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No.445 騎士ガンダム戦記 フェイズ277「強いぞレイブン」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年06月25日 (木) 22時18分 [返信]

レイブンに対し、リーナスは徹底抗戦の構えを見せた。
そして後方で待機していたガイア軍部隊も動き始める。万が一の為に配置していたのだ。

マークW「やっぱりこう来るか!」
ネクティス「どうやら交渉決裂のようだな・・・」
レイブン「やはりいたかガイア軍・・・どうやら私を警戒していたか・・・」
レイブンは実はガイア軍が隠れていたことに薄々気づいていた。だがあまり気にもしていた無かった。今回だけは穏便に済ませようとしていたのだ。
ネクティス「二人とも!どうだった!?」
Gセイバー「やっぱり奴はろくでも無い奴みたいだ!」
ネクティス「そうか・・・ジオン族ってのはやはり厄介だな・・・」
Gセイバーたちガイア軍の多くはジオン族のせいで何度か酷い目にあった。
リーナス「そのようね・・・グレムリーもジオン族だとか・・・ジオンってえげつないね・・・今までの戦いでそう学んだわよ」
レイブン「少々ガイアで悪い教育を受けたか?」
リーナス「あんたのせいでしょ!」
リーナスが先制攻撃を開始した。攻撃魔法サーベだ。
リーナス「食らえ!」
だがレイブンにはまったく効かなかった。
レイブン「無駄な事だ!そんな非力な魔法など効くか!こっちの番だ!」
レイブンは呪文を唱える。リーナスと同じくサーベを出した。
レイブン「サぁーーーーベっ!」
攻撃がリーナスをかすった。サーベの刃は彼女の数cm先の地面に直撃した。
リーナス「あ・・・危ない・・・」
Gセイバー「大丈夫か!?先走るな!」
リーナス「ごめん!」
Gセイバーが剣でレイブンに切りかかる。
Gセイバー「とりゃああ!」
だがレイブンは素手で剣を受け止める。
Gセイバー「何!?」
レイブン「甘いな!」
レイブンはGセイバーを蹴り倒した。
Gセイバー「ぐああっ!」
リーナス「Gセイバー!」
ネクティス「こいつ!よくも!」
ネクティスが魔法攻撃を行った。
ネクティス「食らえ!ムービヤチンラー!!」
だがその攻撃のダメージはあったが軽微だったようだ。
レイブン「少しは骨のありそうなのがいるな・・・だが私の足元にも及びそうに無いな!」
ネクティス「そのようだな・・・お前のその強大な魔力がその証拠だな・・・!!」
レイブン「今度はこっちの番だ!」
レイブンは魔法攻撃を繰り出す。
レイブン「メガヤチンラー!!」
レイブンの放った強力な光線がネクティスに当たる。
ネクティス「うわあああ!」
ネクティスは攻撃で吹き飛ばされる。
マークW「こいつ・・・!なかなかやるな!」
ジムストライカー「それでも突撃だ!」
マークWとジムストライカー達がレイブンに向かって突撃していく。だがレイブンは魔法攻撃をする。
レイブン「吹き飛べ!ウィーンド!!」
ウィーンドは風の魔法だ。突風を起こして多数の敵を吹き飛ばす技だ。
マークW達「うわああああ!」
マークW達が吹き飛ばされていく。
ネクティス「なんて奴だ・・・やっぱり強いな・・・!」
リーナス「これが・・・レイブンの力・・・」
レイブン「私は強いのだ!多分この地方だけでなくこの世で一番な!」
リーナス「そうですか!」
リーナスはボーガンを発射する。だがレイブンにはまったく効かなかった。矢が全てレイブンの剣で切り払われたのだ。
リーナス「嘘っ!?」
レイブン「そんなものでは私は倒せんよ!」
ネクティス「おいレイブン・・・」
レイブン「何だ貴様?」
ボロボロのネクティスがレイブンに問いかけてきた。
ネクティス「お前って・・・本当に何者なんだ・・・?」
レイブン「何者・・・って・・・私はグレムリー軍の司令官で・・・」
ネクティス「そう言う事じゃない・・・実は古代にもお前と同じ名前の輩がいたらしいんだよ」
レイブン「!」
リーナス「!・・・そう言えば・・・あいつの名前って・・・」
ネクティス「古代キルケー王国を壊滅に追いやったと言われるモンスター・・・そいつの名前も・・・レイブンだ」
レイブン「・・・」
Gセイバー「そうだった・・・な」
Gセイバーがボロボロの状態で立ち上がった。
Gセイバー「レイブン!お前と昔のモンスターレイブン・・・一体どういう関係だ!」
レイブン(こ・・・こいつら・・・あの事を知ったのか!?キルケー壊滅の原因を・・・!ここに味方がいないのは正解だったかもしれん!いたらやばいかもしれないのだ!だが今はやばいかもしれん!奴等は真実を知ったのか!?ここは誤魔化すのみ!)
ネクティス「どうしたレイブン!」
レイブン「そ・・・そうだったのか・・・!初耳だよ!私と同じ名前のモンスターが大昔にいたとは・・・!」
レイブンは驚いたような素振りをした。
リーナス「コイツ・・・知らなかったみたいだけど・・・」
Gセイバー(何か怪しい・・・!コイツ・・・最近のリーナスみたいに何か誤魔化してるような・・・!)
ネクティス(驚いているのか・・・もしくはフリなのか・・・)

今いるレイブンと昔のモンスターレイブンの関係は!?

