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No.435 騎士ガンダム戦記 フェイズ267「変身能力で攻撃だ!?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年05月08日 (金) 22時06分 [返信]

ガイア城に潜入したモンスタードッペルゲムを探す為に城内は混乱中だった。

フリーダム1「くそっ!奴はどこだ!?」
フリーダム2「誰かに化けているとか?」
フリーダム3「お前じゃないよな・・・」
フリーダム1「バカ言え!お前じゃないのか!?」
フリーダム2「そんなバカな!」

Jセイバー1「誰が奴なのかわからん・・・」
Jセイバー2「最悪のかくれんぼだな・・・」
Jセイバー3「何かお前らが信じられなくなる・・・」
Jセイバー1「俺も・・・誰も信用できそうに無い・・・」
Jセイバー2「奇遇だな・・・俺もだ」

ジムUA「いたか!?」
ジムUB「いや・・・」
ジムUC「こっちもダメだ!あっちの部屋もさっき見てきたが・・・」
ジムUA「奴は誰かに化けているかもしれない・・・」
ジムUB「俺の影は普通だぜ」
ジムUC「俺もだ・・・」
ジムUA「影は違う・・・一体どこに・・・?」

とまあ城内はこう言う感じで混乱中だ。

城内

城の中に入り込んだハヤミ博士とセカンドはその混乱を見る。
ハヤミ「ああ・・・なんて事だ・・・」
セカンド「皆パニックになってるな・・・」
そこにサードが現れる。
サード「おお!兄様!戻ってこられたのですか!・・・ってハヤミ博士!?」
セカンド「ああ・・・帰り道で助けたんだ・・・事情は聞いたぞ、敵が白昼堂々と潜入したようだ」
サード「ええ・・・博士に化けてね・・・むぅ〜〜〜」
サードはハヤミ博士をじい〜っと見つめる。まるで疑うかのように。
ハヤミ「な・・・何かね?」
サード「いえ・・・博士が本物かを見極めてまして・・・」
ハヤミ「私は本物だ!」
セカンド「サード・・・疑うのはわかるがこの人は正真正銘ハヤミ博士だ」
サード「ええ・・・本物と断定しました」
セカンド「・・・皆誰が敵の擬態か疑いあっているのかよ・・・ったく・・・」
ハヤミ「嫌な奴だな・・・あいつ・・・」

ガイア城見張り台

見張り台にマークWがいた。ドッペルゲムを探しているのだ。
マークW「さあて・・・敵さんはどこだ?」
見張り台には見張り役の兵士ジムUしかいなかった。そのジムUは腰に袋をぶら下げていた。なんだろうか・・・
マークW「おい、ここに誰か来てないか?」
ジムU「いえ・・・誰も・・・」
マークW「そうか・・・ん?」
マークWはあることに気づいた。影が変だ。そう言えば聞いた変身する敵の特徴は影が変だということだ。
ジムU「どうしました?」
マークW「なんでもない、俺も見張りを手伝おうか?」
ジムU「いっ・・・いいですよ・・・!!別に一人でも出来ますって!!」
マークW「そうか・・・」
マークWは見張り台の中を調べていた。
ジムU「あの・・・異常は無いですから・・・!」
そしてあるものを発見する。部屋の隅に大きな袋があった。
マークW「これは・・・」
ジムU「ああ!触らないでくださいよ!それはイザと言う時の火薬の入った袋で・・・」
マークWは忠告を無視して袋を開ける。そしてその中身はジムUの死体だった!
マークW「!!やっぱりお前かああああ!!」
大声を出したマークWは振り向くと同時に剣を抜く。そしてジムUはいつの間にかどこからか出した槍で防御した。
ジムU「ちっ・・・ばれたか・・・」
見張りのジムUはその正体を現した。やっぱりドッペルゲムだ。見張り台のジムUを殺害して成りすましていたのだ。
マークW「槍の扱いには慣れているようだな・・・」
ドッペルゲム「ふふふふ・・・まあな!」
マークW「その腰にぶら下げた袋には盗んだ品が入っているのか?」
ドッペルゲム「まあね!」
ドッペルゲムは見張り台から飛び降りた。
マークW「何!?」
だがドッペルゲムはジャムルバーンに変身した!
ジャムルバーン(ドッペルゲム)「ははははは!!残念だったな!それじゃあおさらばといき・・・」
だがその時だった。どこからか多数の矢がジャムルバーンに向けて放たれた。そしてその内の1本がジャムルバーンの翼に刺さった。
ジャムルバーン(ドッペルゲム)「ぎゃっ!」
ジャムルバーンは落下していった。そして多数の兵達が取り囲んだ。
ドッペルゲム「何・・・!?何故・・・!?」
変身が解けたドッペルゲムは我が目を疑った。何故こんなに多数の敵がこっちにやってきたのか。
ドッペルゲム「!!あいつの声か!!」
ドッペルゲムは気づいた。あの時か。さっきのマークWの大声だ。アレで皆ここにやってきたのか。
マークW「どうだった?俺の声」
ネクティス「ばっちり聞こえてたぜ。城中に聞こえたみたいだ」
マークW「そうか・・・」
ドッペルゲム「やられたな・・・」
リーナス「私と弓部隊の矢の味はどうかしら?」
さっきの矢はリーナスと弓部隊が放ったものだ。
Gセイバー&ネクティス「覚悟しろ!スパイ野郎!!」
リーナス「これは返してもらうわ!」
リーナスは冠(仮称:キルケクラウン)を奪還した。
ドッペルゲム「くそ・・・ならばこの変身能力で貴様らを叩き潰す!・・・チェーーンジ!」
ドッペルゲムはそう叫ぶと変身した。ドッペルゲムはモンスターヤクトドラゴンに変身した。
Gセイバー「他のモンスターに変身!?」
ヤクトドラゴン(ドッペルゲム)「食らえ!ブレス!」
ヤクトドラゴンは双頭の口からブレスを吐き出した。火と氷のブレスだ。
ネクティス「うお!!」
Gセイバー「ぐああっ!」
リーナス「うわっ!二人とも!」
ヤクトドラゴン(ドッペルゲム)「続いてチェンジ!」
また変身した。バウンドウルフに変身したのだ。バウンドウルフはGセイバーの剣に噛み付いた。
Gセイバー「くっ・・・違うモンスターに変身して攻撃するのか・・・」
バウンドウルフ(ドッペルゲム)「こんなのまだまだ序の口さ!」
またしても変身する。今度はジャイアントジオングだ。ジャイアントジオングはその巨体でGセイバーを潰そうとする。
Gセイバー「ぐああああああ・・・・」
リーナス「いやあ!Gセイバーが!!」
ネクティス「やめろお!」
ネクティスとリーナスが攻撃する。だがまた別のモンスターに変身した。メデューサキュベレイだ。
メデューサキュベレイ(ドッペルゲム)「くらえ!」
メデューサキュベレイの放ったビームを食らう二人。
リーナス&ネクティス「ぎゃほっ!」
フリーダム1「こ・・・コイツ強いな!」
フリーダム2「怯むな!突撃!」
兵士数名が飛び掛ったがあっさりとやられる。
メデューサキュベレイ「甘い!」
兵士達「うああああ!」
リーナス「こいつ・・・何気に強いかも・・・」

