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No.362 騎士ガンダム戦記 フェイズ196「」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年04月15日 (火) 22時36分 [返信]

アデレードの森北側

アトランタ村に到着した一向はイリュージョンたち警備隊と合流、そしてジオン・グレムリー連合軍撃退の為、森へ出撃した。
先頭にいるのはイリュージョンの小隊だ。道案内役である。
イリュージョン「覚えている限りではこの道だった気がするな」
ナヴィ「気がするって・・・」
ジャグラー「大丈夫、上にはイーグルイージーがいるんだ、迷ったら連中の出番ってわけ」
イーグルイージーは鳥のモンスターだ。ファイタードラゴンほど強力ではないが飛行すると言う点ではいい戦力でもあるのだ。
イーグルイージー「俺達は便利屋かよ」
リーナス「何となくこの道は通った気がする・・・」
Gセイバー「俺も何となくこの道は以前来た気がするな」
リーナスもGセイバーも以前アデレードに来た事がある。かすかではあるが道を覚えているようだ。
リーナス「遺跡は・・・制圧されてるのかな?」
ネクティス「だとしたら厄介だぞ・・・」
イーグルイージー「!」
上空にいるイーグルイージーが何かに気づいたようだ。
イーグルイージー「遺跡らしき建造物が見えた!その近くに敵を確認した!」
デルタ&ネクティス「なにぃ!」
Gセイバー「奴ら!ついにこんな所にまで!」
リーナス「急がないと!」
イリュージョン「奴らめ!この道をまっすぐに行けば!」
そしてイリュージョンを先頭にガイア軍は突き進む。

アデレード遺跡近く

その頃ジオン・グレムリー連合軍はまさに遺跡に近づいていた。
エリアルド「何やら遺跡らしきものが見えるな」
レイ「どうやら王子の道順は正しかったようですね」
エリアルド「そうかもな・・・」
ブラウスワロー「王子!大変です!」
上空にいたブラウスワローが血相を抱えて降りてきた。
エリアルド「どうした?」
ブラウスワロー「ガイア軍を確認!遺跡へ接近中!」
レイ「ちぃ!やはり来たか!」
エリアルド「よし!総員戦闘配置だ!」
レイ「しかし・・・ここで戦闘を行えば遺跡に危害が・・・」
エリアルド「そうか・・・ならば遺跡の被害を避けるため後退しつつ、ちょうどいいところで戦闘を開始する!」
レイ「はっ!」
エリアルドの号令でジオン・グレムリー軍は後退し始める。

ガイア軍はジオン・グレムリーへ徐々に近づく。だが突如前方に見え始めた敵軍が突如後退し始めたことに気づく。
デルタ「何だ?」
イリュージョン「敵が後退している?」
戦士ネモU「俺達に恐れをなして逃げ出す気か」
兵士ジムU「多分違うと思うぞ・・・」
ジャグラー「どうやら連中も遺跡を傷つけたくないんだろ」
イリュージョン「なるほど、遺跡は無傷で手に入れたいのか、やはり遺跡目当てだな」
デルタ「そのようだな、ならば奴等の考えに乗ってやるか、このまま前進!」
ガイア軍は敵を追うかのごとく前進していく。

アデレードの森南側

後退を開始してちょうど10分経過。
エリアルド「よし、ここならば遺跡から離れているし」
レイ「各員戦闘準備!」
停止したジオン・グレムリー軍が戦闘態勢に入る。そしてガイア軍もジオン・グレムリーの停止を見ると戦闘態勢に入る。
イリュージョン「どうやらここでやり合いたいようだ!」
デルタ「戦闘準備!」
エリアルド「攻撃開始!」
エリアルドの号令でグレムリー軍が突撃してきた。
デルタ「来るぞ!応戦するぞ!」

続く

No.363 サブタイトル忘れてた! 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年04月15日 (火) 22時38分

すみません、サブタイトルを忘れてました。

サブタイトルは「後退と前進」です。

No.364 再び 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年04月17日 (木) 20時45分

再びすみません。話数を間違いました。

訂正します:騎士ガンダム戦記 フェイズ197「後退と前進」


No.361 騎士ガンダム戦記 フェイズ195「アトランタ村再び」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年04月10日 (木) 22時25分 [返信]

アトランタ村警備隊駐屯地

剣士イリュージョンは警備隊の駐屯地で待機していた。前の戦いで受けた傷は既に癒えている。
Jセイバー「隊長!」
兵士Jセイバーがかけてきた。
イリュージョン「お、本国からの援軍が来たな」
Jセイバー「ええ、来ましたよ、Gセイバーやリーナスって娘もね」
イリュージョン「ほお、またか・・・」