続く


No.444 騎士ガンダム戦記 フェイズ276「レイブン!お前の目的は・・・」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年06月23日 (火) 21時26分 [返信]

レイブンはGセイバーとリーナスの前でリーナスの正体を暴露した。リーナスは既に知っているがGセイバーは初耳であった。

レイブン「あっただろう?」
証拠の刺青があった事を知った二人は彼の言葉を信じざるを得なくなった。
Gセイバー「ああ・・・あったぜ・・・」
リーナス「私も今知った・・・」
二人は今発覚した事を知って驚く。
レイブン「さて・・・リーナスよ・・・」
リーナス「!!」
レイブンが近づいてきた。
レイブン「お前は元々は私が生み出したものだ、親である私の元へと戻ってくるのだ」
リーナスは嫌な感じがした。レイブンと言う奴が邪臭いからだ。自分を使って何をするかは彼女は知っている。奴は彼女と言う生物兵器でこの世を滅茶苦茶にすると言うのだ。
リーナス「嫌です」
リーナスは近づいてきたレイブンに剣を向ける。Gセイバーも剣を彼に向ける。
Gセイバー「そう言えばお前・・・目的は何だ?」
レイブン「目的?」
Gセイバー「そうだ、お前の狙いは何だ?リーナスを使って何をする気だ?」
レイブン「何を?」
Gセイバー「コイツが仮にお前の作ったと言う生物兵器だと言うのならお前はコイツを何に使う気だ?!」
レイブン「そりゃあ色々と・・・な」
Gセイバー「何となく分かるぞ・・・こいつをよからぬことに使うんだろ!」
レイブン「よからぬ事ではないですよ」
レイブンはリーナスに誘いの声を出す。
レイブン「さあリーナスよ・・・私の可愛い娘よ・・・こっちへ来るのだ!」
リーナス「だから嫌よ!」
リーナスはそれでも拒否する。
リーナス「レイブン、言っておくわ。私は昔の女王のクローン人間かもしれないわ・・・でも私はリーナス・キルケニアスでもクローン人間でも生物兵器でもない!私は私だ!この世に唯一存在しているの!」
リーナスは力強く言う。それは死んだ恋人からの幻聴のようなメッセージが心に残っていたから言えたのだ。
Gセイバー「リーナス・・・お前・・・」
Gセイバーはたくましい言葉を言った彼女を見た。彼女が成長したような気がしたのだった。
リーナス「残念だけど私はガイア軍の魔法騎士見習いリーナスよ!」
Gセイバー「と・・・言うワケだ・・・リーナスは諦めろレイブン!どうせジオン族の考えてる事何てろくじゃない!きっと最低な事にコイツを使うつもりなんだろ!」
レイブン「そうか・・・ならば力ずくで奪う!」
リーナス「くっ!やっぱりそう来たわね!」
Gセイバー「こうなったら・・・!!」
Gセイバーはラッパを鳴らした。力強く。そして・・・
マークW「全員出動!」
ガイア軍が動く。戦闘開始だ!

続く


No.443 騎士ガンダム戦記 フェイズ275「暴露される正体」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年06月17日 (水) 22時14分 [返信]

ついにレイブンと対峙したリーナスとGセイバー。

ベララベラ高原近辺

ジムストライカーが望遠鏡で遠方を覗き込む。二人とレイブンが接触した所だ。
ジムストライカー「こちらジムストライカー、二人が奴と接触したみたいだ」
実はこの現場に来ていたのはリーナスとGセイバーの二人だけではなかった。ガイア軍3個小隊がイザと言う時の為に彼らを監視していたのだ。
マークW「そうか・・・少し心配だが・・・」
ジムストライカー「ほほお・・・お前もか?」
マークW「そりゃあそうだろ、なんたって敵のボスと対面なんだぞ!」
ジムストライカー「静かにしたほうがいいと思うぜ」
その時、ジムストライカー同様に覗いていたネクティスが呟く。
ネクティス「その通りだぜ、あのレイブンって奴・・・なんだ・・・?」
マークW「どうした?」
ネクティス「奴からはとてつもない魔力を感じる・・・」
マークW「何!?」
ネクティス「あのレイブンって奴・・・只者じゃないかもしれない・・・」

