[29] 第28話 |
- 管理人ドック - 2005年04月17日 (日) 13時18分
マーティ「ち・ちょっと、お・落ちるよ!、何か案ないの?」
ドクは考えて、手を叩いた。
ドク「そうだ、この車は元はフューチャーテクノロジーの物だから操縦してもらえばいいんだ。」
マーティ「でも、どうやって教えるのさ?」
ドク「マーティ、トランシーバーを持ってないか?、私のは車に乗る前に取られてしまったが。」
マーティはポケットからトランシーバーを出した。
マーティ「ドクのがないから片方だけじゃ意味ないじゃん。」
ドク「ほら、思い出してみろ、これは私以外にもフューチャーテクノロジーにつながっていると言っただろうが。」
マーティは手を叩いた。
マーティ「そうか、そういえばつながっているって言ってたよね。」
マーティはドクにトランシーバーを渡した。
ドクは急いでフューチャーテクノロジーマークを押して応答を待った。
ジョディー「はい、ジョディ研究員ですが、何かありました?。」
ドク「ああ、ジョディーかね!、実は今、8人型デロリアンに乗っているんだ。」
ジョディー「そうですか、作戦は成功したのですね。」
ドク「いや違う!、作戦が失敗して今2015年10月22日にいるんだ。」
ジョディー「それはまたなぜ?。」
ドク「説明は後だ、大至急この車を操縦してくれ。」
ジョディー「わかりました。予備の操縦機で運転します。」
すると警報機が止まり車が静かになった。なんとエンジンが完全に止まってしまったのだ!。車は落下速度を速め地面にみるみる近づいていった。
マーティ「ドク!、急いで!、時間がないよ!!。」
ドクは急いでもう一度フューチャーテクノロジーに連絡した。
ドク「急いでくれ!、車が墜落しそうなんだ!、時間は2015年10月22日午後3時35分だ!。」
墜落と言う言葉を聞いてもたもたしていた研究員は急いで操縦に取り掛かった。
研究員は車の検索欄で「2015年10月22日午後3時35分・ヒルバレーで走っているデロリアン」と検索すると10件以上出てきたので迷っていると墜落しそうと言う言葉を思いだした。そこで「2015年10月22日午後3時35分・ヒルバレーで墜落しそうなデロリアン」と変更して打つと1件しかなかった。その車の操縦権をフューチャーテクノロジーに変えた。
その頃ドクとマーティは祈るような気持ちでエンジンが鳴るのを待った。デロリアンは後50メートルもないくらいの所でエンジンが息を吹き返すように掛かった。そして車は上昇していった。
マーティ「た・助かった・・・、今度こそ助かったんだね。」
モニターにジョディー研究員が映った。
ジョディー「博士、大丈夫ですか?、間に合いました?。」
ドクは驚きの連続でしばらく放心状態になっていたが場を理解して
「あ・・・ああ、大丈夫だ、間に合ったよ。しかしよくぞこの車見つけられたな。」
すると、操縦している研究員が映った。
研究員3「ええ、かなり迷いましたがその時間に墜落しそうなデロリアンと書いたらその車しかでませんでしたから。」
ドク「すばらしい検索の仕方だったぞ!。」
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