アトランタ村

デルタたちガイア軍はアトランタ村へ到着した。そして彼らの前にイリュージョンらが来た。
デルタ「おお、イリュージョン」
イリュージョン「お久しぶりでございます!」
デルタ「こちらこそ!」
二人は互いに敬礼した。
ちなみにアトランタ村に駐留する警備隊の現在の戦力は相変わらず2個小隊だ。
イリュージョンにJセイバー×10、リザードジェガン×4だ。
Jセイバー「まぁ少ないけど・・・」
イリュージョン「まぁどうにかしてみるさ、できる限りの支援はしてやるよ」
デルタ「すまんな、少ない戦力なのに・・・村の守備もしなきゃならんのに・・・」
イリュージョン「またあの森に連中がやってくるのならまた追い払ってやるさ!」
デルタ「また無理はするなよ」
リーナス「デルタ団長の言う通りね・・・」
そう小声で呟くとリーナスは村の入り口へふらっと向かう。Gセイバーはそれに気づく
Gセイバー「待て、どこいく気だ」
リーナス「あいつの墓へね」
Gセイバー「あいつ・・・ああ・・・バーンドライセンか」
バーンドライセン、以前アデレードの森でリーナスたちと交戦した盗賊の頭でイリュージョンの宿敵だ。だがグレムリー公国王子エリアルドの攻撃で戦死した。彼の墓標が村の入り口付近に設置されている。
Gセイバー「一応墓参り・・・だな」
リーナス「うん」
二人はバーンドライセンの墓に敬礼した。そして仲間達の下へ戻っていく。
リーナス(けどアイツのおかげで私に関する秘密が分かったわ)
バーンドライセンはキルケーの遺産であるマジカノンを保有していた。彼の死後マジカノンは接収され、分析に回された。その結果マジカノンに刻まれた文字はリーナスの体に刻まれた文字と同じであると見なされ、それをミガキ博士に解読を以来、結果文字にはキルケーの王家である「キルケニアス」と言う言葉があった。このことからリーナスは王家キルケニアスの人間ではないかと思われ始めた。
Gセイバー「リーナス、そろそろ行くぞ!」
リーナス「うん!」
リーナスは向かう、戦地へ。またこの森が戦場となる時がきた。
リーナス(遺跡・・・絶対守って見せる!皆の為にも!私のためにも!)

アデレードの森南側

エリアルドらグレムリー軍は森へ侵入した。
ヴィッシュ「王子」
エリアルド「何だ」
ヴィッシュ「遺跡までの道は覚えていますか?」
エリアルド「覚えているさ、全員付いて来い!」
ヴィッシュ「はっ!」
マリオン「確かにこの道は何となく覚えてる」
スカーレットC「私も」
サンドレオン「さて・・・遺跡をゲットしてやるとするか・・・」
グレムリー軍は刻一刻と遺跡に近づいていた。
バットキュベレイ「エリアルド王子様!」
エリアルド「どうした?」
バットキュベレイ「アトランタ村にガイア軍が!どうやら我々の行動を察知したみたいです!」
エリアルド「なるほど・・・だが遺跡を先に制圧すればいいが奴らが邪魔になる・・・」
ヴィッシュ「ここは・・・徹底抗戦ですね・・・」
エリアルド「ああ・・・遺跡をなるべく傷つけたくは無いからな・・・」
サンドレオン「ガイア軍・・・まさか・・・」
戦いの時が刻一刻と迫っていた。

続く


No.360 騎士ガンダム戦記 フェイズ194「エリアルド再び!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年04月09日 (水) 22時38分 [返信]