続く


No.434 騎士ガンダム戦記 フェイズ266「本物到着?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年05月05日 (火) 21時50分 [返信]

ガイア城は大変な事になっていた。ハヤミ博士に成りすましたスパイモンスタードッペルゲムの潜入により混乱状態にあった。

ガイア城通路

リーナスとGセイバーの二人は通路を移動している。ドッペルゲムを探して、部屋と言う部屋を行き来しているのだ。今Gセイバーは闘士モードだ。狭い空間での戦いになるかもしれないのでこう言うモードにしたのだ。
Gセイバー「奴はどこにいるんだ!」
リーナス「どこかの部屋に隠れているかもしれないけど・・・」
二人は倉庫部屋に来た。倉庫には多数の武器や何やらが入っている木箱が多数あった。倉庫番のフリーダムがいた。
Gセイバー「おい、ここにはスパイモンスター・・・怪しい奴はいないか?」
フリーダム「いえ・・・まったく・・・」
リーナス「そう、いないみたいね」
Gセイバー「ありがとよ、気をつけろよ、相手は誰にでも変身するが影が変な形だからすぐに見分けが付く」
フリーダム「はっ!」
二人は倉庫から去る。
フリーダム「変身能力か・・・あの二人は・・・違うよな、普通な影だった」
Gセイバー「あいつの影・・・どうやら奴じゃない」
リーナス「私もあれは本物だと思う、魔力がまったく無いもの」
Gセイバー「ったく・・・奴はどこなんだ・・・」

その頃、城の外では・・・

セカンド「もうすぐ城だ!」
ハヤミ「ああ!」
本物のハヤミ博士を救出したセカンドセイバーは城へ向かっていた。
ハヤミ「入れるだろうか?」
セカンド「俺が説明してやりますから安心を・・・」
そして城が見えてきた。二人は城へ近づいていく。だが城の様子が何やらおかしい。普段は静かな感じだが騒いでいるような感じだ。
セカンド「・・・何か様子が変だな・・・騒いでいるような声が聞こえてくる・・・」
ハヤミ「まさか!敵のモンスターが!!・・・もしも王様に何かあったら・・・」
セカンド「急がないと!!」
二人は急いで城へ向かった。

ガイア城通路

ネクティスとソルガンタンクは敵を探して進んでいた。
ネクティス「奴はどこにいるのやら・・・」
ソルガンタンク1「ええ・・・もし・・・ですよ・・・」
ソルガンタンク2「何だよ?」
ソルガンタンク1「俺達魔法部隊の中に奴が紛れ込んでいたら見つかりにくいですよね・・・」
ネクティス「確かに・・・だが影を見ればわかるはずだ」
そのときだ。僧侶ジャグラーがやってきた。
ジャグラー「おーい!」
ネクティス「ジャグラーか!どうだ?」
ジャグラー「いやあ敵に逃げられましたよぉ・・・敵は外に逃げるつもりです〜!」
ソルガンタンク1「なんだって!」
ソルガンタンク2「逃げ込まれたら大変だ!」
ネクティス「なんて事だ・・・!・・・ん?」
ネクティスはジャグラーの影を見た。何となく変だった。
ソルガンタンク2「早く皆に伝えなければ!」
ネクティス「ソルガンタンク・・・伝える必要は無い・・・!」
ネクティスがジャグラーを攻撃した。
ジャグラー「ぐああっ!」
ソルガンタンク×「な・・・何を!?」
ネクティス「よく見ろ!」
倒れたジャグラーがドッペルゲムになった。
ソルガンタンク1「ああ!」
ネクティス「俺達を外へ誘導して、その隙に城を・・・!」
ドッペルゲム「ちいっ!!」
ドッペルゲムは槍でネクティスに攻撃する。
ネクティス「危ない!」
ネクティスたちはそれを避ける。
ドッペルゲム「くそお!!」
ネクティス「お前!本物のジャグラーはどうした!?」
ドッペルゲム「多分そこらへんで伸びてるだろうな!」
ドッペルゲムはそう言うとそそくさと逃げて言った。

その頃、本物のジャグラーは・・・

デルタ「ジャグラー!しっかりしろ!」
ジャグラー「ううう・・・」
ジャグラーはデルタガンダムに救出されていた。
ジャグラー「ああ、団長殿・・・」
デルタ「どうした?敵にやられたか?」
ジャグラー「ええ・・・アイツソルガンタンクに化けて近づいてきて・・・ここら辺は暗いので影が映らなくて・・・見分けが・・・」
デルタ「厄介だな・・・魔法使いに化けてしかも影が映らない所では判別不能か・・・」
ジャグラー「奴はウチに化けたかもしれません・・・早く皆に・・・」
デルタ「ああ・・・早く捕らえないと何をするか・・・」

城門

その頃、セカンドとハヤミ博士はと言うと・・・
フリーダム1「そ・・・その人って・・・」
セカンド「ああ・・・本物のハヤミ博士だ!」
フリーダム2「本物だと!?また偽者じゃ・・・」
ハヤミ「失礼な!私は本物だぞ!」
セカンド「まあまあ博士、で、今城で何が・・・」
フリーダム2「それが・・・その人に化けたモンスターが現れて城をのた打ち回ってるみたいなんです・・・」
セカンド&ハヤミ「何い!?」
フリーダム1「現在皆で探し回っているんですがいろんな人に変身してて・・・」
ハヤミ「手遅れだった!」
セカンド「いや・・・まだ手遅れじゃないかもしれない・・・!まだ誰も城から出ていないよな!」
フリーダム1「ええ・・・」
セカンド「よおし!俺も奴を探してやるよ!」
ハヤミ「私も手伝うぞ!奴の狙いは冠だ!奴はそれ目当てで城に潜入したんだからな!あれは渡すわけにはいかん!!」