Gセイバー「さあ話してもらおうか。リーナスとリーナス・キルケニアスの関係をな」
レイブン「ほおリーナス・キルケニアスを知っているのか」
リーナス「最近発覚したんだけど私の名前と大昔のキルケーの女王の名前が何故か同じなのよねえ、しかも顔も似てるみたい」
Gセイバー「コイツと女王・・・どういう関係なのか、俺達はわからん。さて・・・お前が知っているのなら教えてもらおうか!」
レイブン「いいだろう・・・教えてやるよ!その娘の正体をな!」
リーナス(ついに吐くの?・・・)
レイブン「実はその娘は人間じゃない・・・リーナス・キルケニアスなのだ!」
Gセイバー「・・・何い!?」
リーナス「ええええ!?」
Gセイバーはかなり驚いた。そしてリーナスはわざと驚いた。ただの演技だ。
リーナス「人間じゃない・・・と言うのはどういう意味?」
レイブン「ああ・・・正確にはリーナス・キルケニアス女王のクローンだよ」
Gセイバー「く・・・クローン!?コイツが・・・!?」
リーナス「・・・」
Gセイバーはさらに驚いた。リーナスも少し戸惑うような素振りをする。
リーナス「私が・・・クローン・・・」
レイブン「そうだ。リーナスよ。お前は私が作ったあのリーナス女王の複製人間なのだ、まあホムンクルスだな」
Gセイバー「ホムンクルス・・・人造人間・・・」
Gセイバーはホムンクルスの事をネクティスから聞いた事がある。ホムンクルスとは錬金術を使って作り上げる人造生命体である。
Gセイバー「リーナス・・・お前・・・」
リーナス「そんな・・・私が・・・」
Gセイバー「どういう事だ?・・・説明しろ!」
レイブン「こいつは私が持っていたキルケー王国女王リーナス・キルケニアスの毛を元に生み出したのだ、ファイズ島の秘密基地でな」
Gセイバー「ファイズ島だと!?・・・そうか・・・俺達は島で目覚めたコイツを拾って今に至るって事か・・・」
リーナス「私は・・・記憶喪失かと・・・思ってた・・・」
レイブン「あの時点で記憶なんて無いわ!現在の魔法の使い方と常識とかを注入したのだ!」
リーナス「そんな・・・じゃあ・・・」
Gセイバー「過去の記憶など無かった・・・って事か」
レイブン「まあそう言う事だ。あの女王の強大な魔力を持った最強の生物兵器!それがお前なのだ!コードネーム、リーナスよ!」
リーナス「わ・・・私って・・・そんな・・・」
リーナスはガクッとショックを受けたようにへこたれる。これも演技だ。彼女は自分の正体を既に知っている。だがGセイバーは初耳なのだ
リーナス(ごめん・・・Gセイバー・・・黙っていて・・・ごめん・・・きっと・・・ショックでしょうね・・・)
Gセイバー「おいおい・・・んな馬鹿な・・・!!そんないかれた話・・・信じられるかよ!」
リーナス「!・・・」
Gセイバー「コイツが生物兵器だと・・・!?笑わせるなよ!」
レイブン「本当だよ。その証拠を見せてやる!」
リーナス「証拠って・・・?」
レイブン「これだ!」
レイブンはノートを出した。それはリーナスが潜入の際に見たあのノートだ。そう、「ジオン族極秘計画 ホムンクルスR製造日誌」である。
レイブン「これはコイツの開発記録だ、色々と載っているぞ・・・」
Gセイバー「それだけで証拠になりえるのか?」
レイブン「じゃ・・・じゃあリーナスよ!」
リーナス「・・・何か?」
レイブン「通常記憶喪失ならば過去の記憶がフラッシュバックするだろう?お前はなったか?」
リーナス「いえ・・・思えばまったく・・・」
レイブン「そうだ。コイツには過去など無い!と言う事はクローンである事の証だ」
Gセイバー「そんなバカな・・・!」
レイブン「もう一つ証拠がある・・・奴には印があるはずだ」
リーナス「印?」
リーナスはそれを聞いたのは初めてだ。そしてレイブンはある紙を取り出す。何かの紋章だ。キルケーの紋章のようだ。
レイブン「私はお前の首の後ろ辺りにこれと同じキルケー王国の紋章を刻んであるはずだ。かつての女王には無かったものだがな。あと「R」の刺青も彫ってあるはずだ」
リーナス「・・・Gセイバー・・・私の首の後ろを見て」
Gセイバー「わかった」
Gセイバーはリーナスの髪の毛をどかして首の後ろを見た。
Gセイバー「!!」
そこには・・・本当にあった。キルケーの紋章とRの刺青が。髪の毛が長かった為わからなかった。
Gセイバー「あったよ・・・あったよ・・・リーナス・・・」
リーナス「!!」
リーナスも流石にびっくりした。
Gセイバー「鏡で見てみろ」
Gセイバーはそこを鏡に映す。リーナスは初めて自分の首の後ろにそんなものがあった事を知ったのだ。
リーナス「Gセイバー・・・信じた・・・?」
Gセイバー「・・・とりあえず奴の言う事を信じるしかないみたいだな・・・」

続く


No.442 騎士ガンダム戦記 フェイズ274「出現!魔道騎士レイブン!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年06月16日 (火) 22時06分 [返信]

敵司令官レイブンから果たし状みたいなものを貰ったリーナス。確実に罠の可能性大のこの呼び出しにとりあえず応じる事にしたリーナス。そして念の為にガイア軍はこれに対してある作戦を立てた。