アデレードの森南側

再びアデレードの森へ出撃したエリアルド率いるジオン族・グレムリー軍。
彼らの戦力はエリアルド、サンドレオン、マリオン、ヴィッシュ、魔術師レイ、スカーレットキュベレイ、兵士ブグ×9、兵士リゲルグ×4、ゴブリンザク×3、ボリノークベアー、ドムコング×2、ブラウスワロー×5、僧侶ハーフキャノン×6、戦士ザク×8、スライムアッザム×7、スパイダーディアス×4、バットキュベレイ×3、剣士バーザム×5の63名からなる1個大隊である。
サンドレオン「いきなり出撃とは・・・」
スカーレットキュベレイ「文句言わない」
サンドレオン「はいはい」
マリオン「またこの森に・・・」
マリオンは以前この森にやってきたことがあるのだ。そこで盗賊と戦ったり、ガイア軍と戦ったりした。
マリオン(狙いはまた遺跡・・・司令官も王様も何を考えているんだろう?・・・本当に)
マリオンはまた司令官の指揮に疑問を抱いた。
スカーレットC「マリオンちゃん、何考え込んでいるの?」
マリオン「あ、スカーレット・・・なんでもないわ」
スカーレットC「ふうん・・・」
兵士ブグ「お偉いさんは何考えてるんだか」
兵士リゲルグ「もしかしたらお偉いさんは考古学に目覚めてるんじゃね?」
兵士ブグ「んな馬鹿な」
兵士達がふざけて語り合っている。それに対してバットキュベレイが注意する。
バットキュベレイ「んな事がお偉いさんにばれて見なさいよ、怒られるかもよ」
兵士ブグ「はいはい」
バットキュベレイ「まぁ私にはどうでもいいけど、給料さえ貰えればいいのよ」
マリオンは彼らの会話を聞く。
マリオン(その冗談は本当かもしれないけど、凄く厄介な目的があるのかもしれない・・・)
マリオンは心の中で呟くのだった。
エリアルド(さて・・・またここに来てしまったが・・・司令官は一体何を企んでいるんだか・・・)
エリアルドも古代キルケーを狙う司令官の方針を少しながら考える。もしや遺跡には強大な力が眠っていて正体不明の司令官はそれを手に入れようとしているのではないかとエリアルドは思っていた。
もしそれが本当ならばその力でグレムリーはリグ地方を征服できるかもしれない。
エリアルド「それがいい事かはわからんが・・・」
問題は司令官だ。それを本当にキルケーのために使うのだろうかわからない。
エリアルド「なんにせよグレムリー公国の為なら利用してやるさ」

アデレードの森北側郊外


その頃ガイア軍は・・・
デルタ「もうすぐでアトランタ村だな」
リーナス「一息付けるけど・・・急ぎたいというか・・・」
Gセイバー「焦っていないか?リーナス」
リーナス「まぁね、敵に遺跡を制圧されたくないし・・・」
Gセイバー「だが焦りは禁物だ」
リーナス「・・・わかった」
Gセイバー「自分の事がわかるかもしれないからって焦るなよ、お前も一応敵に狙われてるんだしな」
リーナス「うん・・・」
リーナスはキルケー関係ゆえかグレムリーとジオンに狙われている。それも最近は王族関係者と言う事が発覚した為、狙われる理由も何となく分かり始めた。
リーナス「急がなくちゃ・・・」
ジャグラー「見えてきたぞ、アトランタ村が!」
ガイア軍の前方にアトランタ村が見えてくる。リーナスたちは戦いが近い事を予感した。

続く


No.359 騎士ガンダム戦記 フェイズ193「再びアデレードへ」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年04月03日 (木) 22時33分 [返信]

ガイア城に届いた情報、それは再びグレムリー軍がアデレードの森に侵攻するというものであった。
アデレードの森の遺跡の調査を明日に控えていると言うのに・・・ガイア軍はアデレードの森から敵を撃退するべく出撃する。

ガイア城

ガイア城では部隊が出撃しようとしていた。
デルタ「全員!出撃準備はいいか?」
Gセイバー「いつでもいいぞ!」
一同「おおー!!」
デルタ「よし!アデレードへいざ出撃!!」
ガイア軍は出撃していく。今回の部隊規模は1個大隊クラスである。
メンバーはデルタ、Gセイバー、リーナス、マークW、セカンドセイバー、ジムストライカー、ネクティス、ジャグラー、、兵士Jセイバー×3、兵士フリーダム×7、戦士ネモU×6、魔術師ソルガンタンク×6、ドーベルメタス×4、僧侶ナヴィ、兵士ジムU×7、イーグルイージー×9、タンクジャガー×7の58名だ。
ネクティス「ったく・・・この戦いが続いたら発掘開始は延長だな」
ネクティスが呟く。
リーナス「確かに、早く倒さないとね!」
ネクティス「だな」
マークW「張り切ってるなあアイツ」
Gセイバー「まぁ自分の過去がわかるかもしれないからな、アイツにとっては重要なんだよ」
マークW「確かに・・・」
ナヴィ「キルケーねえ・・・考古学ってロマンあるわよねー、人々はどんな暮らしをしていたのやら」
僧侶ナヴィも会話に割り込む。最近リーナスと知り合いになった僧侶だ。
リーナス「あ、ナヴィ」
ナヴィ「もしかして貴女はその子孫だったりね」
リーナス「かも知れないの、それを確かめる為に私は闘いに参加してるの」
ナヴィ「失われた過去を求めて戦う・・・可愛くないけどかっこいいかもね」
リーナス「かっこいい・・・ね」
Gセイバー「デルタ団長」
デルタ「なんだ?」
Gセイバー「アトランタ村駐留部隊と合流して向かいますか?」
デルタ「そうだ」
Gセイバー「イリュージョンの奴・・・元気にしてるかな?」
デルタ「元気らしいぞ、あいつ・・・森のパトロールを欠かせていないらしいが」
Gセイバー「交通の要所である森の平和と安全を守るってか」
デルタ「盗賊がいなくなったからな、だから遺跡調査も決定したんだけど・・・」
Gセイバー「アイツ怒っているだろうな・・・」
デルタ「確かに、またグレムリーの奴らが来たとなれば・・・」