続く


No.433 騎士ガンダム戦記 フェイズ265「変身能力」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年04月28日 (火) 21時25分 [返信]

Gセイバーたちに正体がばれたドッペルゲム。ドッペルゲムは冠キルケクラウンを奪うと城の破壊工作を始めようとする。

王の間

グレーブス王「なんだと!?敵が!?」
デルタ「はい・・・そのようです・・・やられた・・・まさかハヤミ博士に化けるとは・・・」
グレーブス王「して・・・その曲者は?」
デルタ「この城のどこかにいると思います・・・城中の兵を総動員して探しています。だが兵に化けている可能性があります」
グレーブス王「疑心暗鬼になりかねないな」
デルタ「見分けられる方法がありますけどね」
グレーブス王「それは?」
デルタ「影ですよ、それを見れば多分わかるみたいです」
グレーブス王「そうか・・・」
王もデルタも不安を隠せずにいた。敵は変身能力を持ったモンスターなのだ。誰かに化けている可能性がある。これでは誰も信用できそうに無い。
グレーブス王「早く探すのだ!一体何をやらかすかわからんぞ!!」
デルタ「了解!」

ガイア城通路

城の内部は大騒ぎだ。敵はどこにいるかわからない。誰に化けているのかも・・・
サード「何事なのですか!?この騒ぎ!」
サードは兵士達が騒いでいるのを目撃する。そこでナヴィと出会う。
ナヴィ「あ!サードセイバー、大変よ!敵のスパイモンスターが潜入したんですって!」
サード「何と!?スパイですか!?」
ナヴィ「そ、何でも変身能力持ってるって話よ」
サード「何と・・・」
そしてそんな二人を妙な動きをする兵士フリーダムが通りすがる。
フリーダム「さーて・・・どこかなあ〜?スパイは」
ナヴィ「?」
サード「?」
二人はそのフリーダムから魔力のような気配を感じた。おかしい。兵士フリーダムには魔力などまったく無いのに。
サード「待つのです、そこの兵士」
フリーダム「へ?」
ナヴィ「何で魔力みたいな気配がするのかしら?」
サード「まさか!!」
サードはフリーダムに剣を向ける。
フリーダム「ちっ!」
やはりそうだった。そのフリーダムはドッペルゲムの擬態だった。
ナヴィ「ああ!やっぱり!」
サード「見つけましたよ!」
ドッペルゲム「くっ!ならばお前に化けてやる!」
そう言うとドッペルゲムはサードに化けた。
ナヴィ「げげ!サードが二人に!?」
そこへ2人の兵士Jセイバーがやってくる。
Jセイバー1「ああ!サードが二人に!?」
Jセイバー2「どっちが偽者だ!?」
偽者は言い訳をする。
偽サード「この野郎が偽者なのです!!」
それに対して本物は自分が本物と叫ぶ。
サード「違うのです!偽者はそいつです!サードはこっちなのです」
偽サード「違うのです!偽者は貴様のほうなのです!」
サード「違います!サードは本物なのです!お前が偽者です!」
ナヴィ「どっちが本物よ!?」
まったくだ。サードは自分の事を「サード」と呼ぶ。決して「俺」だとか「私」だとかではない。
サード「ならば一騎打ちなのです!」
偽サード「ちょっ・・・!」
サード同士がぶつかり合った。そしてドッペルゲムは正体を現す。
サード「お前でしたか!」
ドッペルゲム「くっ!」
Jセイバー1「大人しく捕まれ!」
ドッペルゲム「いやだね!」
ドッペルゲムはスモーク爆弾を放った。
サード「ぬおっ!煙幕!」
ナヴィ「げほっげほっ!何も・・・」
Jセイバー2「くそっ・・・!前が・・・!」
Jセイバー1「このままじゃ・・・!」
その隙を突いてドッペルゲムは逃げ出してしまった。
サード「逃げられた・・・」
Jセイバー1「くそっ!厄介な奴だぜ!」

別の通路

別の通路でも警戒態勢になっていた。
ソルガンタンク1「どうする?変身能力持っているってことは厄介だぞ」
ソルガンタンク2「だが影を見ると正体がわかるって話だ」
ジムストライカー「そうかね?」
兵士フリーダム1「簡単みたいですけど・・・もし・・・」
兵士フリーダム2「この中の誰かが敵モンスターだって言うのか?」
兵士フリーダム1「ああ・・・ちょっと不安だぜ」
ジムストライカー「俺もだ・・・一体どこからやってくることだか・・・」
ジムストライカーはふと見た。そこには自分達のほうへ向かってくる兵士Jセイバーの姿があった。
Jセイバー「大変だ!あっちに例のモンスターがいる!意外に手強いんで応援をくれ!」
フリーダム1「なんだって!?」
ジムストライカー「わかった!今行くぜ!ここは頼んだぞ!ソルガンタンク!」
ソルガンタンク1「おいおい・・・」
ソルガンタンク2「そいつの影を見たらどうだ?・・・」
ジムストライカー「影・・・」
彼らは影を見る。Jセイバーにしては変な影であった。こいつは偽者だ。
Jセイバー「あ」
ジムストライカー「お前かああああ!」
ジムストライカーはツインスピアでJセイバーに突撃する。
Jセイバー「ちっ!やっぱりばれたか!」
Jセイバーはスピアの突きをかわすと正体を現す。ドッペルゲムとしての。
ドッペルゲム「くそっ!やっぱりダメか!」
ソルガンタンク1「逃がすか!」
ドッペルゲム「この野郎!」
ドッペルゲムはどこからか出した槍で応戦した。
ドッペルゲム「スパイモンスター舐めるなよ!」
ドッペルゲムは連続の突きを放った。
ソルガンタンク1&2「うわあ!!」
ソルガンタンクは蹴散らされる。
ジムストライカー「こいつ・・・槍の使い手か・・・やるようだな」
フリーダム1「隊長!」
ジムストライカー「こいつは俺が相手する!お前らはガンタンクたちを!」
フリーダム1「はい!」
ジムストライカーもツインスピアで攻撃する。
ドッペルゲム「おっと!」
ドッペルゲムと突き合いに突入した。と思いきやドッペルゲムは距離をつめた。逃げる気だ。
ドッペルゲム「相手なんてしてられるか!」
そう言ってドッペルゲムは今度は伝書ハロに変身する。
ジムストライカー「今度はハロかよ!」
伝書ハロ(ドッペルゲム)「あばよ!」
ドッペルゲムはまたどこかへ消え去るのだった。
フリーダム1「逃げた・・・」
ソルガンタンク1「槍使いのスパイか・・・戦闘能力無きゃ生きていけないってのを分かっているようだな・・・」
ジムストライカー「そのようだ・・・!探し出してやりたいぜ!」