3日後 ベララベラ高原近辺

リーナスはGセイバーと共にベララベラ高原へと向かっていた。Gセイバーは同伴者として同行する。
Gセイバー「・・・怖いのか?」
リーナス「まあ・・・ね」
Gセイバー「俺も内心不安だがな・・・」
リーナス「私のほうがもっと不安よ・・・」
Gセイバー「・・・そうだよな・・・」
Gセイバーは知らなかったがリーナスは自分の正体を知っていた。グレムリー公国への潜入の際に知ったのだ。自分のとんでもない正体を。
リーナス(ついにGセイバーに知られちゃう・・・でもいい機会かも・・・もし自分からあいつに言ったら多分敵にグレムリー内部への潜入がばれかねないからなあ)
Gセイバー「リーナス?考え事か?」
リーナス「え・・・ええ!まあね・・・今回の事で・・・」
Gセイバー「そうか・・・」
だがGセイバーは彼女が何か隠し事をしている事を知っている。だがそれが何なのかはわからない。しかしGセイバーは彼女の隠し事が何かを想定し始める・・・
Gセイバー(まさかコイツ・・・自分の記憶を取り戻してるんじゃ・・・まさかな・・・)
そしてそろそろ指定された場所に到着する。

ベララベラ高原

ベララベラ高原には誰もいなかった。
Gセイバー「いない?」
リーナス「そんな・・・まさか・・・!」
Gセイバー「敵の気配は・・・無い様だが・・・」
?「いるぞ」
Gセイバー&リーナス「ん?」
その声は上から聞こえてきた。二人が見上げるとそこにはフードを被った何者かがいた。
Gセイバー&リーナス「!?いたああ!」
?「いたぞ、昨日から」
リーナス「そ・・・そう・・・」
Gセイバー「・・・お前が・・・レイブンだな?」
?「いかにも私はグレムリー軍司令官である魔道騎士レイブンだ」
リーナス「貴方が・・・レイブン・・・」
ついにレイブンがその姿を現した。その顔が何気に見えた。その顔はMS族のようだ。
Gセイバー「見たぜ・・・その顔・・・」
レイブン「お初の目にかかるな、リーナスよ」
リーナス「ええ、私も初の目にかかりますよ、レイブン」
Gセイバー「俺もですぜ、レイブン殿」
レイブン「ほほお・・・貴様が騎士Gセイバーか。部下から聞いているよ、貴様の活躍は。貴様のせいで色々と迷惑だよ」
レイブンは表情はそのままだが言葉には何気に怒っているような感じがした。
Gセイバー「それはそれは、敵にも俺の活躍が知れ渡っているようですなあ」
レイブン「貴様はどうやら・・・彼女の同伴者・・・か」
Gセイバー「まあそんな感じですぜ」
レイブン「そうか、まあ一人でもいいからな、彼女の秘密を知ってもらう証人はな」
リーナス「あの・・・そろそろ・・・話してくださりませんか?私の正体を・・・」
レイブン「急かすな、そんなに知りたいのか?自分の素性が」
リーナス「ええ・・・知りたいですとも・・・」
だがリーナスは自分の素性を知っている。だがあえて今は黙っている。
リーナス(知ってるけど・・・今は奴に吐かせてもらおうかな・・・)

続く


No.441 騎士ガンダム戦記 フェイズ273「敵からの果たし状?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年06月09日 (火) 21時57分 [返信]

リーナスとサードに部屋に撃ち込まれた矢。それには手紙がくくりつけてあった。
これは一体誰からのだろうか?

翌日、作戦室

リーナスとサードは皆を呼んで昨夜の事を話し、その矢と手紙を出した。
リーナス「昨夜、私の部屋に矢が打ち込まれ、その矢にこのようなものが・・・」
Gセイバー「手紙か?」
サード「確実にそうですね」
デルタ「これは恐らく・・・」
セカンド「グレムリー公国の仕業か・・・」
リーナス「・・・多分、まだ読んでないけど」
Gセイバー「ならば今この場で読むべきだな」
手紙にはこう書かれていた。

「リーナスへ、何時でもいいからベララベラ高原へ来い。そこで貴様と会いたい。貴様に関する事を喋ってやろう。なお同伴者がいてもいなくても構わないぞ。何時でも貴様を待っている。 グレムリー公国軍司令官レイブンより」

リーナス「い・・・以上・・・」
Gセイバー「なんだと・・・!?」
デルタ「レイブンだと!?」
この手紙はレイブンからのものだった。敵のリーダー格からの手紙とは。
セカンド「レイブンって・・・確か・・・」
Gセイバー「敵司令官の名前じゃないか!」
サード「何故そのような輩がリーちゃんを及びに・・・」
デルタ「それに奴がこの一連の事の首謀者らしい、リーナス追跡、キルケー奪取のな・・・」
リーナス「どうやら私の事を暴露したいみたいね・・・」
Gセイバー「リーナス、これは明らかに罠だ」
リーナス「そう・・・かもね・・・でも・・・!」
リーナスは強気で言おうとする。
リーナス「それでも・・・行って見る価値はあるかもしれない!奴の目的もわかるかもしれないしね・・・!」
ネクティス「・・・確かに・・・奴の名前はキルケーを潰したモンスターと同じ名だしな・・・それも気になる・・・」
Gセイバー「リーナス・・・お前・・・」
リーナス「私は行くわ・・・団長!お願いします!」
デルタ「ダメだ」
リーナス「で・・・でも・・・」
デルタ「同伴者無しではな」
リーナス「だ・・・団長・・・!」
デルタ「Gセイバー、頼むぞ」
Gセイバー「り・・・了解!」
デルタ「だが・・・敵の罠と言う可能性もありえるからな・・・気をつけないとな」
リーナス「はい!私には戦う事ができますから!」
Gセイバー「リーナス・・・何か強くなったような気がするな・・・」
デルタ「ならば・・・作戦会議と行くか・・・」