続く


No.358 騎士ガンダム戦記 フェイズ192「森に迫る軍勢」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年03月31日 (月) 22時17分 [返信]

ガイア軍演習場

遺跡調査を明日に控えた日・・・リーナスは剣の練習と平行してボーガンの練習もしていた。
だん!と矢が的に当たる。命中したのは中央ではない。だが的に当たってはいる。
リーナス「うーん・・・まだまだかな」
リーナスは的を見ながら呟く。
リーナス「もう1発・・・」
そのリーナスの姿をマークWとGセイバーが見守る。
マークW「アイツは独学でボーガンの使い方を?」
Gセイバー「いや、レスターの自宅に残っていたボーガンの説明書を見ながら学んだらしい」
マークW「説明書って」
だん!二人が話している間にボーガンの矢が的に命中した。しかし中央には当たっていない。
リーナス「うーん・・・当たっているには当たっているけど・・・やっぱ中央に当てないとなあ・・・」
Gセイバー「でも前よりは命中精度上がってる様な気がするな」
リーナス「・・・確かに・・・たまにしか外さなくなったかも・・・」
その時だった。フリーダムがやってきたのは。
フリーダム「失礼します!騎士団長殿がお呼びです!」
Gセイバー「ん?デルタが?・・・何のようだろ?」

ガイア城作戦室

Gセイバー、リーナス、マークWはデルタの待つ作戦室へ到着した。
Gセイバー「お呼びですか?」
Gセイバーは珍しくデルタに敬語を使ってみた。
デルタ「ああ、実は明日遺跡調査が行われるアデレードの森なんだが・・・」
リーナス「アデレードの森に何か?」
デルタ「森の近辺にグレムリー軍が現れたらしい」
Gセイバー&マークW「なにぃ!?」
リーナス「何ですって!?」
またしてもグレムリーはアデレードに現れたのか。リーナスたちは敵の目的がわかっていた。狙いは古代キルケーの遺跡だ。
デルタ「イリュージョンからの連絡だ、どうやら奴らは遺跡を制圧するつもりらしい」
リーナス「うう〜・・・あいつら・・・!」
Gセイバー「どうする?」
デルタ「決まっているだろう・・・連中をたたき出す!」
Gセイバー「それまでは調査は延期か?」
デルタ「・・・そういうことになる」
リーナス「なら・・・早めに叩いちゃおう!」
Gセイバー「焦りは禁物だぞ、リーナス」
リーナス「わかってるよ・・・これには私の秘密がかかっているんだから」
デルタ「すぐに出撃準備だ!」
一同「了解!!」

アデレードの森近辺

エリアルド「見えたぞ、もうすぐでアデレードの森だ」
エリアルド率いるグレムリー軍の軍勢が今まさにアデレードの森に近づこうとしていた。その中にはサンドレオンも加わっている
サンドレオン「さてさて・・・あの遺跡とやらには何があるのやら・・・」
再びアデレードの森に戦火が・・・

続く


No.357 騎士ガンダム戦記 フェイズ191「新たな場所」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年03月25日 (火) 21時25分 [返信]

サンドレオンは模擬戦でかなりの実力を見せた。そして正式にグレムリー軍の一員となった。

グレムリー公国ペズン砦司令室

司令官「氷獣戦士ガンダムサンドレオンよ、ただいまより貴公をグレムリー軍の一員に迎える」
サンドレオン「はっ!ありがたきお言葉!必ずや御期待にお答えできる戦果をあげましょう!!」
司令官「よろしい」
そこにエリアルドが現れる。
エリアルド「司令官、5日後にガイアがアデレードの森の遺跡の調査を行うと言う情報を入手したのだが・・・」
司令官「ほお・・・」
エリアルド「ガイアに潜入している斥候アイザックからの連絡だ」
司令官「ほお・・・連中に先を越されては困るな・・・ならば我々が先に遺跡を制圧するとしよう」
エリアルド「・・・司令官よ・・・一つ聞いていいか?」
司令官「何か?」
エリアルド「聞けば以前貴殿はキルケーの遺跡があるハービック村攻撃を指示したそうだな、そしてこの間はアデレードの森だ、同じようにあそこにも遺跡があった」
司令官「それが?」
エリアルド「貴公は何やら古代キルケーの遺跡を狙っているそうだな、何が狙いだ?」
司令官「それはいつかはわかります・・・」
エリアルド「・・・?」
エリアルドは少し悩んだ。エリアルドは古代キルケーがどんなものかを知っている。だが彼は考古学に興味は無かった。
エリアルド「キルケーって凄い力があったらしいがアイツはそれを・・・まさかな・・・」
エリアルド王子はあまり考えない事にした。

