ガイア城に潜入したモンスタードッペルゲムを探す為に城内は混乱中だった。
フリーダム1「くそっ!奴はどこだ!?」 フリーダム2「誰かに化けているとか?」 フリーダム3「お前じゃないよな・・・」 フリーダム1「バカ言え!お前じゃないのか!?」 フリーダム2「そんなバカな!」
Jセイバー1「誰が奴なのかわからん・・・」 Jセイバー2「最悪のかくれんぼだな・・・」 Jセイバー3「何かお前らが信じられなくなる・・・」 Jセイバー1「俺も・・・誰も信用できそうに無い・・・」 Jセイバー2「奇遇だな・・・俺もだ」
ジムUA「いたか!?」 ジムUB「いや・・・」 ジムUC「こっちもダメだ!あっちの部屋もさっき見てきたが・・・」 ジムUA「奴は誰かに化けているかもしれない・・・」 ジムUB「俺の影は普通だぜ」 ジムUC「俺もだ・・・」 ジムUA「影は違う・・・一体どこに・・・?」
とまあ城内はこう言う感じで混乱中だ。
城内
城の中に入り込んだハヤミ博士とセカンドはその混乱を見る。 ハヤミ「ああ・・・なんて事だ・・・」 セカンド「皆パニックになってるな・・・」 そこにサードが現れる。 サード「おお!兄様!戻ってこられたのですか!・・・ってハヤミ博士!?」 セカンド「ああ・・・帰り道で助けたんだ・・・事情は聞いたぞ、敵が白昼堂々と潜入したようだ」 サード「ええ・・・博士に化けてね・・・むぅ〜〜〜」 サードはハヤミ博士をじい〜っと見つめる。まるで疑うかのように。 ハヤミ「な・・・何かね?」 サード「いえ・・・博士が本物かを見極めてまして・・・」 ハヤミ「私は本物だ!」 セカンド「サード・・・疑うのはわかるがこの人は正真正銘ハヤミ博士だ」 サード「ええ・・・本物と断定しました」 セカンド「・・・皆誰が敵の擬態か疑いあっているのかよ・・・ったく・・・」 ハヤミ「嫌な奴だな・・・あいつ・・・」
ガイア城見張り台
見張り台にマークWがいた。ドッペルゲムを探しているのだ。 マークW「さあて・・・敵さんはどこだ?」 見張り台には見張り役の兵士ジムUしかいなかった。そのジムUは腰に袋をぶら下げていた。なんだろうか・・・ マークW「おい、ここに誰か来てないか?」 ジムU「いえ・・・誰も・・・」 マークW「そうか・・・ん?」 マークWはあることに気づいた。影が変だ。そう言えば聞いた変身する敵の特徴は影が変だということだ。 ジムU「どうしました?」 マークW「なんでもない、俺も見張りを手伝おうか?」 ジムU「いっ・・・いいですよ・・・!!別に一人でも出来ますって!!」 マークW「そうか・・・」 マークWは見張り台の中を調べていた。 ジムU「あの・・・異常は無いですから・・・!」 そしてあるものを発見する。部屋の隅に大きな袋があった。 マークW「これは・・・」 ジムU「ああ!触らないでくださいよ!それはイザと言う時の火薬の入った袋で・・・」 マークWは忠告を無視して袋を開ける。そしてその中身はジムUの死体だった! マークW「!!やっぱりお前かああああ!!」 大声を出したマークWは振り向くと同時に剣を抜く。そしてジムUはいつの間にかどこからか出した槍で防御した。 ジムU「ちっ・・・ばれたか・・・」 見張りのジムUはその正体を現した。やっぱりドッペルゲムだ。見張り台のジムUを殺害して成りすましていたのだ。 マークW「槍の扱いには慣れているようだな・・・」 ドッペルゲム「ふふふふ・・・まあな!」 マークW「その腰にぶら下げた袋には盗んだ品が入っているのか?」 ドッペルゲム「まあね!」 ドッペルゲムは見張り台から飛び降りた。 マークW「何!?」 だがドッペルゲムはジャムルバーンに変身した! ジャムルバーン(ドッペルゲム)「ははははは!!残念だったな!それじゃあおさらばといき・・・」 だがその時だった。どこからか多数の矢がジャムルバーンに向けて放たれた。そしてその内の1本がジャムルバーンの翼に刺さった。 ジャムルバーン(ドッペルゲム)「ぎゃっ!」 ジャムルバーンは落下していった。そして多数の兵達が取り囲んだ。 ドッペルゲム「何・・・!?何故・・・!?」 変身が解けたドッペルゲムは我が目を疑った。何故こんなに多数の敵がこっちにやってきたのか。 ドッペルゲム「!!あいつの声か!!」 ドッペルゲムは気づいた。あの時か。さっきのマークWの大声だ。アレで皆ここにやってきたのか。 マークW「どうだった?俺の声」 ネクティス「ばっちり聞こえてたぜ。城中に聞こえたみたいだ」 マークW「そうか・・・」 ドッペルゲム「やられたな・・・」 リーナス「私と弓部隊の矢の味はどうかしら?」 さっきの矢はリーナスと弓部隊が放ったものだ。 Gセイバー&ネクティス「覚悟しろ!スパイ野郎!!」 リーナス「これは返してもらうわ!」 リーナスは冠(仮称:キルケクラウン)を奪還した。 ドッペルゲム「くそ・・・ならばこの変身能力で貴様らを叩き潰す!・・・チェーーンジ!」 ドッペルゲムはそう叫ぶと変身した。ドッペルゲムはモンスターヤクトドラゴンに変身した。 Gセイバー「他のモンスターに変身!?」 ヤクトドラゴン(ドッペルゲム)「食らえ!ブレス!」 ヤクトドラゴンは双頭の口からブレスを吐き出した。火と氷のブレスだ。 ネクティス「うお!!」 Gセイバー「ぐああっ!」 リーナス「うわっ!二人とも!」 ヤクトドラゴン(ドッペルゲム)「続いてチェンジ!」 また変身した。バウンドウルフに変身したのだ。バウンドウルフはGセイバーの剣に噛み付いた。 Gセイバー「くっ・・・違うモンスターに変身して攻撃するのか・・・」 バウンドウルフ(ドッペルゲム)「こんなのまだまだ序の口さ!」 またしても変身する。今度はジャイアントジオングだ。ジャイアントジオングはその巨体でGセイバーを潰そうとする。 Gセイバー「ぐああああああ・・・・」 リーナス「いやあ!Gセイバーが!!」 ネクティス「やめろお!」 ネクティスとリーナスが攻撃する。だがまた別のモンスターに変身した。メデューサキュベレイだ。 メデューサキュベレイ(ドッペルゲム)「くらえ!」 メデューサキュベレイの放ったビームを食らう二人。 リーナス&ネクティス「ぎゃほっ!」 フリーダム1「こ・・・コイツ強いな!」 フリーダム2「怯むな!突撃!」 兵士数名が飛び掛ったがあっさりとやられる。 メデューサキュベレイ「甘い!」 兵士達「うああああ!」 リーナス「こいつ・・・何気に強いかも・・・」
続く
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