続く


No.432 騎士ガンダム戦記 フェイズ264「正体見たぞ!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年04月24日 (金) 21時26分 [返信]

ドッペルゲムはハヤミ博士のフリをしてガイア城に潜入中だ。だがその頃本物の博士が救出されていた・・・

セカンドセイバー「ったく城が危ないだなんて!」
ハヤミ「早くせねばあの冠が危ない!」
セカンド「何!?」
ハヤミ「奴の狙いはあの冠だ!ガイアが発見したと言う・・・」
セカンド「ああ・・・あれか!だが・・・何のためだ?キルケー関係の品って事は知っているが・・・ただそれだけの事か?」
ハヤミ「だろうな・・・最近グレムリーの連中はそう言うのばかり狙う!」
二人は城への道を急いだ。

ガイア城

その頃、ガイア城では・・・
リーナス「むぅ・・・」
ネクティス「・・・」
ハヤミ博士を「じぃ〜」と見つめるネクティスとリーナス。何やら怪しんでいるようだ。
ハヤミ(偽)「早く失われし過去の遺物を拝めたいものだ!」
リーナス「楽しみなんですね、博士」
ハヤミ(偽)「ああ!私は過去の遺物大好きだ!」
ネクティス「ですよね〜・・・」
博士にそうコメントする二人。だが・・・
ネクティス(何だろう・・・やっぱり博士じゃないような・・・)
リーナス(怪しい・・・何か怪しいような気がする・・・)
そしてGセイバーとばったり出会う。
リーナス「あ、Gセイバー」
Gセイバー「よお、博士をお連れしているのか」
ネクティス「ああ」
ミガキ(偽)(ほほお・・・あいつか・・・ガイアのエース騎士Gセイバーってのは・・・)
Gセイバー「どうも博士」
ハヤミ(偽)「こちらこそ」
Gセイバー「例の冠の調査ですね」
ハヤミ(偽)「ああ・・・どんなものかわくわくしているのだよ」
Gセイバー「そうですか・・・ん?」
Gセイバーはあることに気づいたようだ。
ハヤミ(偽)「どうしたのかね?」
Gセイバー「いえ・・・俺もご同行しますよ」
ネクティス「いいのか?」
Gセイバー「ああ、俺も待機中ではあるが何もしないので・・・付き添いです」
ハヤミ(偽)「それはありがたいな!いい騎士の護衛付きとは頼もしい限りだ!」
そして彼らは冠が保管された場所にたどり着く。ネクティスの部屋だ。

ネクティスの部屋

ネクティス「ここですよ」
ハヤミ(偽)「ほほお・・・これかね?」
ハヤミ博士は冠を見る。
Gセイバー「イーズ山の駐屯部隊が発見したものなんです。どこかの遺跡からの盗品みたいのようで・・・」
ハヤミ(偽)「ほお・・・遺跡から宝を盗む愚かな奴もいるものだ」
ネクティス「まったくですね」
リーナス「ええ・・・しかもそいつが人の命を奪っていたらもっと許せませんよねぇ」
Gセイバー「リーナス・・・また・・・」
ハヤミ(偽)「その通りだな」
ネクティス「で、このまま始めましょうか?俺も手伝いましょうか?」
ハヤミ(偽)「いや、鑑定は私一人でやるよ。別の部屋でね・・・」
ネクティス「え・・・いや・・・しかし・・・」
ハヤミ(偽)「やらせてくれたまえ!」
ハヤミ博士は笑顔で迫る。
ネクティス「わ・・・わかりました・・・ではあちらの部屋へ・・・」
ハヤミ(偽)「ふむ・・・よし・・・」
そこは窓のある部屋だ。博士は冠と共にそこへと入っていった。
ハヤミ(偽)「ちょろいものだぜ・・・」
博士が部屋へ入った後、3人は話し合う。
ネクティス「あいつ・・・もしかしたら博士じゃないかもしれない・・・」
リーナス「私も・・・何か変な感じがするのよねえ・・・」
Gセイバー「俺もだ。それにあの博士の影が・・・」
リーナス「影がどうしたの?」
Gセイバー「あの人の影が何となく変だった・・・何か人間のものではない何かの形だった・・・」
ネクティス「そうと決まれば!」

ハヤミ(偽)「ふふふふ・・・冠が簡単にGETできた・・・あとはさっさと逃げるとするか・・・」
偽博士はドッペルゲムとしての正体を現した。ドッペルゲムは擬態した相手の記憶さえもコピーできるのだ。
ドッペルゲム「さてと・・・さっさと・・・」
ところがその時、突然ドアが開いた。
Gセイバー「あ」
ドッペルゲム「あ」
Gセイバー「やっぱり博士じゃなかったか!!」
ドッペルゲム「げげげげげげげ!!」
ついに正体がばれたようだ。
リーナス「!!やっぱり!」
ネクティス「グレムリーのモンスターだな!!」
ドッペルゲム「く・・・くそ・・・ばれたか!」
Gセイバー「何となくね!お前の影が何か変だったからな!」
ネクティス「それに博士には魔力がまったく無い。なのにお前からは僅かに魔力を感じたよ!」
ドッペルゲム「な・・・なんと・・・」
Gセイバー「大人しくお縄について貰おうか・・・!」
そこに兵士達が集まった。
兵士ジムUA「何だ!?」
兵士フリーダムA「何があった?」
ネクティス「見ての通り敵モンスターだ!」
兵士フリーダムA「あ!グレムリーのモンスターだ!」
兵士フリーダムB「一体どうやって!」
兵士ジムU「貴様!一体何を・・・!!」
リーナス「騒ぎになるかもね・・・」
ドッペルゲム「くっ・・・!くそおおお!!」
ドッペルゲムは冠を持つとそのまま窓から飛び降りた!
Gセイバー「あ!あいつ!!自殺を!?」
だがドッペルゲムはジャムルバーンに変身した。
ジャムルバーン(ドッペルゲム)「へへへへ!ここまでおいで〜!このまま冠だけ頂くと言うのはもの足りん!城の破壊工作をやってやらあ!」
Gセイバーたち「何!?」
そういってジャムルバーンに化けたドッペルゲムは城の背後に回った。
Gセイバー「やばい事になった・・・」
ネクティス「早く王様や皆に知らせるんだ!」
兵士ジムU「は・・・はっ!!」
ガイア城ピンチ!!