続く


No.440 騎士ガンダム戦記 フェイズ272「言えばいいのに・・・」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年06月04日 (木) 22時37分 [返信]

ガイア軍演習場

ドッペルゲム討伐から3日後・・・
リーナス「とりゃあ!」
Gセイバー「せえええい!」
今日も二人は鍛錬に励んでいる。
Gセイバー「腕を上げてきたか?お前」
リーナス「多分ね」
Gセイバー「まあこの前あんな奴と戦ったんだ、強くなりたいんだろ?」
リーナス「まあね!」
リーナスの腕が少しずつではあるが上達しているようだ。
Gセイバー「今日はここまでだな」
リーナス「ええ・・・疲れた・・・」
そこにセカンドセイバーとサードセイバーがやってきた。
セカンド「今日もやってるなあ」
サード「頑張っておりますねえ」
Gセイバー「おお、二人とも」
セカンド「よお、俺たちも鍛錬しておかないとな」
リーナス「そう・・・私達は終わったけど」
サード「そうですか、サードたちはこれからですが」
Gセイバー「ご苦労さん」
サード「サードももっと強くならねば!」
セカンド「張り切ってるなあ」
Gセイバー「その息かもね」
そんな中、リーナスはある事を考える。
リーナス(ん〜〜〜・・・どうしよう・・・今思い出した・・・!自分の素性言うの忘れてた・・・!)
そう、リーナスは今更自分の正体を言うのを忘れていた。3日前に言おうと思っていたが自分の冠を被った姿に見とれてしまいあっさりと忘れてしまった。
リーナス(どうしよう・・・今言うのもちょっとなあ・・・)
彼女は未だに暴露を戸惑っているようだ。
Gセイバー「ん?どうしたリーナス」
リーナス「あっ・・・なんでもない」
Gセイバー「そうか・・・」
リーナス「あはははは・・・」
セカンドとサードがGセイバーに小声で話しかける。
セカンド(兄上・・・リーナスの様子が何気に変だが?)
サード(そう言えばリーちゃんの様子が何気に変な感じがしますが・・・)
Gセイバー(気づいたか・・・その通りだ・・・グレムリー本国潜入以来、何気に様子が変なんだ、何かを隠しているような気がする)
セカンド(隠し事・・・何故皆に相談しないんだ?)
Gセイバー(隠したくなるほど凄い事を知ったんじゃないかと思う・・・)
サード(!!・・・まさか・・・自分の素性を・・・!?)
Gセイバー(かどうかはわからんがいつか話すだろう、それまで待っていればいいさ)
セカンド(だといいが・・・)
リーナス「あ〜・・・Gセイバー?」
Gセイバー「あ・・・どうした?リーナス?」
リーナス「そろそろ・・・戻らない?」
Gセイバー「あ・・・そうだな、それじゃあ二人とも、訓練頑張れよ」
セカンド「二人とも、帰りは気をつけろよ・・・敵が出てくるかもしれないし・・・」
Gセイバー「わかったよ」
先日のドッペルゲムの件で現在ガイアでは警戒が強化され始めていた。
Gセイバー「お前達も気をつけろよ」
セカンド&サード「了解!」
Gセイバーとリーナスは演習場を後にした。

リーナス「ねえ・・・Gセイバー・・・」
Gセイバー「ん?どうした?リーナス」
Gセイバーは彼女が隠し事を話す気になったのかと思った。だが彼女の口から出たのは・・・
リーナス「私達が出会ってからどれくらい経つかな?」
Gセイバー「・・・さあ・・・かれこれ3,4ヶ月くらいかな?」
リーナス「その間に色々と学んだり出会ったりしたね・・・」
Gセイバー「そうだな・・・戦いの連続だったな・・・」
そう言いながら二人は城へ向かう。そしてGセイバーはこんな事を思ったのだった。
Gセイバー(何故躊躇うんだ・・・もう言えばいいのに・・・まだ勇気が無いのか?)

その夜、リーナスとサードの部屋

リーナスとサードは夜空を見上げていた。
リーナス「はあ・・・月が綺麗だなあ・・・」
サード「ええ・・・」
リーナス「あの月は・・・ずっと昔からこの世界を見つめ続けてたのかな?・・・キルケーがあった頃から・・・」
サード「恐らくね」
リーナス「もしかしたら知っているかもしれないわね、あの月がキルケー滅亡の真実を」
サード「それは有り得ませんよ」
リーナス「冗談よ」
そのときだった、どこからか矢が飛んできた。
リーナス「きゃあっ!」
サード「!?誰だっ!」
サードは剣を構えて警戒する。だが何も以上は無い。
サード「一体何なのですか!?リーちゃん、平気ですか?」
リーナス「ええ・・・当たらなかったのが幸いね・・・と言うかわざと誰にも当てなかったようね・・・あの矢は・・・」
二人は矢に近づく。その矢には手紙がくくりつけてあった。
リーナス「これって・・・」
サード「何やら嫌な予感が・・・」

続く


No.439 騎士ガンダム戦記 フェイズ271「レイブン出陣!?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年05月28日 (木) 21時52分 [返信]

