合掌、ありがとうございます。
雅宣総裁の新年祝賀式挨拶が「唐松模様」に掲載されました。章句を追う形で私の感想を簡潔に述べさせていただきます。
① ＜＜ 今年の祝賀式は、初めての試みとしてインターネットによる複数会場への中継を行い、・・・ 布教活動から出る二酸化炭素の排出量を少しでも減らそうという意図もあります。今回は実験的な試みですが、この方式が「よい」ということになれば、生長の家本部がまもなく八ヶ岳南麓へ移転したあとの各種行事のやり方にも、取り入れていくことになるでしょう。 ＞＞
→（感想）・・・二酸化炭素の排出量を少しでも減らそうという各種行事の最大のものは、総裁講習会ですから、終局目標は総裁講習会の全廃であります。完全にＣＯ２ゼロとなり、この事を雅宣総裁は真面目に考えていると思います。
② ＜＜ 今年は「竜」の諺を紹介しましょう。それは、「竜頭蛇尾」です。この諺の意味は、何でしょうか？ これは、「初めは勢いが盛んだが、終わりになると衰えて振るわない」ということです。竜の頭は立派ですが、ヘビの尻尾は貧弱だからです。この諺の中には、「竜は立派だが、蛇はつまらない」という考え方が含まれています。さらにこれが発展して、「竜は本物だが、蛇はニセモノである」とか「竜は善だが、蛇は悪である」いう考え方につながっていきます。＞＞
→（感想）・・・この文章の「竜」を開祖・谷口雅春先生の『御教え』、「蛇」を雅宣総裁の『今の教え』と読みかえることが出来ます。雅宣総裁の自己反省文となります。その通りに＜「初めは勢いが盛んだが、終わりになると衰えて振るわない」＞・・・現在の雅宣教団の状況はその通りです。
③ ＜＜ 出典の１つは禅宗の書である『碧巌録』です。これをひもといてみると、「竜蛇(りゅうじゃ)を定める」とか「竜蛇混雑」などの言葉が出てきます。これは「正邪を分ける」とか「玉石混交」というのと同じ意味に使われています。こういう宗教的、文化的な伝統を考えてみると、今年が辰年であるということは、今年こそホンモノが現れるべき年であり、正邪がハッキリ分けられるべき年だということになるでしょう。＞＞
→（感想）・・・これも、正にその通り！ １月３１日の東京高裁の控訴審判決によって、正邪がハッキリと分けられ、ホンモノが明らかにされるのです。
④ ＜＜ 谷口雅春先生の『碧巌録解釈』から、第35則「文殊前(ぜん)三三」という公案 “竜蛇を定め”は、相手が、天神の使いであるところの竜であるか、それともただの蛇であるか、それともまた人間をまどわして“知識の樹”の果を食らわせて人類をエデンの楽園から追放せしめるに至った“サタンなる蛇”であるかを見分けなければならぬというのである。＞＞
→（感想）・・・１月３１日の東京高裁の控訴審判決によって現教団は聖典・聖経を失い、＜非・生長の家 雅宣教団＞の実体が名実共に明らかとなる。このことを予測して、『今の教え』が“サタンなる蛇”であると、雅宣総裁の無意識の意識が自己裁定を下して斯く書かしめているのであります。
⑤ ＜＜ 人間はそのようなことではいかぬ。一分の猶予もすることなく、炬火の炎の如き明らかなる眼をもって善悪の判断をキッパリ決せねばならぬというのが“猶予を決す”である。人間はそんなのろまなことではいかぬ。明眼をもって、直ちに黒白を明らかにし、玉石を甄別(けんべつ)し、竜蛇いずれかを見別けなければならぬ。それだから、人を導く宗教人や、一国の政治外交を司る総理や閣僚の椅子に坐るような人間は“頂門上に眼ある”如きものでなければならぬ ＞＞
→（感想）・・・この章句は、開祖・谷口雅春先生が、現教団の理事長・参議長以下の理事・参議の全員に向かって叱咤されているコトバだと解釈されるものなのです。
⑥ ＜＜ 神想観をしてさらに信仰を深め、迷わずに“実相顕現”の正しい道に向かって勇気をもって進んでいく－－それが“竜蛇を定める”ということです。本年はそういう年にしたいと念願するしだいであります。＞＞
→（感想）・・・雅宣総裁には申し訳ないのですが、＜神想観をして信仰を深め＞れば深めるほどに、『今の教え』が反日的思想であり、＜“実相顕現”の正しい道＞とは、開祖・谷口雅春先生の『御教え』の完全復活である事がひしひしと判ってくるのであります。“本流復活”・・・＜本年はそういう年にしたいと念願するしだいであります。＞
平成２４年１月２日 記