続く


No.431 騎士ガンダム戦記 フェイズ263「偽ハヤミ博士」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年04月21日 (火) 22時13分 [返信]

ガイア城にやってきたハヤミ博士。だがそれは彼の偽者であった。ドッペルゲムの使命は謎の冠を奪取する事だ。

ガイア城

兵士フリーダム1「入りください」
ハヤミ(偽)「それでは」
兵士に通行許可証を見せた偽のハヤミ博士はすんなりと入っていった。その許可証は本物の博士から奪ったものだ。
ドッペルゲム(ふふふ・・・うまく入れたぞ・・・今回は楽に済みそうだな・・・)
その時、リーナスとネクティスがやってくる。
リーナス「博士!」
ネクティス「ようこそ!博士!」
ハヤミ(偽)「おお!君達か!久しぶりだね」
ネクティス「こちらこそ!」
ドッペルゲム(こいつはガイア軍魔法部隊の指揮官法術師ネクティスだな・・・そしてこの小娘がリーナスって奴か・・・)
ハヤミ博士はリーナスとネクティスを見つめる。
リーナス「あの・・・博士?」
ハヤミ「いやいや!何でも無いよ!君が何か可愛いなー・・・と思ってたんだよ」
リーナス「え・・・そうですか・・・」
リーナスはそう言われながらある事を思う
リーナス(さーて・・・いつにしようかしら?私の正体暴露・・・腰抜かしかねないけど・・・)
ネクティス「それでは、例の物の場所に案内します」
ハヤミ「ああ、頼むよ、どんなものか知りたいからね・・・」
ドッペルゲム(くくく・・・さてと・・・さっさと奪ってさっさと帰りますかな・・・)
だがその時だった。ネクティスとリーナスは心の中で彼に何か違和感を感じる。
ネクティス(何だろう・・・?博士って微弱ながらも魔力あったか?)
リーナス(奇妙なものを感じる・・・何だか別人みたいな感じがするなあ・・・)

その頃本物は・・・

本物のハヤミ「くそお・・・どうすればいいのだ・・・」
ハヤミ博士は木にロープで縛られていた。ドッペルゲムにやられたのだ。
本物のハヤミ「ぬおおおお・・・・」
ハヤミ博士は力ずくでもロープを千切ろうとするが・・・やはりダメだった。
本物のハヤミ「くっ・・・私も歳か・・・ダメだな・・・」
諦めかけたその時だった。
?「誰かそこにいるのか?」
本物のハヤミ「!?」
誰かが声をかけてきた。そしてハヤミ博士は声をあげる。
本物のハヤミ「あ・・・ああ!助けてくれ!!」
声の主が駆けつけてきた。それはセカンドセイバーだ。
セカンド「ってハヤミ博士!?」
本物のハヤミ「おお!君はセカンドセイバーだったな!」
セカンド「一体何やってるんですか!?」
本物のハヤミ「実は・・・グレムリーのモンスターにな・・・そのモンスターは私に化けて城に行った・・・」
セカンド「そうなの!?」
本物のハヤミ「信じられんようだがこのままじゃ城が危ないぞ!」

その頃ガイア城では・・・

偽博士は二人と共に冠が保管されている場所に向かっていた。
ハヤミ(偽)「まだかね?早く見たいのだ!」
ネクティス「急かないでください博士」
リーナス「逃げませんよ、あれは・・・」
ハヤミ(偽)「そ・・・そうだな!」
ネクティスはハヤミ博士に気づかれないようにリーナスに小声で呟く。
ネクティス(リーナス・・・)
リーナス(ん?・・・)
ネクティス(博士にばれないように話しかけてる・・・悟られるなよ・・・)
リーナス(何で?)
リーナスも小声で喋る。
ネクティス(あの人・・・魔力が無いのに微弱ながら魔力みたいなものを感じた・・・)
リーナス(え・・・?何か変な感じがしたのはそれね・・・)
ネクティス(やっぱり怪しいぞ、あの人は、いつもの博士じゃない気がしてくる)
リーナス(もしかしたら別人かもしれない・・・)
ネクティス(このまま警戒しつつ泳がせておくか?)
リーナス(・・・確かに・・・)
ハヤミ(偽)「どうした二人とも?」
リーナス「いえ!なんでも無いです!」
ネクティス「ああ・・・!ちょっとな・・・」
ハヤミ(偽)「面白い二人だね」
ハヤミ博士は少し笑う。だがその心の中では・・・
ドッペルゲム(まさか・・・俺の正体を見抜いている・・・様には見えるようで見えない・・・)

続く


No.430 騎士ガンダム戦記 フェイズ262「ガイア城へ潜入!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年04月10日 (金) 21時45分 [返信]

旅人を装いガイア国内に潜入したドッペルゲム。そして奴はガイア城近くにまで到達していた。

偽ジム「ふう・・・さてさてどうするべきか・・・」
ジムに化けたドッペルゲムは城の近くの木から城へ潜入するタイミングを見計らっていた。
偽ジム「さて・・・今はまだ潜入する時じゃないな・・・」
偽ジムはふと周辺を見た。そして城へ続く一本道に人影を確認する。
偽ジム「ん?あれは・・・」
それはハヤミ博士であった。ハヤミ博士が考古学者の権威である事を彼は知っている。
偽ジム「あの男・・・まさかあの冠とやらの分析の為か?」
例の冠の調査を依頼されたのだろうとドッペルゲムは考えていた。まさにハヤミはそのために来たのである。
偽ジム「待てよ・・・そうだ・・・」
ドッペルゲムはある事を思いついた。