サンドレオン「キルケーねえ・・・その遺跡制圧作戦に俺も参加せよと?」
司令官「そうだ、アデレードの森は西部侵略の拠点となりうる、だからだ」
サンドレオン「確かにそうかもしれませんが他に何が狙いでっすか?」
司令官「?」
サンドレオン「さっき王子との会話を聞いたのですが・・・」
司令官「キルケーの遺跡か、あれにはあるものが眠っていると言う」
サンドレオン「ある物とは?」
司令官「いずれはわかる、それよりも出撃準備だ!明日には出陣だぞ」
サンドレオン「はっ!」
サンドレオンはその場から去る。そして司令室には黒フードの司令官だけが残る。
司令官「ふふふ・・・キルケニアスの遺産は貰ったぞ・・・そして世界は私のものに・・・」

続く


No.356 騎士ガンダム戦記 フェイズ190「王子様とお手合わせ」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年03月13日 (木) 21時56分 [返信]

次の日 グレムリー軍事演習場

マリオンたちによりグレムリーに誘われたサンドレオンは司令官の前で自らの戦闘力を見せ付けた。見学者の中にはマリオンと魔術師レイ、ヴィッシュもいる。
司令官「ほお・・・バウンドウルフ達を叩きのめすとは・・・」
ヴィッシュ「コイツはかなりのやり手かもな」
サンドレオンの相手はバウンドウルフとリゲルグ部隊だ。
バウンドウルフ「こいつ・・・!やるな!」
マリオン(やっぱ強い・・・)
サンドレオン「これで終わりか?」
エリアルド「ほお・・・アイツか」
エリアルドが現れた。
司令官「ほおこれはこれは王子ではないですか」
レイ「何故にここに?」
エリアルド「いや、何やら面白い奴がやってきたと聞いてな」
レイ「はぁ・・・」
エリアルドがサンドレオンのほうへ向かっていく。
レイ「ちょっ!何を!?」
エリアルド「ちょっくらアイツとお手合わせしてみるんだよ」
ヴィッシュ「ですが王子!」
サンドレオン「王子だって・・・なんかちょっと気迫が・・・只者じゃないかもな」
グレムリー公国王子エリアルド、彼はかなりの剣の腕と才能を持っている。アデレードの森の戦いでGセイバーたちも苦戦したほどである。
エリアルド「ただの王子様じゃないんだぞ、俺は」
サンドレオン「そのようで・・・」
ヴィッシュ「ちょ・・・!王子・・・」
司令官「いいのではないか?バウンドウルフ達だけでは物足りんからな」
ヴィッシュ「ですが・・・」
司令官「戦闘開始!」
そして二人の模擬戦闘が開始された。

ガイア城作戦室

その頃、リーナスたちは・・・
リーナス「え?調査ですって?」
ネクティス「ああ、ついにアデレードの遺跡の調査が正式に行われるらしい」
リーナス「へえ・・ついに・・・」
作戦室にはデルタとネクティス、リーナス、セイバー3兄弟がいた。
デルタ「だそうだ、調査隊にはミガキ博士も参加している」
ネクティス「ついでに俺も」
Gセイバー「ほお」
セカンド「それで、俺達が呼ばれた理由は・・・」
デルタ「セイバー3兄弟とリーナスは調査隊の護衛だ、ネクティスもな」
サード「やはりそうなりますか」
リーナス「私も当然入っているのね」
デルタ「そうだ、お前がキルケー文明と関係があるからな」
Gセイバー「お前さんの記憶の手がかりが見つかるってか」
リーナス「うむ・・・」
最近発覚したがどうやらリーナスの体に浮かぶ文字の解読結果から彼女はキルケーの王家であるキルケニアス一族と関係あるらしい。
リーナス「私の失った記憶の手がかり・・・それで!いつのなるのですか!?」
デルタ「待て待て、5日後だ」
リーナス「そうですか」
リーナスは心の中で何も事件が起きなければいいと願った。
デルタ「リーナス・・・自分の過去の事になると・・・焦るなって」

