休暇中にミガキ博士を誘拐したマリオンたちと偶然に遭遇したリーナスと付き添いのサード。だがどうにかマリオンたちを追い払い博士も奪還した。
フォルダストの森 リーナスたちとは別地点
その頃ネクティスたちはミガキ博士を誘拐したマリオンたちの後を追っていた。 ネクティス「ん?・・・」 マーク「どうした?」 ネクティス「いや・・・マリオンの魔力反応が消えたんだが・・・」 マーク「そんな!?まさか移動したんじゃ・・・」 ネクティス「それはわからんが先を行けばわかるな」 ジャグラー「ですね」 ネクティスたちは先を急ぐ。
フォルダストの森 リーナスたちのいる地点
その頃リーナスたちは・・・ ミガキ「すまないな・・・君達二人のおかげで助かった」 ミガキ博士は頭を下げる。 サード「いえ・・・サードたちも休暇中だったんですがまさかこんな所で・・・」 ミガキ「そうだったか・・・運が良かったかも知れんな」 リーナスはと言うと。 リーナス「・・・レスター・・・どうにかやれたわ・・・」 リーナスは敵に矢を命中させた事を少し喜んでいた。そして死んだ恋人に報告するように呟く。 サードとミガキ博士は話を進める。 ミガキ博士「しかし・・・」 サード「ん?」 ミガキ「彼女達の持っていたあの書類・・・」 サード「どうしたのですか?」 ミガキ「実はな・・・」 その時だった。 ネクティス「お!おーい!!」 リーナス「ん?」 サード「ん?あれは・・・」 サードたちが声のした方角へ向いた。ネクティスたちだ。 リーナス「ネクティスにマーク・・・?どうしてここに?」 ネクティス「それはこっちの台詞だよ、何故に博士と一緒にいるんだ?」 マーク「博士はマリオンに拉致されたはずだが?」 サード「あー・・・それは・・・」 ミガキ「色々とあってな・・・」 ミガキ博士とサードはこれまでの経緯を話した。 ネクティス「そうか・・・そんなことがあったのか・・・」 サード「ええ・・・」 リーナス「とんだ休暇になっちゃった」 ジャグラー「しかし博士を誘拐した理由がただの解読依頼とは」 ネクティス「アイツも使い魔のしつけがなっていないな、使い魔が誘拐をするとは・・・」 サード「博士・・・奴らは本当にキルケー文字の解読依頼を?」 ミガキ「ああ、本当だ、彼女が見せた資料に書かれていたのはキルケー文字だ」 サード「そう言えば・・・彼女は上層部の目論見が知りたいと言っていましたね・・・」 リーナス「それはどういう事かしら?」 ジャグラー「もしや彼女はジオンとグレムリー上層部に不信感でも抱いてるんじゃないのかな?」 ネクティス「なるほど・・・何を考えているかわからないからな・・・最近のグレムリーって」 サード「確かに最近はキルケー関係を狙ってますからね・・・」 マーク「連中がこの国に戦争を仕掛けたいのはわかるけどさ・・・」 ガイア側もグレムリーが戦争を起こしたい理由は理解している。だが侵略は間違っているとグレーブス王は唱える。 リーナス「ちょっと待って」 サード「どうしました?リーちゃん」 リーナス「ミガキ博士に聞きたいことがあります」 ミガキ「何かね?」 リーナス「例の文字の解読は・・・?」 ミガキ「え・・・ああ!あれかね?」 ネクティス「おいおいこんな時に・・・!」 サード「まぁいいではないですか、彼女、いつもの彼女に戻ったみたいですし」 マーク「ああ・・・そうだな・・・あんなに落ち込んでいたというのに・・・」 ネクティスたちもリーナスがいつものリーナスに戻った事に今気づいたのだ。今朝までかなり落ち込んでいたはずだった。やはり傷心休暇は効果あったのかもしれない。だが途中で敵と交戦状態になったが、多分それでショックが消えうせたのかもしれない。 リーナス「そうです博士、1週間前に私があなたに依頼したあれです、あれもキルケー文字です」 ミガキ「そうか・・・君がかね・・・あれを送ってきたのは・・・だがあの文字をどこで?」 リーナス「色々とわけありなんです、私の失われた過去が隠されている可能性があるので」 ミガキ「何を言ってるのかね・・・?」
続く
|