ハヤミ博士は城への道を急いだ。冠の事が気になって仕方ないのだ。
ハヤミ「もうすぐで城だ・・・待っていろよ謎の冠!キルケーのものかそうでないのか暴いてやるさ!」
その時、道端に倒れている人がいた。
ハヤミ「おや?」
博士は駆け寄る。倒れているのはジムだ。
ハヤミ「おい!君!大丈夫かね!?」
ジム「え・・・ええ・・・ちょっと食中りでね・・・」
ハヤミ「すぐに人を呼んでくる!待っていろ!」
ジム「・・・ふふふふ・・・待てませんよ・・・それに人も呼ばなくていいのですよ!」
ハヤミ「何!?」
ジムは博士に襲い掛かった。

ガイア城

その頃ガイア城では・・・
リーナス「うーーーん・・・」
リーナスはキルケクラウンと名づけた冠を見つめていた。
ネクティス「リーナス・・・気になるのか?」
リーナス「ええ・・・」
ネクティス「自分と関係ある文明の遺産だからかね」
リーナス「それに・・・ちょっと被ってみたいなあ〜って思ってて・・・」
ネクティス「いやいやダメだろ、これはあくまでも重要なものなんだし・・・」
リーナス「やっぱり・・・もし被ったらどうだろうかなと思っててさ・・・大昔の女王様を再現してみようかなと思ってたのに・・・」
ネクティス「それでもダメだって、いくら見た目と名前がお前と同じだからって・・・」
リーナス「うん・・・やっぱダメなんだよなあ・・・はあ・・・」
ネクティス「さて・・・博士はまだかな?」
リーナス「お!来たみたいだよ」
リーナスが窓から覗いた。ハヤミ博士が接近してくる。
ネクティス「お、来たぞ、これの謎が解明されそうだな」

そしてハヤミ博士は門を潜り抜ける、だが・・・
ハヤミ(ふふふふ・・・うまく行ったぞ・・・まさかこの私がドッペルゲムとは誰も気づくまい・・・)

城近くの林

その頃・・・
ハヤミ「くそお・・・はめられた・・・城が危ない・・・ついでに冠も・・・」
城にやってきたのはハヤミ博士に化けたドッペルゲムであった。彼は博士に変身して楽々と城に潜入したのだ。このままでは城が危ないかもしれない!

続く


No.429 騎士ガンダム戦記 フェイズ261「ドッペルゲム」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年04月07日 (火) 22時09分 [返信]

ガイアにグレムリーのスパイモンスターが潜入した。狙うは最近発見された謎の冠だ。

王都の門

門の前にハヤミ博士がやってきた。門番に通行の証の紙を見せる。
ハヤミ「これで通れるだろう」
ジムUA「はっ!ご苦労様です!」
ジムUB「今日で二人目だなあ」
ハヤミ「二人目とな?」
ジムUA「ああ、さっき旅人が通ったんだよ」
ハヤミ「旅人か・・・滅多に来ないなあ」
ジムUA「別に怪しい感じがしなかったんで通しましたがね」
ハヤミ「怪しくなかったか・・・私が言うのもなんだが気をつけて門番をしていたほうがいいと思うぞ・・・」
ジムUB「はあ・・・」
ハヤミ「それでは!私は行くぞ」
ジムUA「お気をつけて!」
ハヤミ博士は王都へと入った。

その頃ドッペルゲムは・・・

偽ジム「うちの国と違って活気あるねえ・・・」
ジムに化けたドッペルゲムは城下町を歩いていた。
偽ジム(人が多いなあ・・・うちの首都もこれくらいじゃないが人が多いなあ・・・)
ドッペルゲムは自分の国とガイアを比べていた。
グレムリーはガイアに比べて国土が小さく、また近年人口増加とそれに伴う食料不足と言う問題を懸念していた。そのためかガイア王国に対して妬みのような感情を抱いている。そしてその国土を手に入れようともしていた。
偽ジム(だがこの国ほど我が国は活気にあふれてはいない・・・どっちかって言うと暗い雰囲気があるな)
ドッペルゲムはそう心の中で嘆きながらも城へと向かった。
商人「おい兄ちゃんよ!」
偽ジム「あ?」
商人が声をかけてくる。
商人「いいもんあるぜ!じゃじゃーん!」
商人は何かを出した。派手な装飾を施した盾だ。
商人「どうだい!こいつは大昔の勇者が使っていたとされる伝説の盾のレプリカだ!安くしておくよ!」
偽ジム「いらん」
そう言って偽ジムは去った。
偽ジム「レプリカを堂々と売るとはなあ・・・俺はあんなものを買う余裕など無い」
偽ジムことドッペルゲムは使命の事でまっしぐらだ。
そして城近くへようやく到着した。
偽ジム「よし・・・無事にたどり着いたぞ・・・さて・・・」
?「あの・・・」
偽ジム「!!」
後ろから声をかけられた。偽ジムは後ろを振り向く。そこにいたのは最重要捕獲対象であるリーナスとその上司みたいな騎士Gセイバーであった。
偽ジム(!!こいつは捕獲対象の小娘!それにガンダム!)
リーナス「あの・・・何の用でしょうか?」
偽ジム「いや!あ〜・・・」
Gセイバー「見ない顔だが・・・城に何か?」
偽ジム「私はただの旅の者でして・・・この城を間近で見たくてね・・・」
リーナス「そうですか、怪しいものかと思いまして・・・」
Gセイバー「すみませんね」
偽ジム「良いんですよ!どこに行っても俺はそう思われてますから・・・はははは・・・」
Gセイバー「そうですか・・・それは大変ですね・・・」
偽ジム「それじゃあここで・・・!」
偽ジムはそそくさとその場を立ち去った。
偽ジム(危ない危ない・・・姿を変えてみるとするか・・・)
二人は城の中へと入っていく。
Gセイバー「何か怪しかったような・・・」
リーナス「うーん・・・でもただの旅人に見えたような・・・」
Gセイバー「果たしてどうかな・・・もしかすると奴は敵のスパイとかだったり・・・」
リーナス「まさかあ〜!」
Gセイバーの読みは当たっていたりする。