グレムリー公国ペズン砦

ドッペルゲム討伐から3日後・・・
エリアルド「戻ってこないな・・・あいつ・・・」
エリアルドはドッペルゲムの帰りを待っていた。
エリアルド「奴ならばすぐに戻ってくるが・・・まさか・・・」
彼は悟った。ドッペルゲムは任務に失敗して死んだと。
エリアルド「うむ・・・バカな任務を押し付けた俺の責任かもな」
エリアルドは部下の死を少し嘆く。そして部下の死を自分のせいと感じる。
ヴィッシュ「王子」
ヴィッシュが入ってきた。
エリアルド「ヴィッシュか」
ヴィッシュ「やはり・・・奴は・・・ドッペルゲムは倒されたようです」
エリアルド「そうか、戻ってこないと思ったよ・・・作戦は失敗だな」
ヴィッシュ「で・・・どうしましょうか?」
エリアルド「何がだ?」
ヴィッシュ「例の小娘の事です」
エリアルド「リーナスの奴か・・・」
ヴィッシュ「奴はどうしましょうか?」
エリアルド「とりあえず奪取するさ」
エリアルドは知っている。あのリーナスと言う娘が強力な生物兵器であることを。
エリアルド「あれは重要な存在だからなあ」
ヴィッシュ「何故なんですか?貴方まで司令官のような事を・・・」
エリアルド「お前が知ると色々と面倒だぞ、ヘタに首を突っ込むな、これは王子命令だ」
?「その通り、王子の命令に従ってくれヴィッシュ」
聞いた事のある声がした。その声の主は黒いフードを被った司令官レイブンであった。
エリアルド「レイブンか、珍しいな」
ヴィッシュ「レイブン司令官!!」
レイブン「王子がどうやらキルケー関係の遺物を盗もうとしたと言う話を聞いてなあ」
エリアルド「ほお・・・耳に入れているとは流石だな」
レイブン「いえいえ・・・」
ヴィッシュ「レイブン司令、今日は何を?」
レイブン「実はな・・・これまでの失敗を返上するべくな・・・」
エリアルド「返上するべく?」
レイブン「今度は私自ら出撃しようと思いましてね」
ヴィッシュ「え!?司令官自ら!?」
エリアルド「おいおい・・・それで?まさか俺の許可を?」
レイブン「まあそんなものです、あのリーナスに関しては私が言い出したものです、その為に多くの者達が撃滅されました、だからそれに報いる為にも私自らが出撃して彼女を奪って見せます!」
エリアルド「汚名返上か・・・」
レイブン「ええ・・・諸君には見てもらいたいのです・・・私の実力を・・・ね」

マリオンの部屋

その頃ダークウィッチマリオンは使い魔モンスターシャドークゥエル、ハーピージャジャ、ビギナサンダーと共に私室で何かを話し合っていた。司令官に関してだ。
マリオン「ますます怪しいね・・・変なアジトと言いキルケーと言い・・・何を考えているんだろう・・・」
ハーピージャジャ「そう言えば最近古代文明博物館にキルケー関係の展示があります」
シャドークゥエル「それは知っている、確かそれによるとキルケーの女王の名前はリーナスだとか・・・」
マリオン「え・・・!?」
マリオンは博物館なんかに行く事はあまり無い為、その展示の事など気ほども知らなかった。
ビギナサンダー「どういう事だ?俺達が負っているあの娘と古代の国の女王の名前が同じだなんて・・・」
マリオン「司令官とリーナス、そしてキルケー・・・これらはどういう関係なのかな?」
ハーピージャジャ「偶然なのかな?」
シャドークゥエル「しかもその女王とあの小娘は容姿がどこと無く似ているようだ・・・」
ハーピージャジャ「ええ・・・!?どういう一致よ?」
マリオン「確実に怪しい・・・リーナスって何者なの?」
ビギナサンダー「司令官に直接聞く訳にはいきませんかね?」
マリオン「ダメよ・・・私達が危ないわよ」
マリオンたちは巨大な(と言っても個人のだが)陰謀の渦に飛び込んでいた・・・

続く


No.438 騎士ガンダム戦記 フェイズ270「言うの?言わないの?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年05月25日 (月) 21時22分 [返信]

