[32] 第31話 |
- 管理人ドック - 2005年06月25日 (土) 13時34分
そのころビフはパソコンにウイルスを入れたとこだった。
ビフ「ハハハ…もうこれで邪魔者が居なくなった。それじゃあこの時代からずらかろうかな。」
ビフはふとロイの方を見た。
ビフ「ところでお前嘘を言わなかっただろうな?。」
ロイ「え…、な・なんの事です?。」
ビフ「ドクからはトランシーバーがあったのになんでマーティからはトランシーバーがないんだ?、あぁ?。」
ロイ「そ・それは…。」
ビフ「さてはドクめ何かロボットに何かしたな?、つぶしてたる!。」
そう言ってビフはロイの首の銅線をちぎった。ロイはショートを起こし倒れてしまった。
ビフ「この裏切り者め!!。」
すると3体のロボットのうち1体は空を見ていたのでふらふらと飛びながらこっちに向かって来るデロリアンを見つけた。
ロボット5「タネン様、デロリアンがこっちに向かって来ます。」
ビフ「そんなバカな!?、どれどれ…。」
そう言ってビフが椅子から立とうとした時には遅かった。デロリアンは猛スピードで倉庫に突っ込み地上走行になって補助ブレーキがかかったまでは良かったが車がスピンしながらもなおビフの居る1番奥の方まで突っ込んで行った。ビフは間一髪避けたが3体のロボットは間に合わず車のまきぞいになった。その内1体のロボットの顔が外れ運悪くそれがビフに当たり気を失った。車は壁にぶつかりようやく止まった。
ドクとマーティはよろよろになりながらデロリアンから出てきた。
マーティ「う…気持ち悪い、でも助かったんだね。何が起きたのだろう?。」
ドク「う〜気を失いそうだ・・・、ん?、おい見てみろ!、ビフが気絶をしているぞ。」
ドクが指した先には近くにロボットの頭が落ちていた。
ドク「ロボットと喧嘩でもしたのかな?、頭が落ちてる。」
マーティ「そうだ今気づけばここにロイが居ない。」
ドク「誰だ?、そのロイって。」
マーティ「警備ロボットなんだけどチップがお手伝いロボット用のチップが入っていて、いつも虐められているんだよ。」
ドク「それは可哀そうだな、ここに倒れているロボットではないのか?。」
マーティ「いや、違う。体中に傷がいっぱい入っているロボット・・・あ!、あれだ。」
倉庫の片隅にゴミのように倒れている変わり果てたロイの姿があった。
マーティ「銅線がちぎってある、きっとビフがやったんだ。くそっ!、せっかく友達になったのに・・・ドク、直せないの?。」
ドク「これはひどいな・・・特殊な銅線で一度切るとつなげても電気が通らない奴だ、おそらく改造ができないようにしてあるんだろう。」
マーティ「そ・そんな・・・。」
ドク「あきらめるしかない・・・。」
ドクは倒れている机の近くに落ちていたビフから盗まれていた者を拾った。
そしてジュラルミンケースを見つけ出して中を開き、中から薬入ったビンを取り出して
ドク「マーティ、これはまたとないチャンスだ、まるで漫画のように事が進んだ、この薬は記憶喪失薬だ。これをビフに飲まして1955年に返そう。」
マーティは疑わしい顔をしながら
マーティ「それ本当に効くの?」
ドク「当たり前だ、これは大変よく効くから商品化されるかもしれ ないんだぞ。」
ドクはそう言うとビフの所に行き、無理やり口を開きそして 薬を8粒を口に放り込み飲み込ませた。
マーティ「ねぇ、ちょっと多くない?」
ドク「実験では1粒2日忘れるからビフは今から16日前に来たから多いが数的には間違ってないはずだ。問題はこんなに大量に飲んでもいいのかだな、頭はそうとう痛くなると思うが・・・。」
するとビフはうめき声を上げながら目を覚ました。覗き込んでいるマーティとドクを見ると
ビフ「おい!、何を見ている」
マーティは面倒なのでビフを殴った。
マーティ「もう一度寝てろ、ロイのかたきだ!。」
ビフはあっけなくもう一度気絶した。
ドク「ロイのかたきも取れたし、さぁ、デロリアンまで運ぼう。」 2人はビフを駐車場に置いてある自分らが来たデロリアンまで運んだ。
前回はジェニファーを運んだがさすがに男でこの体格、重たくて引きずりそうだったがなんとか運べた。
ドク「ビフを1955年に送り返したらデロリアンを潰すからなマーティ。」
マーティ「また?、ドク、二度とタイムトラベルしなの?」
ドク「あ、言い方が違ったな、壊れている8人型デロリアンはもう危険すぎるから壊すぞと言いたかっただけだよ。前のようにタイム トラベルを終わらすつもりはないよ。」
ようやくデロリアンにたどり着きビフをデロリアンに乗せた。
ドクは運転席に座り、マーティはビフが乗っているのでわずかに開いた隙間に座った。
ドクは目的時に1955年11月12日午後10時10分とセットし雷が心配なので念のため車は地上走行のまま時速88マイルまで加速しタイムスリップした。
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