グレムリー軍事演習場

サンドレオンとエリアルドの戦いはまだ続いていた。両者一歩も譲らず、戦闘力も互角であった。
マリオン「戦闘開始から39分・・・」
司令官「ほお・・・なかなかやるな、サンドレオンとやら・・・さすがガンダム族だな」
サンドレオン「お前・・・やるねえ・・・王子様とは思えないな」
エリアルド「お前こそ・・・流石はガンダムだな」
二人とも息切れしている。さすがに長時間戦っていればそうなるだろう。
司令官「奴は気に入った!王子と互角に戦えるとは!両者それまで!」
レイ「どうしたマリオン」
マリオン「いえ・・・予想以上のパワーなもので・・・彼」
レイ「うむ・・・そのようだな」

続く


No.355 騎士ガンダム戦記 フェイズ189「サンドレオンとグレムリー」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年03月06日 (木) 22時31分 [返信]

敗走中、ガンダムサンドレオンと遭遇したマリオンと使い魔たち。だが一瞬でモンスターを蹴散らした彼を見てシャドークゥエルはある提案を思いつく。

シャドー「あいつを我が軍に誘うんですよ」
マリオン「我が軍に?」
シャドー「そうですよ、あれほど強力な奴を連れて帰っていけば命令違反もチャラになりそうですよ」
マリオン「命令違反がバレなければの話だけど」
ハーピージャジャ「シャドー、まさかあいつを利用してリーナスを捕まえつつ、Gセイバーやデルタガンダムたちを叩きのめすって事?」
シャドー「そうだよ」
サンドレオン「ちょっと待った!」
マリオン「ん?」
サンドレオン「今、デルタガンダムとGセイバーって言わなかったか?」
マリオン「え、ええ・・・」
サンドレオン「あんたら、あいつらと敵対関係か?」
マリオン「あ・・・ええ・・・」
ビギナサンダー「俺達はあいつらの属するガイア国の敵対国家であるグレムリー公国の者だ」
サンドレオン「ほお・・・敵の敵は味方・・・だな」
マリオン「まさか・・・リーナスたちを知っているの?」
サンドレオン「ああ、俺はこの間、あいつらと交戦状態に陥った、その際俺は主をやられた」
マリオン「そうなんだ・・・」
サンドレオン「ちょうど俺も奴らに仕返ししたいと思っていた」
マリオン「・・・わかったわ・・・付いて来て」
サンドレオン「よし・・・わかった」
シャドー(なんか・・・うまくいった?)

グレムリー公国ペズン砦

マリオン達はサンドレオンを連れてペズン砦に帰還した。
兵士ブグ「マリオン殿?一体どこへ?」
マリオン「いや・・・ちょっと偵察へ・・・」
兵士ブグ「はあ・・・それでこの者は?」
マリオン「ちょっと・・・私達がスカウトしてきた・・・戦士です」
そしてマリオンは司令官に呼び出された。
司令官「マリオンよ!貴様は一体何をやっていたのだ!?」
マリオン「そ・・・それは・・・」
司令官「何やらガイアへ赴いたようだな!」
マリオン「そ・・・それは・・・」
シャドー「偵察活動です」
マリオン「・・・シャドー・・・」
シャドー「そう!偵察活動です!リーナスがどうしているか偵察していた所です!」
司令官「ほう・・・」
マリオン「はい!偵察活動です!ですが・・・」
ハーピージャジャ「奴に見つかり交戦状態・・・この様です・・・」
ハーピージャジャは自分の傷を出した。
シャドー「我々がご主人の命令を聞かなかったばかりに・・・」
ビギナサンダー「少しばかり・・・奴に抵抗・・・しました・・・」
マリオン「これは私の責任でございます!私が彼女が気になったばかりに・・・!」
マリオンたちは自分達が行ったことを誤魔化した。
司令官「ふむ・・・そういうことにしてやろう・・・だが!」
マリオンたち「はっ!」
司令官「今後変な行動をしたら処断してやるからな!自重するんだな!」
マリオン「はっ!」
司令官「それと・・・そこにいるガンダムは何者だ?」
マリオン「あ、はい!彼は我々が帰りのときに拾ってきた者でして・・・」
サンドレオン「氷獣戦士ガンダムサンドレオンでございまっす!司令官殿!お見知りおきを!」
司令官「ほお・・・その氷獣戦士とやらが何ゆえに我々グレムリー軍に?」
サンドレオン「実はかれこれ・・・」
サンドレオンは自分の事を語り始めた。自分が吸血鬼に使えた戦士であったこと、そしてリーナスたちガイア軍と交戦状態になり主の吸血鬼を倒された事、いろいろと話した。
サンドレオン「と言う事でっす」
司令官「ほお・・・胡散臭そうな話だがあの小娘のお守りのガイアの騎士と戦ったと言うのか」
サンドレオン「ええ・・・」
司令官「実は我々はあのリーナスと言う小娘を欲しているのだ?」
サンドレオン「はあ?何ゆえに?」
司令官「詳しくは話せん」
サンドレオン(そう言えば・・・あいつ強力な魔法を使っていたような・・・)
サンドレオンはあの戦いでリーナスの魔法を見たことがある。
サンドレオン(何を考えているかはわからんがこいつらを利用すればあいつ等に仕返しできるかも知れんな・・・)
マリオン「彼はかなりの使い手みたいです、役に立てるかもしれません」
司令官「ほお・・・それではサンドレオンとやら、お主の力見せてもらおうか」
サンドレオン「はっ!私はかつては部隊を率いたほどの腕を持っていましたので!」