続く


No.428 騎士ガンダム戦記 フェイズ260「スパイモンスター潜入!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年04月04日 (土) 22時11分 [返信]

古代文明研究所

ここは王都近くにあるハヤミ博士の古代文明研究所。ここにコアピジョンがやってきた。王都からの使者だ。
ハヤミ博士「何?キルケーの遺産だって?」
コアピジョン「ええ、詳しくはこの手紙に」
コアピジョンは手紙を渡した。ハヤミ博士はそれを読む。内容は「キルケーのものと思われる冠らしき物体を回収した。悪いですが王都へ来て調べて欲しい」と書かれていた。
ハヤミ「ふむ・・・私の力が必要な時のようだな・・・まだマギナスカリヴァーなどのアデレード遺跡から回収した物の分析も済んでいないのだが冠とは面白そうだ、すぐに準備しよう!明日来るぞ」
コアピジョン「おお!」
ハヤミ「お前さんは王都へ行ってあっちに伝えてくれ!私は楽しみにしているとな!」
コアピジョン「了解・・・楽しみにって・・・」
ハヤミ「その冠が興味あるものだからだよ」
コアピジョン「そうですか・・・わかりました!」
コアピジョンは飛び立っていく。
ハヤミ「キルケーの冠・・・もしやキルケニアス王家のものかもしれない!」
ハヤミ博士は期待を膨らませるのだった。

ガイア城

その頃ガイア城では・・・
リーナス「どうしよう・・・」
リーナスは少し悩んでいた。自分の正体を言うタイミングをどうするかだった。
リーナス(明日ハヤミ博士が来るんだ・・・私の正体を博士が来た時に言おうかな?・・・でもそれじゃあ博士がびっくりして腰を抜かしそうね・・・それに私の正体を信じないと言う事も・・・うーん・・・)
Gセイバー「リーナス?」
リーナス「はうあ!」
Gセイバーが後ろからリーナスに声をかけた。
Gセイバー「うわ!びっくりしたか・・・考え事でもしてたのか?」
リーナス「ちょっ・・・脅かさないでよ・・・考え事してたよ・・・確かに」
Gセイバー「どんな考え事だ?」
リーナス「まあ・・・えーと・・・ああ、グレムリーが何を考えているかってね」
Gセイバー「そうか・・・」
リーナスはまた誤魔化してしまった。
リーナス(あー・・・やっちゃったー・・・どうしよう・・・まぁまたの機会ね・・・やっぱ博士が来た時に・・・)
Gセイバー(また誤魔化してる様な言い方だな・・・わざとではないようだな・・・言いにくい事だろうなあ・・・)
リーナス「あー・・・Gセイバー・・・いつも通り鍛錬に行かない?」
Gセイバー「そうだな・・・ビシビシ行くぞ!」
リーナス「いえっさー!」
二人は演習場へと向かった。

次の日 王都近く

ハヤミ博士は王都へと急いでいた。
ハヤミ「やはり今日になってしまったか・・・まあいい、冠とやらがどんなものか見てみたいものだ!」
だが博士を見かけた者がいた。
?「おやおや・・・こんな所で・・・よし、奴より先に王都へ行くか・・・」
モンスターだ。そしてモンスターは博士より先回りして王都の門に付く。そして門番の兵士ジムUを見つける。
?「よし・・・旅人に成りすまして・・・」
モンスターはジム見たいな姿に変身した。そう、このモンスターはグレムリーのスパイモンスタードッペルゲム。変身能力を持つモンスターだ。
偽ジム「あの〜・・・」
ジムUA「ん?何だ?お前」
偽ジム「いえいえ、私はただの旅のものですよ」
ジムUB「ああ・・・何の様だ?」
偽ジム「ただの観光でやって来ましてね・・・」
色々と手続きをした。そして。
ジムUA「うむ・・・入っていいぞ」
偽ジム「はいはーい」
ジムに化けたドッペルゲムはすんなりと検問を潜り抜けた。
ドッペルゲム「ふふふふ・・・さてさて・・・冠をどう手に入れるか・・・」
誰もまだ気づいてはいない。この王都にグレムリーのスパイモンスターが潜入した事を・・・

続く


No.427 騎士ガンダム戦記 フェイズ259「キルケクラウン」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年04月01日 (水) 21時07分 [返信]

ジオン族飛行モンスター部隊を退けてリーナスたちは一路王都へと帰還した。

ネクティスの研究室

ネクティス「ほほお・・・これか・・・」
鉄箱から取り出された冠を見てネクティスが言う。
リーナス「はい・・・多分キルケー関係じゃないかと・・・」
Gセイバー「わかるか?俺もこれをどっかで見たことあるような気がするんだ」
ネクティス「ふむ・・・もしかするとこれってキルケーの女王の冠かもな」
リーナス「・・・やっぱり?」
Gセイバー「キルケーの女王・・・ああ!そうだ!それだ!あの時見た壁画の!!」
Gセイバーはようやく思い出したようだ。あの時の壁画とはグレムリー潜入の際に見た博物館のアレだ。
Gセイバー「そっか・・・」
ネクティス「まさかこんなものがイーズ山にあったとはな・・・」
Gセイバー「あのギルティのアジトらしき洞窟から発見されたらしいぞ、あいつはこんなものをどこから拾ってきたんだか・・・」
ネクティス「奴の事だ、どうせどこかの遺跡から盗んできたんだろうな・・・いわゆる盗掘だ」
リーナス「だと思いますね、アイツのやりそうなことです」
ネクティス「リーナス・・・表情が・・・」
Gセイバー「怒ってるな・・・そりゃあそうだろうね」
ギルティはリーナスにとっては大嫌いな敵だ。何故ならば彼の想い人を殺したのだから。だが敵は討ったが今でも彼女にとっては嫌な存在だ。
ネクティス「まあまあ、過ぎた事なんだ、落ち着けって」
リーナス「・・・わかりました」
Gセイバー「それでさ・・・これをハヤミ博士に見てもらうか」
ネクティス「それじゃ、早速ハヤミ博士の所へ使者を出すか、コアピジョンに頼んでくるよ」
ネクティスが部屋から出た後、二人は冠を見つめる。
Gセイバー「ふむ・・・キルケー王家の冠か・・・」
リーナス「キルケーの冠だから・・・キルケクラウン・・・って名前にする?」
Gセイバー「キルケクラウン・・・か、何かいいかも」

