ちゃんは絶対に助からないと考えてください。その上で経**分娩を希望されるならお付き合いしましょうと説明しました。
無事経**分娩された際には涙ながらに「先生つきあってくださってありがとうございました。」といって下ったのをいまでも覚えています。適応云々などいっても破裂するときは破裂します。
ときどき前回帝王切開の方の帝切時、子宮切開部が薄くなって、赤ちゃんの髪の毛が見えることがあります。それほど薄くなることもあります。VBAC→適応どおり→子宮破裂→逮捕などの前例ができたなら、なぜ医者が自分の人生をかけて患者の希望どおりにVBACをする必要がありますか?たぶんこの癒着胎盤例の逮捕によりVBACも原則受け付けないようになっていくでしょうね

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[512]投稿者:ベル(あかいふうせん)
投稿日:2006年02月22日 (水) 16時06分
この意見に関しては私も全部ではありませんが同意します。

>無事経**分娩された際には涙ながらに「先生つきあってくださってありがとうございました。」といって下ったのをいまでも覚えています。

本当に最初の出産で帝王切開となってしまった女性にとって、経**分娩できなかったことで抱く罪悪感、次回に抱く希望がいかに大きいかということでしょうね。

産婆文化が今でも根強く残る日本ならではの女性心理なのかも知れません。VBACによる子宮破裂で逮捕がもし、適応どおりで起こればそれは医療にとって大問題ですし、絶対にVBACはなくなると思います。

しかし、現実今の日本の産科医療では、適応どおりのVBACが出来る施設がどれだけあるでしょう?
アメリカ婦人科産科学会のガイドライン通りの適応が可能が施設がどれだけあるでしょう?ダブルセットの定義一つにしても、手術ができる設備さえあれば、日本ではダブルセットが出来る適応と考え、麻酔科、新生児科、輸血の備蓄も十分なマンパワーも備わってない開業医でも適応施設になってしまう。厳密に言えば日本独自のガイドラインがないのですから、各施設の医師の解釈の仕方一つで適応施設になってしまう。
そんな環境でVBACをする施設がアメリカにあるでしょうか?

アメリカでVBACを受け入れているのは周産期センタークラスの高次医療施設だけのはず。

日本の開業医制という独特の環境で、医師の判断で適応の解釈も変る、医師によって適応が異なる環境で今でもVBACが実施されてるんですから、いつ訴訟が起きてもおかしくないでしょう。

そうした医師にも患者にも危険な環境を避けるためには、開業医、助産院での分娩をやめて、センター化して全ての分娩が最高レベルの環境で行なえるようにしなければ、医師も患者も危険は回避されないでしょうね。

(産婦人科なんかやってられるか!さん昨夜は随分乱暴な書き込みが目立ちましたが、アイコンのキャラを選択してるお茶目な面もあるんですね。)

[499]再受験医学生さんへ 投稿者:消化器内科医

投稿日:2006年02月22日 (水) 01時27分

482さんへ、医師になることに絶望を覚えないでください。
十分な設備と十分なスタッフと、十分な同僚医師がいれば、医療現場は生きがいありますよ。孤独な戦いさえしなければいいのです。
孤独な戦いを強いられたら断固拒否すればよいのです。
良質の医療を提供できるのは医師一人の熱意や努力ではなく、システムの問題です。システムの整備された病院で、腕を振るえばよいのです。顧客(ユーザー、クライアント、患者)も十分なシステムの整備された病院を希望しています。例えば心臓外科手術ができる病院は人口100万人に1施設が適正です。お産もそうなるでしょう。
 残念ながら、遠方の設備が整った大病院に通院できる資産家のみが高度医療を受けられる社会、これがマスコミがもてはやした改革の終点です。それは昨年の総選挙で、国民の同意を得ました。
 医師として十分な研修を受け、十分な環境の病院で、働いてください。

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[507]投稿者:血液内科医
投稿日:2006年02月22日 (水) 11時44分
まさしく消化器内科医様が言われるとおりですね。
僻地などマンパワーのない場所で自分を犠牲にして働くことはやめましょう。自分が精一杯患者さんに尽くしていても、ある日突然犯罪者として投獄されることもあるのです。実際に私の後輩は骨髄穿刺中の事故で医業停止処分を受けてしまいました。
これからは地域の小さな病院はどんどん廃院になって、基幹病院に集約化されていくと思いますので再受験医学生さんの未来はそんなに暗くはないと思います。頑張って下さい。




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