アニメ投稿小説掲示板
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梶稿 夢途16歳転校してきたいろいろ謎な少年、という設定。
メリーが夢に戻って1年経っていた。それまで夢魔に狙われた生活が懐かしいようだ。今は、【夢亡くし】という病を聞かない。本当に夢魔は消えたんだ。あの日まで夢路はそう思っていた。始業式の日転校生が来た。梶稿夢途と名乗る少年が夢路の隣の席の男。成績優秀、直向き窓ばかり見ている男。よく分からないが。夢路はふざけ半分でいつものあれをやった。親指と人差し指を丸め、丸を作り、それを目に当てた。こうすると、今夜その人が見る夢が見える。変わったと特技だった。―メリーを思い出す。つい昨日別れたようである。もう1年は経つのにな…………。!?この模様は夢魔の獲りついた印である。「メリー、またお前が必要かもな。」そんな声を漏らすと…。「はあ?冗談じゃないわよ!」そう聞こえる気がして。―この街は久しぶりだわ。―1年ぶりね。
授業中に見てしまった悲劇。彼―転校生は夢魔と一心同体だった。目は、何かの形が彩り、まさに夢魔そのものだ。いつ夢魔に獲り付いたのだろう?夢魔は消えたはずではないのか?【夢喰いメリー】はどこにいるのか?様々な疑問が圧し掛かっていた。``どうしたら良い…``藤原夢路は一心不乱に考える。どうにかこいつを救えないか。千鶴のように記憶を失ってしまうのか。松山千鶴。彼女は一応記憶を取り戻した。夢魔の状況も理解している。奇跡的な回復力であった。``メリー…``心の奥底で叫ぶ。「さてと、夢路は〜どこだろ〜。」1年経った街をひょこひょこ捜索する。学校には着ていたが前の教室を探していた。「…―メリー?」窓を覗き込むように夢路はそう呟いた。
窓を眺めていた夢路は、メリーの姿を見た。帽子を被った少女は確かにメリーであった。同じクラスにいる勇魚がこちらに気づく。(…夢路、頭が逝ったのかしら?)窓の向こうの誰かにサインをしているようだったが……。(メリー、実はここに夢魔に獲り付かれた奴がいる。)(……そうなの。―だから、あたしが呼ばれたのか?)先ほどまで夢にいたのだが、現の世界へ飛ばされた。また長い長い夢魔との闘いが始まるのか。自分は何者であるかは分かった。彼女―メリーは。通称・夢喰いメリー。門番メリー・ナイトメア。現に入ろうとする夢魔を元の夢に返す存在。あたしの戦いは再び始まるんだ。
夢途に獲り付く夢魔とは一体何なのだろう。久しぶりにその存在を見た。忘れていた存在に今気づいた。夢魔の存在―人がまた心を滅ばせる。それは阻止しなければ。そして、突如来たメリーとの関係。名前を取り戻した門番としての仕事を成す。それは、この街を守る教訓となる。10年間迷ったメリーは答えを見つけた。そう思って夢路は感動した。そして、この再会に。また逢えるとは思っていなかった。放課後。俺は、夢途を呼び出した。「何だよ!俺に何の用がある!?」「お前には夢魔が獲り付いている!そうだな?」顔色を変えて踵を返し、逃げようとする。そこをメリーが抑えた。「さて、開いてもらうわよ―あんたの世界!」そう言って肩をバシッと叩く。「我輩がまた呼び出された。少年、力が必要なのだな。守る力が―」``夢での強さは…思いの強さ!``この言葉を思い出す。昔―数年前、俺が勇魚を守った力。借りるぜ、ジョン!