ハヤミ博士や他の仲間に対してリーナスは自分の正体を言うか言わないか迷っていた。

リーナス(どうしよう・・・今博士がいるこの時が言う時かもしれない・・・)
リーナスはグレムリーに潜入した時に知ったのだ。自分が古代キルケーの女王のクローンであることに。それはかなり彼女にとっては衝撃的な事実であった。
そして真実を知った彼女はそれを皆に打ち明けるかどうか迷っている。ここにはキルケーを研究するハヤミ博士もいるのだ。言うのなら今だけかもしれない。もしかしたら皆びっくりするだろう。しかし・・・
リーナス(でも・・・その後が・・・わからない・・・予測できない・・・)
もし万が一自分の正体を言ったとしても信じるかどうかわからない。と言うよりも正体を言ったらどうなるか今の彼女には予測できないのだ。
リーナス(どうするリーナス・・・暴露するの?しないの?)
彼女は心の中でそう言い聞かせた。そんな彼女の姿をGセイバーは見る。
Gセイバー(リーナス・・・自分の隠し事を言おうとしているのか)
だがリーナスは戸惑っているような仕草をするのだった。
リーナス(あ〜・・・も〜・・・私はどうすりゃいいの〜?・・・)
リーナスは頭を抱える。そして周囲はそれを見る。
ネクティス「どうした?」
リーナス「あ・・・いえ・・・」
ハヤミ「わからないことでもあるのかね?」
リーナス「い・・・いえ!何でもありません!!」
リーナスは誤魔化す。
Gセイバー(リーナス・・・言う勇気が無いのか?)
Gセイバーは心の中でそう呟く。
リーナスはまたも悩むのだった。
リーナス(ダメだ・・・やっぱり言う勇気が・・・無い)
リーナスは自分の暴露を諦めるのだった。
リーナス(黙っておこう・・・せっかく博士が来たのに・・・何やってんだろ・・・私ってば)
ネクティス「ただのアクセサリーか・・・魔力が無いとは言え古代文明のものならば貴重かもしれませんね」
ハヤミ「その通りだ・・・そこのお嬢さん・・・リーナスや」
リーナス「あ、はい?」
ハヤミ「かつての古代キルケーの女王は君に似ていたと言う・・・ならば被ってみないか?これを」
リーナス「え!?いいんですか!?」
Gセイバー「博士!?」
ハヤミ「ミガキ博士から聞いたよ、昔のキルケーの女王が彼女そっくりだとね、ならば一応再現してみようとね」
リーナス「あ〜・・・」
ネクティス「まあ・・・いいんじゃないか?被ってみたかったんだろ?リーナス」
リーナス「え・・・でも・・・」
Gセイバー「そうだな・・・博士が良いと言っているんだ」
リーナス「・・・そうね・・・わかったわ」
そしてリーナスはキルケクラウンを被った。良い感じだった。リーナスが少し高貴に見えた。
Gセイバー&ネクティス「おお!似合うな!」
ハヤミ「まさに・・・まさにあの石版の絵と同じだよ!!」
リーナス「・・・そうかな?もしかしたら私はその女王様の生まれ変わりだったりして・・・なんちゃって・・・」
ネクティス「まさかあ!」
そんな事を呟いたリーナスは鏡に映る自分の姿を見ながら心の中で呟く。
リーナス(私が綺麗に見えるなあ。私のオリジナルはドレスを着て化粧もしててもっと綺麗だったんだろうね。まだ言うのは早いかな?)

続く


No.437 騎士ガンダム戦記 フェイズ269「キルケクラウンの調査」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年05月19日 (火) 21時24分 [返信]

なんだかんだでガイア城に潜入していたスパイモンスタードッペルゲムを撃破したガイア軍。
奪われたキルケクラウンも取り戻し、本物のハヤミ博士もやってきた。これで本当に調査が出来る。

ガイア城 王の間

デルタはグレーブス王に会いに行っていた。護衛をやめて戦闘へ向かったことを謝りに来たのだ。しかしそれは王様が許可してくれたが。まずは敵撃破の報告だ。
デルタ「王様・・・敵は撃破しました」
グレーブス王「そうか・・・よかったな」
デルタ「あの・・・すみません!」
そしてデルタは謝罪する。
グレーブス王「何をかね?」
デルタ「護衛を放棄して・・・戦いに・・・行ったことを・・・いくら許可してくれたとは言え・・・」
グレーブス王「だが君のおかげで仲間が助かる事もあったじゃないか」
デルタ「まあ・・・そうですが・・・今回も仲間を助けましたよ、セカンドセイバーと共に・・・」
グレーブス王「私は君の戦士の腕だけでなく判断を信じているんだよ、私の護衛よりも敵を探した君の判断は正しいと思っているよ、結果的に仲間を救ったようだ、時に判断は仲間を傷つけかねないがね、気をつけないといかん!」
デルタ「はっ!!」

ネクティスの部屋

その頃、ハヤミ博士とネクティス、リーナス、Gセイバーはある部屋にいた。
ネクティス「傷は無しだ・・・よかった」
ハヤミ「これか」
リーナス「ええ・・・」
Gセイバー「イーズ山の敵モンスターのアジトで発見されたそうものだです、多分盗品か何かかと」
ハヤミ「・・・うむ・・・」
ハヤミ博士は冠をじい〜と見る。
リーナス「あの・・・どうでしょうか?」
ハヤミ「うむ・・・これは間違いなくキルケーのものだ!」
ネクティス&リーナス「やっぱり!」
Gセイバー「」
ハヤミ「しかもこれは王家のものだ」
リーナス「王家!キルケニアス王家ですね?」
ハヤミ「ああ!これは女王リーナスが被っていたものだよ」
リーナス「やっぱり・・・!名前の通りキルケクラウン!」
ハヤミ「キルケクラウン?」
Gセイバー「この冠の仮名です、リーナスが勝手につけた」
リーナス「私が勝手にキルケクラウンと名づけました、キルケー臭いので」
ハヤミ「キルケクラウン・・・ネーミングがなあ・・・ダメっぽい」
リーナス「ありゃ・・・ダメだった?」
ハヤミ「さて・・・詳しく調査してみるか・・・」
そして詳しく調査される事1時間・・・
ハヤミ「この冠は確実に古代キルケー文明のものであることは間違いない、だがこれが本当はどこで発見されたのかは不明だがな」
ネクティス「盗掘品ですからね・・・」
リーナス「そう言えばこれには魔力が無いわね・・・」
ネクティス「ああ・・・そう言えばそうだな・・・」
これまで確認されたキルケーのアイテムには魔法にまつわるものがあった。リーナスがはめているエグザブレスは魔力制御装備、ルシフェルが持っていた暗闇の十字架が装備者に魔力を与えるアクセサリーだったりと色々と魔法関係だがこのキルケクラウンは魔法とは無縁みたいだ。
ハヤミ「魔法など無い、ただのアクセサリーだな」
リーナス「そうですか・・・」
リーナスはこのときある事を考える。自分の素性を言うべきかどうか・・・