続く


No.354 騎士ガンダム戦記 フェイズ188「私は王家の人間?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年03月04日 (火) 22時24分 [返信]

ガイア城内

リーナス「ふう・・・」
城へ帰還したリーナスはため息を吐いた。
リーナス「今日は色々とあった・・・」
今日は傷心の為、休暇のはずが偶然にも敵と遭遇し、そして敵に誘拐された博士を救出した。そして自分に刻まれた文字の意味を知った。その文句の中に出てくるキルケニアス。それはキルケー国の王家の名であった。
リーナス「キルケニアス・・・か・・・」
リーナスは数時間前までは悲恋の事で頭がいっぱいであった。だが今日はそんな暇が無くなるほど何となく忙しかった気がした自分の謎が一つ解かされたがまた謎が現れたようだ。
リーナス「私はやっぱキルケーの人間なの?・・・それも王家だなんて・・・」
リーナスは記憶を失う前の自分の事がわからなくなる。もしかしたら自分は王家の血を引いているのかもしれない。
リーナス「んー・・・」
Gセイバー「リーナス」
リーナス「ん!?」
Gセイバーが話しかけてきた。考え事をしていたリーナスは少しびっくりした。
リーナス「・・・なんだ・・・Gセイバーか・・・」
Gセイバー「休暇中だったのに大変だったな・・・」
Gセイバーは今日の騒動をサードとマークの報告から聞いた。もちろん例の文字の事も聞いた。
リーナス「まあね」
Gセイバー「・・・休暇が台無しになったな・・・でも・・・」
リーナス「大丈夫だよ・・・私はもう平気だよ・・・死んだレスターの事を引きずったままじゃね・・・」
Gセイバー「そうかい・・・何でもお前はアイツのボーガンで応戦したそうじゃないか」
リーナス「ええ、1発だけ当てた」
Gセイバー「まあ1発だけでも十分じゃないか」
リーナス「そうね・・・剣の鍛錬と並行してボーガンの訓練もやらないとね・・・」
Gセイバー「そうか・・・頑張れよ」
Gセイバーはリーナスがいつものリーナスに戻っている事を安心した。
リーナス「でもまた問題がね・・・」
Gセイバー「ああ、お前の事か」
リーナス「そう、私はキルケーに関係してる可能性は高いみたい。でもまさか王家だなんて・・・」
Gセイバー「王家か・・・キルケー王国の王家か・・・もしかしたらお前はその王家とやらの末裔なんじゃないのか?」
リーナス「まさか・・・でもありえるかも・・・ネクティスはあれほどの魔力と言う事は私は王家の人間と言う可能性が高いと言っていたわ、何でもキルケニアス王家ってキルケー王国一の魔力を誇っていたとか」
Gセイバー「ほお・・・」
リーナス「もしそうだったら・・・なんか凄いもの背負っているような・・・」
Gセイバー「・・・リーナス・・・」
リーナスは再びため息を吐いた。

グレムリー国内

サンドレオン「ん・・・モンスターに・・・女の子?」
主を失って放浪中の氷獣戦士ガンダムサンドレオンと敗走していたダークウィッチマリオンと使い魔たちが遭遇した。
マリオン「・・・ガンダム」
サンドレオン「・・・まあガンダムだがな」
ハーピージャジャ「ご主人、行きましょう」
マリオン「そうね・・・」
その時だ。茂から何かが飛び出した。
マリオン「!あれは!?」
現れたのはモンスターギャプランティスだ。
シャドー「ちぃ!こんな時に!」
ギャプランティス「金目のものを寄越しな!」
ギャプランティスはそのままサンドレオンに襲い掛かった。ギャプランティスは彼の次にマリオンたちを襲う気でいる。
サンドレオン「ふん!!」
サンドレオンは腕に装着したショーテルでギャプランティスを攻撃した。
ギャプランティス「ぎゃああっ!」
ギャプランティスは無残にも真っ二つに切断された。
サンドレオン「チンピラモンスターの癖に・・・」
ビギナサンダー「アイツ・・・強いな」
マリオン「うん・・・」
シャドー「ご主人・・・ちょっと・・・」
マリオン「シャドー?」
シャドー「あいつを利用しません?」
マリオン「え?」

