全然話題になってませんが、
またハロプロから新ユニット、“High-King”がデビューしました。
http://www.dohhhup.com/movie/FXPu7gazkrI5XDdBVVnmfLq9bx15kJvK/view.php
モー娘。から、リーダー高橋愛、エースの田中れいな、
Berryz工房キャプテン(Berryzはリーダーのことをキャプテンと呼称)
清水佐紀、℃-uteのリーダー矢島舞美、あと、
ハロプロエッグのエース(?)前田憂佳と、
各ユニットの「リーダー、エース」を集めた
「サミット」的なユニット。
まぁ、曲も変にレゲエ調でイマイチな感じ。私も注目してませんが。
ハロプロのこの手の「企画ユニット」でインパクトがあって
楽曲も良かったのって“ごまっとう”の「Shall We Love?」
くらいだった感じなんですが、それと比べたら今回も
どうなんだろう…って感じ。
このデビューシングル「C/C(シンデレラ/コンプレックス)」
が今週、6月11日に発売になりました。
それに合わせて、先週の道重さゆみのラジオでは
B面(カップリング)の「記憶の迷路」がオンエアーされたのですが、
このB面の方、中々良い曲じゃん。
このユニットに限らず、また、ハロプロに限らず、
B面の方が凄く良い曲で、リスナーが
「なんでこっちがA面じゃないんだぁ!?」
と突っ込まざるを得なくなるって話は、しばしばよくある話ですよね。
「記憶の迷路」は、ハッピー・トランスのトラックに切ないメロディー
と、複雑な切ない恋を歌った歌詞、そして大サビのコード進行が
「m7sus4→m7」という、手垢の付いた手法の、ギターさえ弾ければ
素人でも書けそうな曲ですが、だが、そこが良い!という感じです。
そもそも企画の趣旨から、このシングル(というかこのユニット?)は
モー娘。の舞台興行「シンデレラ」の宣伝にあるので、「記憶の迷路」
ではなく「C/C」がA面になることは当然だし、
そういう企画が無くても、まあ、作曲者からすれば平凡な歌謡曲である
「記憶の迷路」をA面にするより、個性的な作品である「C/C」を
A面にしたくなる心理はあるはずだと思います。
が、楽曲というものは、歌謡曲が生まれた太古の昔から
「複雑なコード進行や奇抜なアイデアを使用した曲が必ずしも名曲とは
限らない。単純なコード進行の曲が必ずしも駄作とは限らない」
と言われ続けてきた通りでして、
今回の“High-King”の新曲なんて、まさにソレだな、と思いました。
…とさ。