続く


No.436 騎士ガンダム戦記 フェイズ268「スパイ撃破!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年05月13日 (水) 21時38分 [返信]

ドッペルゲムの変身能力に翻弄されるガイア軍。かなりの強敵みたいだ。

リーナス「強い・・・」
メデューサキュベレイ(ドッペルゲム)「変身能力にはこう言う使い方もあるんだよ!」
マークW「貴様!」
マークWが突貫した。だがまたしてもドッペルゲムは変身した。サイクロフェンフだ。
サイクロフェンフ(ドッペルゲム)「おんどりゃあ!」
ぶん殴られたマークWは壁に叩きつけられる。
マークW「うわああっ!」
ドッペルゲム「ふふふふ・・・こう言うのにも変身できるんだぞ!」
Gセイバー「今度は何に・・・?」
2本の角を生やしマントを羽織っている。しかもガンダム顔・・・そう、それはかつてジオン族を取り仕切っていた魔王サタンガンダムだ!
リーナス「ええ!?あれって・・・!?ガンダム!?」
Gセイバー「まさか・・・あれは・・・!」
ネクティス「サタンガンダムか!?」
サタンガンダム(ドッペルゲム)「そう言う事だ!」
ドッペルゲムの化けたサタンガンダムは杖からビームを発射して辺りを火の海にした。
フリーダム1「うわああああ!」
フリーダム2「くそおお!」
マークW「これが噂のサタンガンダムか・・・偽者とは言えかなりのパワーだが所詮は偽者!」
マークWはインコムハンマーを投げつけた。だがサタンガンダムはバリアを貼ってこれを防ぐ。
ネクティス「負けるか!」
リーナス「私も!」
ネクティスがムービムナグマで、リーナスがボーガンで攻撃する。しかしそのダブル攻撃もサタンガンダムのバリアに弾かれたのだった。
ネクティス「くそっ・・・」
サタンガンダム(ドッペルゲム)「大人しくその冠渡せば俺は大人しく帰ってやるから・・・」
ネクティス「断る・・・と言ったら?」
サタンガンダム(ドッペルゲム)「お前らを一掃しても奪うさ!」
だがその時だった。サタンガンダムがネクティスに攻撃しようとした途端に誰かの声がした。
?「そうはさせんよ!」
そしてその直後、二つの影がサタンガンダムの背中を切りつけたのだ。
サタンガンダム(ドッペルゲム)「ぎゃっ!!」
?「大丈夫か!皆!」
やってきたのは騎士デルタガンダム、そして剣士セカンドセイバーだった。
リーナス「二人とも!!」
デルタ「切り札見参!」
セカンド「パトロールから帰ってきてみればこの騒ぎだよ・・・」
騎士団長デルタは王の護衛の為に王の傍にいたはずだ。
Gセイバー「デルタ・・・王様の護衛は!?」
デルタ「敵が城内にいるって言うから我慢できなくなってさあ・・・それを見て王様が言って来いって許可をくれたんだよ、敵探しをな。マークWの掛け声ですぐに向かおうとした所でセカンドと会ったんだよ、驚くべき人物と一緒にね、ちょっと遅れたのはそれが原因」
Gセイバー「そうか・・・」
リーナス「あの〜・・・その驚くべき人物って?」
セカンド「ああ、本物のハヤミ博士だ。俺が救出したんだ」
リーナス「ハヤミ博士を!?」
セカンド「もう博士は大丈夫だよ、サードに預けたから」
デルタ「さて・・・あのモンスターを叩くか・・・」
ドッペルゲムは元に戻っていた。
ドッペルゲム「き・・・貴様ら・・・よくも・・・!」
ネクティス「ここは魔法使いに任せろ!ジャグラー!アレを使うぞ!」
ジャグラー「了解〜!」
ネクティスとジャグラーが呪文を詠唱した。そして・・・
ネクティス&ジャグラー「ギガソーラ!!」
合体魔法ギガソーラだ。それを食らったドッペルゲムは悲鳴を上げながら消滅していった。
ドッペルゲム「ぎゃああああああ!!」
ネクティス「よし!倒したぞ・・・」
リーナス「ふう・・・何か厄介な相手だったねえ・・・」
Gセイバー「まったくだ・・・変身能力も伊達じゃないようだ・・・」
ガイア騎士団は勝利した。変身能力と言うとんでもないアビリティを持った敵との戦いは経験になったかもしれない。

続く




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