続く


No.353 騎士ガンダム戦記 フェイズ187「あの文字の意味とは?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年02月26日 (水) 22時13分 [返信]

ミガキ博士の奪還に成功したリーナスとサードはネクティスたちと合流した。
そしてリーナスはミガキ博士にすっかり忘れていた例の以来について・・・

ミガキ博士「君は何を言っているのかね?」
リーナスと博士の会話を見ていたネクティスやサードたちが駆け寄る。
ネクティス「いやね・・・実は彼女・・・記憶が無くて・・・」
ミガキ「記憶を?」
リーナス「ええ・・・実は何にも覚えてなくて、気づいたら洞窟に・・・」
サード「そこをサードの兄様が拾ってきたのです」
ミガキ「うむ?・・・それでその君と例のキルケー文字がどう関係しているのかね?」
リーナス「ならば・・・今見せます」
リーナスはいつものポーズをとった。両手をクロスして魔法を発動させるのだ。
そして手のひらと腹部に文字が現れる。そうリーナスは魔法を発動すると手のひらと腹部に文字が現れるのだ。その文字は服を着ていても光っている為に現れる。
ミガキ「!?これはキルケー文字か!」
リーナス「ご名答!」
リーナスはそこらへんにある岩に向ける。
リーナス「ムービガン!」
リーナスの放った光弾が岩を砕いた。
リーナス「・・・と言うわけです!」
ネクティス「彼女には何故か強力な魔力があります、そしてその時何故か文字が浮かぶんですよ」
リーナス「キルケー文字に詳しいと聞いたので博士に私の文字の解読を依頼したのです」
ミガキ「待て、それに関するものは研究所にある、研究所は無事か?」
マーク「ええ」
ミガキ「よし!研究所へ行こう」
と言うわけで一向は研究所へ向かった。

その頃・・・

マリオン「はぁ・・・ばれなければいいけど・・・」
緊急で撤退したマリオンたちは帰路へ付いていた。
シャドークゥエル「すいませんね・・・俺がアホな事を・・・」
マリオン「ええ・・・でも私のミスよ・・・」
ハーピージャジャ「・・・ご主人・・・」
ビギナサンダー「ん?・・・前方に誰かいるぞ・・・」
マリオン「・・・!・・・あれは・・・ガンダム?」
マリオンたちの前方にガンダムがいた。それはイーズ山においてリーナスたちを苦しめたガンダムサンドレオンであった・・・

スリガナル海岸近く古代語研究所

リーナス「ここが研究所ね・・・」
ミガキ「中に入りたまえ」
一向は研究所にたどり着いた。
マーク「俺達は研究所の周囲を見張ってるよ」
と言うことでマークとフリーダムたちは外に残って見張りをし、ネクティスとリーナス、サードは博士と共に研究室へ向かった。
リーナス「おお・・・」
研究室の中は色々なものがあった。なんかの文字が刻まれた石版のようなもの、山積みされた書類、古代語に関係しそうな本など。
ミガキ博士「待っておいたまえ、あの文字を解読した書類があるんだ・・・」
そういってミガキ博士は散らかっている机から書類を捜す。
ミガキ「これだ!」
そして1枚の書類を発見する。
リーナス「博士・・・それで・・・」
ネクティス「あの文字の意味は?」
ミガキ「では言おう・・・」
一同「ごくり・・・」
リーナスたちは息を飲んだ。
ミガキ「あの文字の意味は・・・「魔の力よ、盟約の元、我キルケニアスに与せ、そして我に魔を」・・・と言う」
リーナス「・・・キルケニアス・・・って何?」
ネクティス「き・・・キルケニアス・・・だって?」
サード「ネクティス殿?」
リーナス「何か知っているの?」
ネクティス「確かそれって・・・古代キルケーの王家の名前だったような・・・」
サード「なぬう!?」
リーナス「王家ねぇ・・・え?・・・王家・・・?」
ネクティス「ああ、王家だよ、キルケーの支配者みたいなもの」
リーナス「ええええええ!?」
そのリーナスの叫びは外にまで聞こえ、マークたちも何事かと研究所内に駆け込んだほどであったと言う。

続く




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