グレムリー公国ペズン砦

その頃・・・
ヴィッシュ「何?奴らがか?」
ムササディー「はい・・・!何やらキルケー関係の物らしいのです」
エリアルド「キルケーか・・・」
ヴィッシュ「そして奪おうとして返り討ちに会い、お前だけが逃げ帰ってきたと?」
ムササディー「申し訳ございません・・・」
ヴィッシュ「まったく!相手はガンダム族の者とあの娘だぞ!奴らは戦いになれてるからな・・・やられるのも無理も無いが」
ムササディー「空中戦は不得意かと思ってましたがまさか・・・くそお・・・!」
エリアルド「あいつらを甘く見るからだ!あいつらは手強いのだぞ!」
エリアルドはムササディーを叱るように言う。
エリアルド(だが・・・あのリーナスって奴は只者じゃないからな・・・ガンダム族にクローン魔道師・・・厄介な取り合わせだぜ)
エリアルドは心の中でそう呟く。
ヴィッシュ「ですがどうしますか?王子、冠など奪っても・・・」
エリアルド「いや・・・その冠には何か秘密がありそうだな、手に入れる価値はありそうだ」
ヴィッシュ「では・・・?」
エリアルド「司令官に伝えておけ、それとあいつを呼べ、あのスパイモンスターならこの任務に最適だ」
ヴィッシュ「あいつ・・・ドッペルゲムですか・・・」

続く


No.426 騎士ガンダム戦記 フェイズ258「初めての空中戦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年03月26日 (木) 21時47分 [返信]

イーズ山からの帰りにジオンの空中モンスター部隊と遭遇した。彼らは今、初めての空中戦に突入した。

Gセイバー「空中戦か・・・初めてだな」
リーナス「私も初めてだけど・・・」
ファイタードラゴン「俺は前に何度もやったが久々だぜ!」
ファイタードラゴンはともかくGセイバーとリーナスは空中戦など一度もやったことが無い。対空攻撃はやったことがあるが。
Gセイバー「難しいな」
リーナス「うん・・・でもやってみるっきゃないかも!」
ファイタードラゴン「そうそう、まずは経験からってな!お二人さん!」
Gセイバー「はいはい、俺は戦えない身ですから、箱を守りますよ」
リーナス「今回は私とファイタードラゴンに任せて!」
Gセイバー「任せたよ」
ファイタードラゴン「行くぞ!」
ファイタードラゴンは敵に向かって火の玉を発射した。
ドダイライダー「散開!」
モンスター部隊は散開して攻撃をかわす。
ドダイライダー「敵もやってくれるようだな!だがこっちも反撃だ!」
モンスターたちも反撃に移る。ブラウスワローが突撃してくる。くちばしでファイタードラゴンに攻撃する気だ。
ファイタードラゴン「しっかり捕まれよ!二人とも!」
ファイタードラゴンはブラウスワローの突撃を回避した。敵は攻撃の手を緩めない。今度はムササディーが口から針を発射する。
ムササディー「食らえ!毒針弾!」
Gセイバー「攻撃来るぞ!」
ファイタードラゴン「了解!避けるぞ!」
どうにか避けた。だが敵が突っ込んでくる。ドダイライダーだ。
ドライライダー「とりゃあ!」
ドダイライダー(の戦士グフ)が剣でファイタードラゴンたちに襲い掛かる。
ファイタードラゴン「うわあ!空中で剣かよ!」
Gセイバー「あいつやるな!」
ドダイライダー「くたばれ!」
リーナス「あいつ!こっちに!」
Gセイバー「くっ!」
その瞬間だった。Gセイバーは鉄箱を自分の腹部にロープで巻きつけると剣を抜いた。ドダイライダー(と言うか戦士グフ)の剣は防がれた。
リーナス「Gセイバー!」
Gセイバー「チャレンジするのも悪くないな」
ドダイライダー「くっ!素人が!」
モンスターたちは一旦集合した。
ブラウスワロー「隊長よ、どうする?」
ドダイライダー「うむ・・・ならば一斉攻撃だ!」
ムササディー「よし来た!」
ドダイライダー「行くぞ!」
モンスターたちは一斉に襲い掛かる。
リーナス「こっちに来ないでよ!」
リーナスはボーガンで応戦するがなかなか当たらない。
ファイタードラゴン「くらえ!」
ファイターの火球もかわされた。
ファイタードラゴン「攻撃のタイミングがばれたか・・・こうなったら・・・二人とも・・・よく捕まってろよ?Gセイバー、例の箱は?」
Gセイバー「大丈夫だ、ちゃんとあるぞ」
鉄箱はロープでしっかり腹部に固定されている。
ファイタードラゴン「よーし・・・」
敵はそろそろぶつかってくる。するとファイタードラゴンは突然上昇した。
ドダイライダー「何!?」
ムササディー「ま・・・まさか!」
Gセイバー「なるほど!上からか!」
ファイタードラゴン「よし・・・貰った!リーナス!やれ!」
リーナス「了解!」
リーナスのボーガンの矢、ファイターの火球が雨あられとモンスターたちの頭上に降りかかった。
ドダイライダー「ぐあああ!」
ブラウスワロー「ぎゃっ!」
ブラウスワローとドダイライダーが攻撃を受けて地上へと落下していった。
ムササディー「ぐえっ!」
ムササディーは皮膜に矢が2本くらい刺さった。
ムササディー「皆やられたか・・・」
ファイタードラゴン「さて・・・どうするんだ?このまま続行するか?」
ムササディー「く・・・くそお!覚えてろ!」
ムササディーはそう吐き捨てて飛び去っていった。
ファイタードラゴン「あの傷だ、これ以上は戦えんだろ」
リーナス「Gセイバー、箱は?」
Gセイバー「この通り無事だ」
例の冠が入った鉄箱は大丈夫だ。Gセイバーの腹部にロープで縛られている。
ファイタードラゴン「よし・・・帰るぜ!」
こうして彼らはどうにか帰路へ付いた。

続く




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