(1),(2)と、極楽とんぼ・加藤浩次さんの
才能と仕事に対するアティテュードを絶賛して来ました。
最後に、最近聞いた「JUNKのweb放送」で感動したトークを紹介します。
AMラジオは間違いなく、そのタレントが一番生身になってくれるメディアであり
その上、非常に大きく双方向性が確保されたメディアです。
(執筆よりも!インターネットよりも!と言っても良いでしょう。)
もし貴方の好きなタレントがAMラジオをやっているなら絶対聴き続けるべきだ。
そしてやっぱり、加藤さんの「才能」と「お笑い論」みたいなものが好きな私にしたら
TBSラジオJUNK「極楽とんぼの吠魂」のインターネット放送は最高な楽しみです。
「結婚とは」「よき妻とは」なんてテーマにも、素晴らしい熱弁が聞けたりします。
中でも最近の放送であったトーク、「本当の自分」の話を紹介したい。
リスナーからのハガキで
「よく“本当の自分”とは“他人に見せない自分”が本当の自分だという風潮がありますが、
僕はそれは“裏の自分”であって、“本当の自分”とはまた違うと思います。
加藤さんはどう思われますか?」
という趣旨のハガキが紹介されました。
(こんなトークも繰り広げられる吠魂!くぅ〜!)
これに対して加藤浩次曰く「その通りだ。」と。
「あれは本当の自分じゃねぇ」なんて言う奴の「本当の自分」なんて、
所詮「だったら良いな」という“理想の自分”だと。
では、本当の自分とは何か?と言えば、加藤浩次曰く
“他人の目に映る自分”が本当の自分なんだよ!と。
山本から「でも、相手に拠ってどう見えるかは、変わってくるじゃん。」という
鋭い指摘があったが、これに対しては
「だから、“本当の自分”は一つじゃないってことよ。」と。
目上の人にヘコヘコ媚びている、これは本当の自分じゃない、なんて心で思っても
その人の目に「媚びてる奴」って映ったら、それが本当の自分。
「違うよ、アレは本当の俺じゃなくて、本当の俺はもっとバシィ!とした男だよ!」
って言い訳しても、それは“本当の自分”ではなく“理想の自分”。
バシィと言える自分は憧れの理想に過ぎない。つまり、本当ではなく、ウソである。
ヘコヘコした自分は、どんなに否定したって、それが本当のお前。と加藤は言う。
同様に、下の人間の前で調子こいてる自分も、下の人間に「あの人、威張りやがって」
と映ったのなら、そういう「下の人間に対して威張っている自分」が本当の自分。
=本当の自分は人には見せない=
などと言う下らない幻想は、早くすてた方が良い。
それは、本当の自分ではなく、自分の理想像であり、勝手な願望、実存しないもの。
そして
=他人の目に映る自分だけが本当の自分=
というのは正解だと思う。
僕も僕で、色んな本を読んだり、色んな人の話を聞いて日々精進しているつもりだが、
加藤浩次がこの日、一枚のリスナーのハガキを元に展開したこのお話と言うのは、
なんというか、この私を以ってして
勉強になりました!
と、額を床に付けたい気持ちになった。
いや、この話聞いて感動する人は俺くらいかも知れんし、
他の加藤浩次ファンの皆様は、加藤さんの、もっと別の話が印象に残っているかも知れんが、
僕なりに、
やっぱり(1)(2)と紹介してきたような加藤浩次だから、こういう発言、こういう発想が
生まれるのかなぁ、と、本当に感動的で、印象的でした。
正直、僕も、この日の放送でドキっとさせられたもん。
こんな良いオッサンになっても「本当の自分」と「理想の自分」を混同してたかも…、
って、ドキっとさせられて、姿勢を正されたもん。
まぁ、例えば、加藤浩次さんに興味の無かった人がこれを読んでくれたとして、
それでどれだけ加藤浩次さんの魅力を伝えられたか自信ありませんが、
とりあえず、みんなも聞いてみぃ!>極楽とんぼの吠魂!
リンク集にもあるけど> http://www.tbs.co.jp/radio/junk/
そして、「いやいや、加藤さんを語るならDIE丸はまだまだ甘い」という
異論・反論を頂けるような方、もしお読みになってくれて、ご意見を頂けると幸いです。
とりあえず、DIE丸は、加藤浩次をオススメします! =完=